まうりりお

かれこれ10年以上PdM/デザイン周り携わっています。現在はレガシー産業のDXと向き合…

まうりりお

かれこれ10年以上PdM/デザイン周り携わっています。現在はレガシー産業のDXと向き合っています。 PdM・UX・ユーザビリティ・組織づくりあたりが守備範囲です。留学先でのプロジェクトや研究分野もUX関連のテーマだったので実はアカデミックな話も好きです。

最近の記事

ダイエットに関するUX改善PJT 中間報告 ~意識すべき3つのモード ~

タイトルの通りネタnoteですが、なんとなくUX意識するとダイエット続きそうだなーと思ったので可視化してみます。暇つぶしに是非。 ちなみに友達に話したら全然共感得られなかったので、過去最高の駄noteになってる可能性大です。 中間報告サマリ■ 本取り組みの背景と目的 2022年1月中旬からダイエットを開始。1.5ヶ月で8kg程度の減量に成功した要諦と、継続する上で必要な仮説についてUX面から整理することでさらなる成果創出に繋げていく。 ■ 減量の要諦 ダイエット成功には、

    • WordCloudイントロ作ってみた (仮)

      ※ 勢い任せの投稿すぎていつかそっと消しているかもしれないのですが、python勉強シリーズの一環でWordCloudを扱ってたときに思いついた内容そのまま投稿してみます。ほんとしょうもないのですが許してください。 WordCloudとは?念の為ワードクラウド知らない人向けに言うと、このnoteのトップ画みたいなやつです。 真面目に説明すると「文章中で出現頻度が高い単語を選んで、その頻度に応じた大きさで図示する手法」だそう。 WordCloudでイントロとは?画像に出てく

      • ビジネスの数値やKPIをユーザ起点に翻訳するのもUXの人の大事な役割よね

        言いたいことKPIに気を取られると、ユーザや価値”が置き去りになりうる KPIを達成した状態を1人のユーザの行動変容として定義することで、すべての活動が顧客起点になりうる “顧客起点”で考えることでチーム活動の主語がユーザになり、チームの発想力・生産性向上に繋がっていく 数値成果をダイレクトに追った末路極端な例ですが、KPIに気を取られユーザや価値が置き去りになるケースをよく目の当たりにします。 例えば「キャンペーン」「ポイント」「ゲーミフィケーション」とかの施策アイデ

        • 4種類のユーザ調査を使い分ける

          調査目的の分類私はユーザ調査をざっくり4種類の目的で使い分けてます。 1. 機会の発見: 市場参入にあたっての事業機会/インサイトを抽出する 2. コンセプト定義: 「どハマり」するユーザの輪郭と理想状態の定義 3. 顧客体験定義 : 長期の体験シナリオを定義すること 4. UIを磨き込み: 使い勝手/コミュニケーションを良くする さっそくふわっとしていますが下記にてそれぞれ詳細。 1. 機会の発見 2. コンセプト定義 (or アップデート方針定義)3. 顧客体験定義

        ダイエットに関するUX改善PJT 中間報告 ~意識すべき3つのモード ~

          顧客解約率の動向が株式価値に与える影響が大きそう、という話を受けて

          だいぶ遅れてしまいましたが... 下記ツイート見て、思ったことを備忘的に。 内容としては、(諸々あって実現はだいぶ先になるかもしれないけど)SaaS的な世界の中では、顧客解約率が株価に大きく影響しそうだ、という話。 今後この話は、SaaS銘柄に限った話では無くなっていくのでは、という考えを備忘がてらメモっておきます。 ビジネスはすべて「SaaS的な世界観」になっていく賛否あると思いますが、「1回何かを購入して終わり」というようなトランザクション系のサービスも含めて、今後

