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中東へチャレンジ!

みなさん、こんにちは。スタトラのりこです!

今回はGlobal Teachers として5月9日にご登壇いただいた中東バーレーン在住のケントさんについてのGlobal  Teachers で得た学びをみなさんと共有するためにこの記事を書かせて頂きます。

「スタトラがやってるGlobal Teachersってどんなん??」
「Global Teachers 参加してみたいけど、どんなんなんやろ?」
「バーレーンってどんな場所?」
と思っている方には特に必見です!!

まず、Global Teachers って何?って思われた方は下の記事を是非読んでいただけると幸いです。

それでは早速今回のGlobal Teachersの学びを共有していきましょう!!

1、プロフィール

お名前:福田健人さん(以下、ケントさん)

ご職業:GCC市場進出支援

ご出身:大阪市

経歴:1994年、大阪市生まれ。2019年にバーレーンに移住、現地パートナーとProzone GCC(CR: 13305701)を共同設立、外資系企業の中東産油国(サウジ/バーレーン)市場進出を包括的に支援。中央大学総合政策学部卒(中東地域研究)。2010年代に全アラブ諸国を旅した唯一の日本人旅行者。過去には、世界73カ国を訪問された経験も!

[バーレーンってどんなとこ?]

奄美大島ほどの面積の島国。人口約150万人(うちバーレーン人:約70万人)。1931年、同国中部のジャバル・アル=ドゥハーンにて湾岸アラブ初の油田発見。1971年の独立以来、脱石油化を進める。主要産業はアルミニウム製錬、金融業など。近年はFintech分野などでのスタートアップが世界的な注目を浴びる。首都マナーマは駐在員コミュニティInterNationsの「暮らしやすい町」世界一にも選ばれたことも(2017年)。世界遺産3件を抱え観光業も盛ん。

それでは今までケントさんはどんな経験を積まれたのか。そしてこれからの未来に何を想っているのでしょう。

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2、中東に関わり始めたきっかけ

Q まず、日本にいる中であまり身近に感じることがない中東でなぜ働こうと思い始めたのか。

A きっかけは中東が好きで学生時代に経験した世界の多くの国を訪ねていく中で1番住んでみたいと思ったから。旅行の中で将来的に働きたいと思えるホスピタリティ、外国人をもてなす点、温かい雰囲気の街などを感じ、ケントさんが以前に持っていたイメージとのギャップがあったそうです。

Q バーレーンで働くメリットって?

A 仕事面でいうとバーレーンの位置付けとしてサウジアラビアが近くにあり経済的に自由な環境であること。また、外国企業が進出しやすい環境でもある。それにもかかわらず、現時点でこの地域と関わっている日本人が少ないのでそれが1番のメリット。
自分が1番生き生きできる環境であり、他の人が持っていない経験を積むのにはベストな場所であり、25歳だからこそ、その唯一な点に価値を感じている。

3、コロナウイルスと宗教について

Q 最近、世界はパンデミックの状況にあるけれど、バーレーンでのコロナによる影響はどうか?

A 中国でアフリカ人が差別されている、などといったその国ナショナリティを持っていな人を差別するような傾向は一切ない。

Q 中東ではこの時期から宗教の行事が多くある中でコロナによって中止になりましたか?

A 断食月がありましたがそれに関して宗教関係者は優先、続けていく意向を示しています。モスクでの礼拝も感染防止対策を講じながら続けられています。

Q バーレーンでのコロナ感染者数は増加していますか?

A 初の感染者が出てから2週間近く経っていますが、感染対策はかなり上手く続けられていると思います。ここ数日で200人しか増えていません。また、医療体制も充実されています。ICUの数がここ数日でかなり増え、病床数は十分確保されています。世界一の検査率を誇り、人口の10%は検査済みです。
バーレーンの財政は赤字ですが国民を守るために多くのお金を感染対策に注ぎ込んでいますね。外国籍の人を含めて個人の医療費負担はありません。

Q では、バーレーンには他の国出身の人もたくさん住んでいてその中でもインド人が多いそうですが、やはり外部から来た人の方が住みづらいですか?

