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メキシコのファミリーオフィス紹介①:Solve Awards

今日はメキシコのファミリーオフィスの一つ、Solve Awardsを紹介します。

持続可能性に注力する事業に資金を与えるNPO

Solve Awardsは、持続可能な社会の構築に貢献する事業に資金を与えるNPOです。CO2削減、循環型経済、生態系の保全、健康と福祉などを促進する起業家に、コンテストを通じて$150,000 USDの賞金を与えています。

Solve AwardsのHPより

創業者はプライベートエクイティなどの事業で成功したLuisさん

創業者は、プライベートエクイティ事業などで成功し、メキシコで有名なビジネススクールのディレクターや、メキシコ政府のイノベーションに関するコミッティーの委員を務めたLuisさん

先日打合せをしましたが、持続可能な社会の構築のための投資にとても情熱を持っていて、日本の環境技術などをメキシコに持ってこれないか等、様々なテーマについて意見交換をしました。

フォーカスはVCと同じく中南米

Solve Awardsはメキシコのファミリーオフィスではありますが、メキシコの起業家だけを支援しているだけではなく、中南米全体の起業家を支援しています。前回紹介したVCのDalus Capitalと同じように、中南米全体を一つのエコシステムとして考えて事業に投資をしています。

様々なアクターの相乗効果でイケてるスタートアップは生まれる

前回紹介したDalus Capitalと話していても、Solve Awardsと話していても思うことですが、彼らだけではイケてるスタートアップは生まれない、ということです。彼らは確かに資金は提供できますが、やはりそれだけではダメなんです。金だけ渡しとけばいいでしょ、という話ではない。

いろんなアクターが協力して相乗効果を発揮することで、イケてるスタートアップは生まれます。

以前僕が勤めていたアクセラレーターのPlug and Playで知り合った人がオモシロいことを言っていました。

「起業は感染症みたいなもんだ」

これは、なるほどと思いました。身近に行く人が1人、2人、3人と起業していくと、自分もやってみようかなと思って起業してみたくなるんです。

あいつができるんなら俺もできるんじゃないか、と。

そんなポジティブな感染症のパンデミックをここメキシコでも引き起こせるように、引き続き活動していこうと思います。

注)本記事はJICAの公式見解ではなく、専門家個人の見解、所管です

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