          顧客解約率の動向が株式価値に与える影響が大きそう、という話を受けて

          勉強がてら、ブレスト時に活用できそうなAIツール(仮)を必死に作ってみた

          GW中は勉強がてらWord2Vecで遊んでいました。今日はそのアウトプットである「aidea」と名付けたサービスをベースに、日々仕事の中で得ている「AIを用いたプロダクト開発に関する学び」にもちらっと触れたいなと。 ※ アウトプット自体は激ショボです。少しでも技術の理解を深めたいという思いでの取り組みでしかない、という言い訳させてください(´・ω・`) 調子悪いと激重になることあるのであまりおすすめはできないのですが、もしご興味あれば下記で見られるので興味あればどうぞ。

          勉強がてら、ブレスト時に活用できそうなAIツール(仮)を必死に作ってみた

          AI×UX: 最適化提案は、「気が抜けた時」 に最も力を発揮する?

          すげーーマニアックな記事なのですが、某R社でPdMをやっている後輩と話したときに「ためになった」と感謝してもらえたので、誰かしらの役に立てることを祈ってメモ残しておきます。 ※ AI/最適化などを活用してサービス企画/UXデザインなどやっている人を対象に書いていますが、ただ対象の人たちに対しても本当に価値提供できているか謎です。 ※ 取り扱いテーマは先日の「AIと信頼」の記事(下記)に近いのですが、改めてちょっとしたTips的に捉えてもらえると。 よくぶち当たる課題: 最適

          AI×UX: 最適化提案は、「気が抜けた時」 に最も力を発揮する?

          AIと信頼: UX観点から、AIの信頼をどう担保するか - AIプロダクトに関わるデザイナーの新たな役割より-

          先日「AIプロダクトに関わるデザイナーの新たな役割」でお話させていただきました。 ↑の内容については近いうちまとめますが、今日は質疑応答の中で出た「AIと信頼」について、備忘がてら簡単に整理しておこうかと。 問: UXの観点から、AIへの信頼をどう担保するか?ブラックボックスと捉えられているAIに対しては、「信頼」というテーマがつきもの。 イベントの中では、「AIと信頼」というテーマに関して、大きく3つのアプローチをお話しました。(meceじゃないですが…笑) ① 納得

          AIと信頼: UX観点から、AIの信頼をどう担保するか - AIプロダクトに関わるデザイナーの新たな役割より-

          UXデザインは、サービスに愛を注ぎ込む役割なのかもと思った話

          自分の好きなことばっかり書いていてUXの人感ゼロですが、学生時代も含めて10年以上UXに携わって来て今思うことを。 念の為、UXに携わっていた略歴 2009頃〜UX関連の研究 @東工大 Affective Lab 2010〜11 デザイン思考関連の留学 @スタンフォード d.school, aalto univ 2013〜18 UXコンサル @beBit 2019〜 UX デザイングループ @AIスタートアップ UXデザインっていいなと思った話①: 新サービス/新規事業

          UXデザインは、サービスに愛を注ぎ込む役割なのかもと思った話

          よく使うフィードバックを一旦整理してみる

          (比較的若めの)部下やインターン生によく言ってたフィードバックと、フィードバックの際に意識することをとりあえずまとめておくだけでも何かしら価値あるかもなと。とりあえず整理してみます。適宜追加する予定。 伝えること<仕事全般> 1. 伝えたいことではなく、伝えたいことと聞き手の状態のギャップを意識してほしい ゴール(目指すべき状態)とユーザの状況、そのシナリオを考えることがすべての基礎 2. InternalMTGでは、過去の実施事項やプロセスでなく、未来の「やりたいこ

          よく使うフィードバックを一旦整理してみる

          「セグメント」の概念の認識揃えたいから、4つのレイヤーに整理してみる

          会社の中でも「セグメント」っていろんな概念で使われるなと思ったので自分の中で整理をば。 個人的には大きく4レイヤーのセグメントを扱っているなと感じております。 1. サービス/プロダクトのコンセプト策定のためのセグメント 2. UX設計のためのセグメント 3. チャネルベース(主にプロモーション)のセグメント(ex. 顕在〜潜在) 4. コンテンツのセグメント(ex. 価値観) それぞれ下記にて整理してみます。 1. サービス/プロダクトのコンセプト策定の上でのセグメ

