「恋」と言ふものを、
地上を舞う霧に例へてみる。
形は無く、勝手気儘に宙を舞いつつ、
下から上へと。
天へ舞ふ。

「愛」と言ふものを、
空に浮かぶ雲に、例へてみる。
やはり、形を変えつつ、
風に乗り、気紛れに、
ゆったりと流れ行かん。
不意に固まればやがて、
地に堕ち行かん。

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