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推しマンガ発表!

こんにちは、あかりです。

4月26日に、以下のようなツイートをしました。

これは、ゴールデンウィークにマンガを読んで、好きなマンガに出会えたらその感想を送っていただきたく、企画しました。ただ、必ずしもGWに読んだものに限らないのですが。

結果から言うと、7名の方が参加してくれました。

正直にいうと、もっとたくさんの応募が欲しかったところなのですが、応募してくれた人たちが丁寧に熱い感想を送ってくれたので、とても感謝しています。送ってくれた方々、ありがとうございました(*'▽')♡

今回は、「2票以上の票が入ったものはランキングに入れよう。1票だったものはnoteにて感想を全文公開しよう。」と思っていました。

結果的には、7名全員が異なるマンガに投票してくれたので、そのすべてを載せることができます。

お待たせしました。こちらが今回応募してくれた皆さんの推しマンガです!なお、今回は私が読んだことのないマンガばかりなので、私のコメントは載せません。純粋に皆さんの感想をお楽しみください(*'▽')

※『作品名』作者(出版社)何巻まで発売中or全何巻で完結済み
の形式で書いています。

もの子さんの推しマンガ

『この音とまれ!』アミュー(集英社)全24巻

これは高校の箏曲部の話で、廃部寸前から部員を集めて最終的には全国一位を目指す!というお話です。
お箏のことは全然分からなくても大丈夫!
キャラクター1人1人が魅力的で、成長していく姿にうるうるします。
少年漫画というカテゴリですが、恋愛要素もあるので普段少女漫画しか読まない!という方におすすめしても高確率で気に入ってもらえます。
ただキラキラしているだけではなくかなり重い過去を抱えたキャラクターもおり辛い部分もありますがそこが良い!
とにかく全体のバランスがいいので皆さんに読んで欲しい作品です。

つちださんの推しマンガ

『緋翔伝ー幾千の月のかけら』夢来鳥ねむ(メディアワークス)全6巻

生前に重い罪をかかえたまま死んだ者が鬼になり、人に認知されることなく善い行いをしていくことで人に生まれ変わることができるという物語。

登場人物の鬼は5人、皆、どうしようもなく生きるためや守るもののために大きな罪を抱えて死に、鬼になった。

何が正義で何が悪なのか、全体を通して強く考えさせられます。
物語の登場人物に鬼退治の英雄、源頼光と四天王も登場し、昔話や言伝えをそのまま受け止めていいのかと感じるようになります。

自分はこの物語を読んで、民俗学を勉強するようになりました。

各巻には巻頭にストーリーをより深く知れる絵本と、巻末に5人の鬼の生前の物語を綴った小説があります。
6巻完結の物語ですが、過去に未来に、深い設定に酔いしれることができます。