          「セグメント」の概念の認識揃えたいから、4つのレイヤーに整理してみる

          UIデザイナは「中級者」を、マーケ/営業は「初心者」を見てたから目線が合わなかった話

          UIデザイン領域でも稼働してたあるプロジェクトで、マーケ/営業の人と視点の違いを感じたことがあったので書き留めておきます。※ 一部脚色もあるのですが許してください。また、本noteでは「マーケ」を「プロモーション」的な位置づけとして記載しています。 はじめに: UIデザイナとマーケ/営業で、どんな違いがあったか一般的な認知〜定着のファネルで捉えたときに、マーケ/営業は左から「コミュニケーション」で世界を捉え、UIデザイナは右から「オブジェクト」で世界を捉えているなーと思った

          UIデザイナは「中級者」を、マーケ/営業は「初心者」を見てたから目線が合わなかった話

          「デジタル化」の落とし穴。UX観点から「電子書籍」を考察してみる。

          ふつーーーの話かもですが、たまに人に話すので備忘メモ程度に。 デジタルサービスを考えるときに、「リアルの世界をデジタル化する」って枠組みを考える人が結構いるけど(動画とか、ライザップ系サービスのデジタル化とか)結構ドツボにハマることが多いのでは、というnote。 よくある"紙の書籍 vs 電子書籍"論争のいびつさ電子書籍は概ね「紙を前提として最適化された書籍をデジタル化したもの」でしかないので、ほぼデグレードでしかないと思っています。 それでも「俺、紙派なんだよね」「俺

          「デジタル化」の落とし穴。UX観点から「電子書籍」を考察してみる。

          "無意識"が生み出す体験の変化 / "サブスクリプション"をUX側面から捉える

          MaaSの記事書いているときに必要になったので別立てで書かせてもらいます。 今回は「定額制」について。本来はブランドへのロイヤルティの話と近いのですが、世の中には単に「流行りだから、収益性が高いから、利用者にとってのコスト対効果が良いから」くらいにしか意識されないこともあるかもと思い、きちんと言語化してみます。 従量課金や定額課金などの「価格体系」は、体験に大きな影響を与える。身の回りのものでみなさんも結構体験しているかも、という記事です。 ちょっとマニアックです。 例え

          "無意識"が生み出す体験の変化 / "サブスクリプション"をUX側面から捉える

          MaaS構想(というか妄想)〜都市はいずれオンラインに乗っかり新たな文化を作る〜

          奇しくもインターネット上で個々を識別する単語を、「Adress」と名付けたのもなんか面白いな、と思いつつこの記事書いています。 超今更感ありますが、今回はMaaSの世界観解釈、今後の展望(妄想)について。個人的にむちゃくちゃ可能性感じる分野です。 大雑把な主張としては、MaaSって単なる移動手段の話ではなく、インターネット革命レベルの話だと思ってるよ、という話。 Maasとは言わずもがなですが、Mobility as a Serviceの略。定義は下記らしい。 Maa

          MaaS構想(というか妄想)〜都市はいずれオンラインに乗っかり新たな文化を作る〜

          Fabric Tokyoさんから学ぶ、D2Cのマーケティングや組織づくりへの考察メモ

          「D2C」がアツい(念の為)D2Cとは、「Direct to Consumer」の略で、自社で企画・製造した商品を、自社の販売チャネルで販売するモデルのこと。 海外では創業3~8年のD2Cブランドが、年商150億〜300億まで急成長しているそう。有名なところで Warby ParkerやEverlane、Away、Casperなどが挙げられます。 日本におけるD2Cの代表格であるFabric Tokyoさんが、私の大好きなOMO的な世界観をむちゃくちゃ体現していると感じた

          Fabric Tokyoさんから学ぶ、D2Cのマーケティングや組織づくりへの考察メモ