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“韓ドラあるある”=最初の数話は我慢しろ!

韓国ドラマを見始めて、一つよくわかったことがあります。

それは、「最初の数話はとりあえず我慢しろ」

もうこれ本当に韓ドラあるあるですね。

1話~3話あたりまでは、展開が冗長だったり、ぴんとこなかったり、何が面白いのかわからなかったり…なぜか、韓ドラはそんな作品が多いのです。

とはいえ。

序盤はたるいけど、それを乗り越えると超絶面白くなる。なぜか韓ドラはそんな名作が多いのです。

3話から一気に面白くなった「梨泰院クラス」


私にとっては、大ヒットした「梨泰院クラス」がまさにそうでした。

1話、2話は妙に重たくて演歌かあるいは昔の大映ドラマか?みたいな風情。

主人公のパク・セロイとその父親を襲う悲劇、セロイの宿敵となるチャン・デヒの冷酷さなどが目立ち、暴力的なシーンもある重苦しい展開、正直つらくて、何度も再生を止めようと思ったか。なんでこの作品、あんなに世間で支持されてるんだろう?と、失礼ながら不思議に思いました。

ところがどっこい、3話になったらドラマのカラーが激変したのです。

きっかけを作ったのは、3話で本格的に登場したダブルヒロインのもう一人、チョ・イソ

気が強くて利発で猟奇的な魅力にあふれるイソ。彼女が動き出すと、ドラマのテンポが一気に軽快になりました。1話2話はド演歌な世界だったけど、3話から突然キラキラと最先端の流行ポップスが流れ出した…みたいな感じ。

イソがセロイと出会ったときから、ドラマがどんどん攻めに転じていきます。飲食店を開いたセロイは、イソをマネージャーに採用。最初こそ小競り合いもありますが、やがて仲間たちと絆を結びながら敵に立ち向かっていく。

どんどんパワーをつけていくセロイとイソとその仲間たち。彼らの姿が本当痛快で、2話まで首かしげていたのが嘘のよう。私もこのドラマに夢中になり、「いや、面白い!これは人気出るはずだわ』と脱帽でした。

韓国ドラマはなぜ途中から面白くなるのか?

私はまだ8~9作品くらいしか見てない韓ドラ初心者ですが、ここまで見てなんとなく感じるのは、最初の数話はあくまでプロローグ、導入で、まず設定やキャラクターを理解してからドラマを展開させる…とうのが韓ドラセオリーなのかなということ。

「梨泰院クラス」だけでなく、大ヒットした「愛の不時着」もそうでした。1話見たときは、正直「何が面白いんだろ?」と首かしげてましたが、3話~4話あたりから、主役の二人と周りの人たちの人となりを理解したら、どんどん彼らが好きになってドラマが面白くなってきました。

面白い作品作ろうとするなら、1話から面白くあるべきで、視聴者を退屈させんなよという意見もあるでしょう。1話つまらなかったらそれで脱落してしまうのも、そりゃそうだよね。

でもね、韓国ドラマの面白さは、序盤のたるさを我慢するに足ります!

8~9本しか見てない私ですら、「序盤であきらめなくてよかった…」と心から思う名作にいくつも出会えました。

「梨泰院クラス」で、この韓国ドラマあるあるを学んだ私。以来、「序盤だけで決めつけるな」と心に刻んで、韓国ドラマと向き合ってます。

最初はどんなにたるくても眠くてもちょっと我慢。ここを超えたら楽しい世界が待ってるんだ…と信じて。

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