もし悩んでいるなら、シンプルに人生の目的から逆算しよう
久しぶりにnoteを書いております。
自分で言うのもなんなのですが、2015年に独立・起業した私。最近では、わりとシンプルな考え方で行動をすることができていて、その点についてはそれなりに満足を感じております。
起業自体は、サラリーマンでの体験があまりにも過酷すぎた、当時の年齢的に転職&正社員というのが不利な戦いすぎたなどという、どちらかというと後ろ向きな要因が多かったのですが、そこから4年間事業を続けてきた中で、こういう考え方が自分には向いているなと気づきはじめてきた感じです。
私以外の他人に必ずしもうまく当てはまるとは限らないのですが、特に「仕事」という観点で、もしも
・やりたいことが見つからない
・今がベストではないとは感じていながらもなかなか行動に起こせない
・働きたくない…けど、それだと生きていけないからイヤイヤ働いている
というようなことを感じている人がいるのであれば、ひとつのサンプルとして参考程度にはなるかなと。
まず、コツは「人生の目的」を明確に定義しておいて、常にそこに結びつけて考えることです。そこがあやふやだと、より短期的、より局所的に物事を捉えてしまいがちなので、圧力に弱く、ブレやすいです。
会社でいう、ビジョンとかもそうだと思うのですが、上位のビジョンがしっかりしていればいるほど、細かい決断が楽になるものと思います。
いやいや、「人生の目的」なんて壮大な感じのやつ、それが一番定義するの難しいじゃん…と思うかも知れませんが、シンプルにしておくと良いです。私の場合はこうです。
『毎日幸せを感じて生活し続けること』
これについて、「まあ、そりゃそうだ」という人が多いのではないかと思います。
さて、次に考えるべきことは、「何を、どうすれば幸せを感じるのか?」ということになります。
お金をいっぱい持っていて、好きなものを買えて、旅行をいっぱいできて、美味しいものを食べて…そういう毎日が送れれば幸せを感じますかね。確かに、それはそうかも知れません。
ただ、私にはそれを実行する条件が揃ってないので、それが本当に幸せを感じるのかどうかを確認したことがありません。ですから、この場ではなんとも言えません。
ということで、この場では別の何かを考えざるを得ませんね。
次に頭に思い描くのは「好きなことをする」というのがあるかも知れません。
ただ、私の経験上、好きなことをやるというのは意外と難しいです。そして、案外幸せではなかったりします。
20代の頃、私はサックスという楽器で稼ぐという音楽の道を目指していたわけです。音楽は好きなことではありましたが、私の実力不足もあり、圧倒的に需要がありませんでした。
認められない、稼げない、家族に迷惑をかける。
それって幸せですかね?
好きなことをやるからと言って、それが幸せとは限らないと私は思います。
では、どうすりゃいいんだ?となりますね。
ひとつ、お金もかからずに手軽にできるオススメの方法があります。これも、まあまあシンプルです。
『人の役に立つこと』
人によっては、このことにあまり幸せを感じないという人もいるかも知れないのですが、私の場合は、けっこうな幸せを感じます。
自分が教えた生徒さんたちがプログラミングを活用して仕事を楽にできるようになったとか、私が書いた書籍やブログがたくさん読まれたとき、欲しかったやつとコメントをいただいたりとか、そういうときに幸せだな~と。
なので、もし「何をしたらいいかわからない」と困っているのであれば、自分が何をすれば他人の役に立つかを考えて、いくつか思いついたアイデアの中で行動を起こせるものがあれば、実際にやってみるというのもひとつの手だと思います。
しかし、注意すべき点があります。その役に立つことは、私財を投げ売ってやるべきことではないですし、苦労や苦痛を我慢したり、健康を害してまでやるべきではないということです。
なぜなら、それだとサステナビリティ、つまり継続性が担保されないからです。今日だけ無理して人の役に立ったとしても、今日でその活動が終了してしまったら、それっきりです。それは幸せではありません。
私の場合であれば、残りの人生は1万数千日くらいあるわけで、その毎日少しずつ人の役に立ったほうが、遥かに多くの「役に立つ」が成し遂げられるから、そっちのほうが幸せです。
継続性が担保されている範囲内で、人の役に立つということが、人生の目的に則しているということになります。
あと、役に立つ範囲は広いほうが幸せです。当然、家族は大事ですが、家族の役に立つだけではなく、もっと広い範囲。所属している会社も大事ですが、会社に役に立つだけでなく、それよりももっと広い範囲に役に立てるほうが満足度は高いです。
ブログや書籍といったコンテンツづくりの満足度が高いのは、その範囲が日本全体に及ぶからだと考えます。そういう意味ではインターネットという仕組みとそれに関わる皆さん、出版社さんや書店さんなど出版の仕組みとそれに関わる皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。それらの仕組みのおかげで、個人の力でも、多くの人たちの役に立つことができるからです。
自分の時間は有限なので、そのリソースをどこに使うか…それを考えたときに、その行動が「どれだけ役に立つか」を考えて、総量が多いところにベットします。
総量なので、その範囲は広いほうがいいです。クローズドの場で一人の質問に答えるよりは、書籍を書いたほうが、役に立つ総量は大きいです。
総量なので、その持続時間は長いほうがいいです。私が開発したマクロをパスワードをかけて納品するよりは、マクロの作り方を教えたほうが、役に立つ総量は大きいです。さらに、その教えた方が、別の方を教えることができれば、波及効果が期待できます。
と、まあそんな感じです。
決断をするとき、またその結果これまで経験したことがない行動をとるときに、わりとエネルギーが必要ですよね。
ただ、これまでお伝えした通り、判断基準がシンプルなので、その判断にエネルギーや悩む時間を消費しなくて済んでいる気がしますし、自信を持って判断して、行動がとれるようになったかなと思います。
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