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新しい気持ちで大劇場公演を観た話

さききわ大劇場公演も2作目。
春の温かさに誘われて、夏に引き続き大劇場にて雪組を観劇。
夏のお披露目の感想は年末に以下の記事に書き留めた通り。私は秒速で雪組ファンに舞い戻り、その後もオデッセイ中止の悲しみが雪のように降り積もり、積雪に耐えきれず崩壊し、愛が溢れていった。

さききわ好きな自分

贔屓を見送ったとはいえ、まだ宝塚好きになって日が浅いひよっこファンな私。日が浅い故(?)、いわゆるトップコンビへのこだわりをもった経験がない。
が、オデッセイ中止の悲しみの雪が溶けると、さききわがめちゃくちゃ好きな自分という芽と対面することに。中止期間、ベネチアの紋章のBlu-rayを見て異常な胸のときめきを感じた。
おや?自分めちゃくちゃさききわ好きじゃん…
斯くして、私はさききわ大好き人間として、夏とは違う新たな気持ちで大劇場公演へ向かった。

「夢介千両みやげ」は、公演が決まってから原作を読んだ。素直で真っ直ぐな夢介(咲ちゃん)と、強いお銀(きわちゃん)。これ、色々なものを削ぎ落とした時に、残る芯の部分がここだと思っている。よく、こんな原作見つけてきたなぁと唸った。
さききわが好きな理由は沢山あるけど、最大の理由は、劇団側が見せたい景色と私の見たい景色が一致していることにあるのかなぁと。

壬生義士伝のこともあったから不安しかなかったけど、実際に、私の見たかった二人の関係が芝居とショーで沢山見られた。
特に、銀橋を男役引き連れて赤と黒のドレスで渡るきわちゃん最高!からのデュエダンは、夏の記事に書いたように「共闘」なさききわが見られて、最後3cmくらい興奮で座席からお尻が浮いていたと思う。

和希そらくんとの化学反応

さききわ楽しみ♪ルンルン♪ってだけで劇場に向かったわけでなく、少しそらくんが加入した後の雪組がどのように見えるかについてはドキドキした。

正直、あーさとそらくんってアイドルキラキラタイプで、持ち味が似てるな~被っちゃうけど大丈夫なのか?!と、見る前は不安だった。
が!それは大きな間違いだったことに気づく。
二人並んでいると、
あーさ=陽   そらくん=妖
という、それぞれ違う「よう」を纏っているんだよね。

そして二人がそれぞれショーで引き出す咲ちゃんの表情が違うのがまた面白い。あーさとそらくんの纏う雰囲気と逆の表情をするんだよな~

咲ちゃん×あーさだと、私がまだマックスとキャロルを引きずっているせいか、咲ちゃんは妖艶だし強い感じの表情を見せる。笑顔もニヒルな感じ。あーさが明るい太陽のキラキラで向かっても、咲ちゃんはクールに構えてそれに引きずられない。

咲ちゃん×そらくんでは、咲ちゃんが純粋な陽の表情を見せる気がする。
そらくんの妖艶さが、「さきさん、舞台では強い姿を見せているけど、本当は純朴なお人なんでしょ、私の前では隠さなくてもいいのよ」と、咲ちゃんの心に入り込んで柔らかさを創出しているような…そらくんの妖艶さの前では、隠し立てできないようなそんな感じ。オーロラとプラズマの場面だからそう見えたのかもしれないけど。
まだまだ他の場面も含めて見足りない!観察と研究が必要ですな!


さきあさのお遊び道具

さきあさわちゃわちゃのFFパレードが遥か遠い昔に感じますな。あ、まだ千秋楽から4ヶ月位しか経ってないと…雪組目まぐるしく変わりすぎ!まだ2021.4.11からだって一年経ってないんだぜ!!面白い、楽しい!!!

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