残念なこととしては、絶版になってるので紙の本で手に入れるのは難しいです。それでも多くの人に読んでもらいたい物語です。

ひょうちゃんの推しマンガ

『寄生獣』岩明均(講談社)全10巻

【あらすじ(Wikipediaより)】
ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。その生物は鼻腔や耳孔から人間の頭に侵入し、脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、他の人間を補食するという性質を持っていた。自在に変形する寄生後の頭部はもはや人間のそれではなく、刃物のように鋭くもなり、鞭のようにしなやかにもなり、数名以上の人間あるいは猛獣(ライオン)ですら一瞬で葬り去る。頭部は普段は人間そっくりに擬態しているが、捕食時には全体が大きな口のようになる。彼ら「パラサイト(寄生生物)」は高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
【好きなポイント】
やはり設定が秀逸。謎のパラサイトの存在は、最後まで読者に“存在価値”“存在意義”について考えさせる。そんな中、主人公・泉新一の脳をのっとろうとして失敗し、右腕しか奪えず共生することになったパラサイト(通称ミギー)。新一とミギーの間にはいつしか友情が芽生え、でこぼこながら、とても良いコンビに成長していく。少し古いがど根性ガエルの「ひろしとピョン吉」のような相性の良さを感じられる。
恐ろしいパラサイトの侵食の中にあって、ほのぼのとした日常、ユーモラスな人間関係が描かれるのも本作品の魅力の一つ。また、人間に成りすまして生活するパラサイトたちも、どこかしら茶目っ気たっぷりだ。
【おすすめポイント】
やはり自在に形を変えるパラサイトの描写が見もの。今となっては呪術迴戦をはじめ数多くの奇っ怪な姿、形のマンガも増えてきたが、元を辿ればこの作品が最初ではなかったろうか。しかも、画力が高くあまりに美しく奇怪な姿を描くのである。そのため、絵が雑にならず戦闘シーンがスーパースロー再生を見ているかの如く、美しく流れる。
一方で主人公とヒロインの淡い恋心の進展も物語全体を通して追いかけており、青春恋愛要素も捨てがたいものがある。
【注目ポイント】
人間とパラサイト、相容れないはずの関係を持つ関係でありながら、次第にお互い共生を図ろうとしていくところ。捕食しかできず、生殖機能を持たないパラサイトは人間を利用することを考えるが、パラサイトの中で考え方が大きくわかれてくるのが面白い。中には人間に共感するパラサイトが現れたり、政治家のような考え方をするパラサイトが現れたり。一方で人間のほうも、パラサイトに共感するものや、パラサイト以上に危険な存在なものまで現れ、もはや何が善で何が悪なのかを問いかける問題作となり、実際NHKでもこのテーマの討論番組が組まれたほど。
【結論】
面白さだけでなく問題提起という点でもこのマンガは一読の価値がある。また優れた世界設定、高い画力、スピーディーな展開、バランスのよいユーモアなどなど、どこをとっても一流で、「後世に残したいマンガ」というテーマならNo.1である。今のパニックホラー作家さんに大きな影響を与えたことは想像に難くない。そして、何より言いたいのは、このマンガはホラーではない、グロでもない、正当社会派作品なのだ。

あっしいさんの推しマンガ

『忘却バッテリー』みかわ絵子(集英社)(少年ジャンプ+にて配信)9巻まで発売中

【あらすじ】記憶を喪失した天才バッテリーが普通の高校で野球をする話。【見どころ】
・天才キャラの記憶喪失前(シリアス)と後(ギャグ)のギャップが面白い。
・サブキャラの葛藤や成長がエモい。
【オススメポイント】
少年ジャンプ+で全話無料で読めるところ。

rueさんの推しマンガ

『EAT-MAN』吉富昭仁(メディアワークス)全19巻

ジャンルはSFハードボイルド系です!

冒険屋という職業を営む主人公、ボルト・クランクの日常や冒険を描いています。大きな特徴として、主人公の「食べたものを右腕から再生する」という能力があり、この設定は「面白い!!」と思いました。
食べてそのまま再生することもあれば、ネジなどの部品を食べて完成品を再生することもあり、毎回どんな使い方をするのか楽しみでした。

基本は勧善懲悪ですが、捻ったパターンとして、契約内容に則った形で依頼人(悪人)を裏切ることもあり、謎解きのような爽快感もありました。
また、物語が進むにつれてボルト・クランクの正体に迫っていくのは、ワクワク感があります。

冒険とかSFが好きな方にオススメです♪

黒蜜さんの推しマンガ

『惑星クローゼット』つばな(バーズコミックス)全4巻

眠っている間だけ別世界に迷い込む中学生、愛実が主人公。その世界で、たった一人で生きているフレアという少女を現実の地球世界に連れ戻すために、2つの世界をさまようSF漫画。

可愛い絵柄に反して夢の世界の生物がグロい。しかし、全てが伏線と言っても過言では無いくらいストーリーがよくできている。
フレアとは何者なのか。なぜ愛実と繋がることが出来たのか?

最終巻を読み終えたあと、見て欲しいのは表紙。こちらを見て何か言いたげな、主人公愛実…。甘えるような仕草のフレア…。
不穏な世界を堪能して欲しいです!

しおねさんの推しマンガ

『美(いつく)しの首』近藤ようこ(KADOKAWA)作品集

表題作、「雨は降るとも」「安壽と厨子王」「玉鬘」の4編からなる作品。
中世や江戸初期といった時代背景で、「山椒大夫」や「源氏物語」をモチーフに描かれる、現実と幻想とのあわいの、残酷でエロティックな物語。
足元に深淵が口を開けたような世で、いのちの火を燃やす女そして男の生きざまが、読書好きにきっと刺さる作品。

作品への愛と、読み手の方への配慮を感じる感想ばかりでした。

前回の小説ランキングもそうでしたが、今回のマンガランキングは特に、応募してくださった方々の力によるところが大きかったです。ご協力くださった皆さん、本当にありがとうございました!

最後まで読んでくださったあなたにも感謝しています。ありがとうございました!

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