ことばって難しい。

私の口から出たあと、文字を発信したあと、
そこから先は
もう相手の理解の仕方次第。

私を離れた瞬間から、私のものであっても、相手のものになる。

先日、大学のときの友達に会って話してたら、
奥さんはどう思ってるん？なんて言ってたん？って話になると、
「たぶん〇〇と思ってると思う」

ばっかりで、私的には

「なんで本人に確認せえへんの？
さっきから話聞いてると、
あなた側の意見はわかったけど、
奥さんの気持ちは？
奥さんに聞いてみたら？」と疑問でした。

それを確認したら、
「本人に聞いて、会話してるけど、
本心でどう思ってるかは
俺には絶対にわからへんから」
とのことでした。

そういう意味での【〜と思ってると思う】でした。

大学のとき、ある教授が【絶対】って言葉を科学者たるものが使うな！とよく言ってて、
彼の前で使ったら、ブチギレされて、たちまち晒し者にされたなぁ。

彼ともその話を思い出して、そういう【断定を避けなければならない】概念がいつからか根付いたんかな、と話してました。

相手の気持ちは推測でしかない。
あとは、それを信じるしかない。

先日、私が10年以上勤めた会社を辞める話を上司にしたんですが、

自分の時間を増やしたい
今の仕事は楽しい
今の仕事は在宅勤務ムリ
子どもの学童と保育園の二ヶ所のお迎えして、帰ったら、会社を出て２時間後になるし
夫も海外出張あったり、うちは親にも頼れへんし、、、
↓
違う働き方を考えたい
↓
オンラインで何かできひんかな

という話をした。はず。

でも、上司に刺さったのは、
私にとって付属程度に話したところ

ここにフォーカスをめっちゃ当ててきた。
私は子どもとの時間より、
自分の時間が欲しいのー！！
自分の中に不満があると、子どもにも優しくできひんのー！

おそらく、上司は、普段から私のことを、
親に頼れず大変そうやな
１時間半かけて帰って、お迎え二ヶ所行くの大変やろな
子どものめんど見れてるんかな
って思ってくれてたんやろな

かつ、年齢的にもオンラインで仕事、ということに対して抵抗あるというか、怪しいってのがベースにありそうで、

転職したって、
今の年収は超えることできひんで
結局、世の中の在宅勤務は
これから減って行くで
今から我慢して節約せなあかんで
しばらくしたら親の介護とかもあるかもしれんし、仕事以外で大変なことある人、いっぱいおるよ

ってめっちゃ言われた。

全部優しさからのアドバイス。
でも、もうちょっと話聞いて〜ってなった。
オンラインで、、、とかちょっと言ったけど、聞こえてないんかな？ってくらい素通りされた。
まぁ、こっちも何するか決まってないからハッキリも言えず。

私は言いたいことは伝えたつもりやし、
上司はずっと、復帰したいときは連絡してって言ってくれて嬉しかったし、
いいんやけど、
話してると、どんどん私が思っていたゴールから乖離して行くのがもどかしかった。

人は、相手の話を聞く前から答えを決めてることもあるし、
話を聞いて、理解しても、ほんまのところはどう思ってるかわからへんって参考程度にとどめる人もいるし、
こちらとしては、いろんな角度から、しつこくない程度に丁寧に伝えるしかない。

と、思いました。