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バーモント州でスタートアップ!あの有名な創始者から勝利宣言を受けた夫...手には大金が!?

突然ですが

皆さん、夫の隣に写っていらっしゃる、このファンキーなオッサンをご存知でしょうか!?

う〜ん、日本ではご存知ない方が多いかな〜!?

私達にとってこの方は、バーモント州に越してくる以前から “絶対いつかお目にかかりたい” と思っていた人物で...

だからバーモント州に越してきて、こんなにも早くにお会いできるなんて...それも一緒に写真を撮ることができるなんて驚いてます!

この方は 【Seventh Generation(セブンスジェネレーション)】の創始者の1人なんです!

“...って『Seventh Generation』ってナニ!?”

ですよね(笑)

アメリカ全土のスーパーマーケットや量販店では、必ず置いてある自然派の洗剤メーカー『Seventh Generation』!!

私達が普段使っている洗濯洗剤も『Seventh Generation』だったりして、北米ではかなりポピュラーな洗剤です!

なんと!この『Seventh Generation』、この小さな町バーリントン生まれ(2016年にユニリーバに買収)なんです!

なので、バーリントンの地元民にとって、このファンキーなオッサンは常に一目置かれる存在というか、スターのような存在で、私達もスタートアップを始める時、起業家として...それはまだバーモント州に越してくる以前から、常に意識にあった1人です。

彼の名前は、Alan Newman

昨夜、バーリントンでDemo Day(起業家のプロダクト発表会)なるものが開催されたのですが、この会の司会進行がAlan Newmanでした。

このイベントは、バーリントンのアクセラレータープログラムに選ばれた8社がプレゼンをし、その中から審査員によって2社に賞金が与えられるというもので、プレゼンをするCEOたちからは緊張感が伝わってくるし、プレゼンを聞く聴衆側からすれば、第二、第三の『Seventh Generation』が生まれるかもしれないという期待もあって興味深いイベントでした。

このイベントでは8社のプレゼン以外に、ミニコーナーならぬ、ある企画が用意されていました。

この日、会場を訪れた起業家に壇上でスピーチをするチャンスを与えるというもの!

目の前には、Alan Newmanがいるし、バーリントンの投資家やアクセラレーター、地元企業の代表も見に来ているので “売り込むには絶好の機会だろ!” ...そんな粋な計らいがみられるコーナーってわけです。

しか〜し!

壇上に上がっても、エレベーターピッチと呼ばれる1分間のスピーチ時間しか与えられません。

しかも、勝敗は観客の拍手の大きさで勝者を決めるという厳しいルール。

Alan Newmanは、自分の帽子に自らお金を入れ、その帽子を観客席へとまわしました。

その帽子に観客らがお金を入れていきます。
なんと!帽子の中に集まったお金は、拍手を集めた起業家へ賞金として全額渡されるというのです。

そのエレベーターピッチに挑戦した夫。

1分でスピーチを終えることができなければ、ブザーを鳴らされ、強制的に話を止められます。

一人目の挑戦者は1分以上のスピーチとなってしまい、無残にもブザーを鳴らされ、話の途中で強制的にスピーチを止めさせられるという後味の悪いカタチで終わりました。

さて、夫の番...。

緊張しつつも、スピーチの中でPIKIPの写真の進化系(まだ企業秘密だよ)を実演してみせると...

「Hmm...!!」

観客席から驚いたような声が漏れたのを私は聞き逃しませんでした。

と同時に、終始手元の書類に目を通していたAlan Newmanが書類から目を離し、夫が手にするPIKLIPの写真に食いついたのです。

夫の手元に集中するAlan Newmanと観客の驚く反応を目の当たりにして

“もしかして...もしかして...!!! パパ勝てるかもしれない!”

観客席から観ていた私と娘はそう言って目を見合わせました。

全員のエレベータピッチが終了すると、Alanが誰のスピーチが良かったか、出場者一人ひとりの名前を読み上げ拍手を観客に求めました。

夫の名前を呼ばれると、私も娘も精一杯ヒューヒューと声援を送りました。

ここから、まずは声援の大きかった3社にしぼり、また拍手をさせて勝者を決めるという流れなのですが、突然Alanが

「勝者は私が決める!!」

と言い出したのです。

そして、Alanがこう言いました。

「勝者は...Leo〜!!!!!」

OMG!!!!!

Alanの帽子に入っていたお金が夫に手渡されたんです...(゚A゚;)ゴクリ

娘が目を輝かせながらこう言いました。

「イエーイ!LOL(←オモチャ)が買える〜💕」

...なんでやねんっ(笑)

イベントが終わり、会場から廊下に出ると、偶然にもAlanと鉢合わせ!

↑この時、Alanが夫にこう話したそうな。

「実はな、私はこのイベント本編のプレゼンよりも、エレベーターピッチのようなミニコーナーが好きなんだ。ああいう準備なしのぶっつけ本番で勝てるヤツが勝ち残っていく世界だ。おめでとう。」

何かが始まっていく予感がしてます。

ってか、バーモント州、想像以上に良くない!?

ミラクルなハプニングと日々の出会いに感謝します!

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