A そんなことはない。あくまでスキルに重点を置かれているので。なので確かにインドから出稼ぎに来ている人は比較的給料は少ないかもしれない。ですが、自分の持っているスキルを試したい、新しい環境でチャレンジしたいと考えている人にはベストな場所。

Q 中東の宗教事情は?

A バーレーンは人口の99%がイスラム教徒なので、もちろんイスラムを暴徒したり、ムハンマドを否定するような発言は絶対にNGです。

Q 女性と男性の格差はありますか?

A ありますが日本と同じくらいだと思います。偏見は大きな問題につながります。ネットでバーレーンについて調べると「女性は一人で飲食店に入れない」などと書かれていますが、バーレーンの文化的にます女性も男性の一人で飲食店に入ることはあまりありません。なので、女性が複数人で集まることに関して制限や白い目で見られるといったこともありません。イスラム教徒は基本的にお酒を飲まないので、スーパーなどにお酒は売っていますが、公共の場での飲酒はダメです。

4、言語と経済について

Q バーレーンでの言語事情について教えてください。

A 基本的にビジネスでは英語が使われます。もともとイギリスの保護領なので。ですがローカルの友達もいるのでアラビア語も勉強していますが、なかなか難しい言語ですね。特に文法とアーンミーヤ(口語)が。
基本的に街でも英語が通じるので英語を使っていますが、生活している上でアラビア語を使われるとみんなに喜ばれます。

Q 最近、世界中で油価が下がっていますね。

A はい、中東は石油輸出に依存している国が多いですが、油価が下がり始めて2週間経った今、まだ直接的に被害はありません。もともと油価のギャップを得て経済発展してるので財政赤字は間違い無いですが。
今後、油価が回復に向かうとそれは世界経済の回復を意味するときでしょう。

Q 2019年、サウジアラビアがビジネス目的以外でも入国可能になった経緯を教えて下さい。

バーレーンにいるので正直な話ができますね。一つの多くな要因は、ある一人の人が絶対的な権力を持っているので、誰も彼に背向けないことです。対外的なイメージを重視しているので。サウジアラビアって憶測で批判されることの多い国なんです。例えば女性は運転できないという偏見、実際はそこまできつい制限はありません。なので、そんなイメージを払拭するための入国制限解除だったのではと思います。
昔はここまで保守的な国ではなかったのですが、1970年代からイスラム主義の傾向が生まれてきました。映画の上映制限や女性の運転制限が急に厳しくなりましたが、最近ムハンマド皇太子が一気にこの風潮を変え、今は「元のサウジアラビアに戻す」という傾向にあり、かなりオープンな国になって来ているのでその点で変化を感じます。

5、移住してみて…

Q 移住して見えたバーレーンとは?

A 移住する前から旅行で訪れていたので、移住してみてびっくりしたことは無いですね。アラブ人は怖そうとかは偏見で日本人と同じように人によります。
また、バックグランドがかなり異なる人と関わるので、いくら価値観が違っていても「そんなこともあるんだ」とあくまでも全て受け入れるスタンスでいます。

Q 中東の気候は快適ですか?

A 夏は50度近くになりますね。でもローカルの人たちも外に出る機会がほとんどありません。基本的にエアコンの効いた車で移動するので。生活しづらいと感じることはあまり無いです。

Q 移住してから1番困ったことは?

A 物価が高い点ですね。家賃が特に高いです。給料は日本の方が高いのに物価は日本より高いです。なので相対的に暮らしにくいと言えますね。
バーレーンは仕事に対してのプレッシャーが日本より少なので楽に仕事はできますが。

Q 中東へ進学する、そこで仕事をするメリットは?

A 人脈が手に入る。また「中東の大学を卒業した」という肩書が手に入るので就職の時に有利であったり、興味を持たれる点ですね。

ありがとうございました!

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5、まとめ

いかがでしたか?

ケントさんは一つ一つの質問に対してとても丁寧、なおかつ素早く回答されていました。

世界中の国をめぐり、様々な体験をされてきたからこそのマインド、尊敬します!!

私たち日本人にとって、中東は普段身近に感じにくい地域ですが、この記事を読んで少しでも興味が湧いたり、身近に感じてもらえれば幸いです。

今回はご登壇していただきありがとうございました!

以下にケントさんのTwitterのアカウントを貼っておきますので、ぜひフォローされてください!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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