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ちょっとアクセスしにくい『ソウル美術館』〜吉田ユニ展〜に行ってみた!

日本でも大人気の吉田ユニさんの回顧展が開催されているソウル美術館。せっかくのソウル滞在中に見に行ってみたいなと思いました。が!まず、ソウル市内に似たような名前の美術館が複数あるので、間違えないようにすることが大事。
というか、私は最初バッチリ間違えて、ソウル私立南ソウル美術館というところに行きそうになりました。ソウル市市立美術館(SeMA)、そしてソウル市立南ソウル美術館(旧ベルギー大使館)とは全く別の『石坡亭ソウル美術館』、という場所で吉田ユニさんの個展を見ることができます。公式の名称が『ソウル美術館』となっているので、そのワードで検索すると、優先的には違うものが出てきがちです。どうか、ご注意を。

そして、こちらの美術館はアクセスもあまり良いとは言えません。美術館の裏庭が素晴らしい庭園になっていて、歴史的家屋も展示されているのですが、郊外の邸宅を利用して作った美術館だから、アクセスは悪くなってしまうのでしょうか。近隣に地下鉄の駅はないので、バスまたはタクシーでアクセスする必要があります。

ソウルの市内バスの利用方法は

ソウルでは、交通ICカードがないとバスに乗ることができません。日本のように、現金でもどっちでもいいですよ、のシステムではないので、バスを利用するなら交通ICカードを作りましょう。また、バスの車内ではチャージができないので、あらかじめ十分にチャージをしておく必要もあります。チャージは駅やコンビニでできます。市内のバスは大人1500wです。円安でなければ感覚的には150円って感じなんですかね。こちらは2023年に1300wから値上がりしたそうです。
もっと詳しくは、こちらの記事がとてもわかりやすいです!

ソウル美術館へのバスの乗り方

地下鉄3号線『景福宮駅』3番出口
バス(1020、1711、7016、7018、7022、7212どれでもOK)

地下鉄5号線『光化門』2・3番出口
バス(1020、1711、7016、7018)

いずれも『ジャハムトンネル入り口』下車 

市内から到着すると美術館の向かい側に下車することになるので、道を渡っていきます。素敵な建物があるのですぐわかりますよ。ちなみに、バスに乗るときに、運転手さんが親切に「ミュージアム?」と聞いてくださったので、うんうん、と答えたら、降りる時にも教えてくださいました。心配な時は、「ミュージアム」と乗車時に伝えると良さそうです。

帰りのバスは、美術館側の車線に来るので、美術館を出て、来た道を徒歩5分くらい戻るとバス停があります。コンビニもありました。帰りのチャージがなかったので、このコンビニでチャージしました。アブナイ危ない。

美術館は月曜日と火曜日が休館です。ご注意を。開館時間は10−18時。裏庭にある歴史庭園は11−17時です。一枚のチケットで美術館の全ての展示物と、庭園を見学することができます。こぢんまりとした美術館だけれども、展示内容がかなり濃密で独特のキュレーションがされているのかなと思いました。

見応えありすぎる吉田ユニ展

2024年2月まで展示されている吉田ユニさんの展示『Alchemy+』は、過去の作品とそれにまつわる小道具や設計図などを網羅的に見ることができて、素晴らしい内容になっていました。韓国の方がたくさんみにこられていました。さらに、東京でも先日まで展示されていたPlaying Cardsの最新作も見ることができます。韓国のこちらの美術館限定のグッズも可愛かったのでいくつか購入しました♪

緻密であるのに、緻密さを押し付けない作風に圧倒されてしまう。展示の終わりに日韓の関係者からのメッセージが寄せられていましたが、韓国からの評価の高さや深い理解のあり方に感動しました。日韓関係って、本当に本当に複雑だけれど、アート、エンタメ、スポーツ、そういったことからもっともっとつながっていけると感じました。初めての韓国で、あえて日本人アーティストの作品展を見られたことは本当に良かったな。

全て見終わってから、庭園に出てみました。
私は韓国ドラマにハマってないのですが、娘が見ていたので横から見ていた『ファラン』を彷彿とさせる景色でした。日本の家屋にも中国の家屋にも似ているけれど、初冬の荒涼とした色の少ない背景の中に、凛としてある姿が韓国的なのかなぁと感じました。これから冬が深まるとより一層、寂寥感が漂いそうだなぁ。現代アートのカラフルな世界と、寂寞たる歴史庭園のコントラストは、案外面白いものではないでしょうか。

帰りは娘が検索してくれて(ハングルが読めない母は完全なる役立たず)、バスで光化門まで行きました。なんだか天安門とか赤の広場みたいな帝国的な雰囲気の広場があって、李朝の偉い人?(不勉強)の銅像がありました。良くも悪くも国家というもののアイデンティティが表現されている場所ですね。広場沿いにはおしゃれなカフェもあって雰囲気は素敵でした。

そういうわけで、韓国で日本のアーティストの展示を見なくてもいいじゃないと思うかもしれないけれど、トータル的に素晴らしい見応えの美術館なので、強くリコメンドします!
私の場合は、午前中に北村でヨガレッスンに参加!(それについての記事はこちら↓)


ヨガレッスン後には北村エリアを散策し、ぶらぶらと景福宮方面までお散歩して、(カフェがたくさんあるので、どこかでランチしてね)それからバスで山方面に行って美術館散歩。再び市内へ戻ってお買い物、お食事。かなりいい感じの土曜日でした。ヨガをしない方は(ほとんどの方がしないですよね笑)、午前中たっぷりと北村を散策するといいですよね。本当はもっともっと歴史散歩したかったくらいですから!

円安の今、明洞の百貨店や現代デパートなどではお買い物の楽しみはあんまりないのが現実。それであれば、博物館や美術館などをたっぷりと堪能して精神的に満たされるのがいいんじゃないかな♪
ぜひ、ソウル美術館、行ってみてくださいね。

ソウル美術館
ソウル特別市 鐘路区 付岩洞 201, ソウル美術館
(서울특별시 종로구 부암동 201, 서울미술관)
道路名住所:ソウル特別市 鐘路区 彰義門路11キル 4-1 , ソウル美術館
(서울특별시 종로구 창의문로11길 4-1 , 서울미술관)
電話番号02-395-0100
営業時間本館10:00~18:00(最終受付17:00)
新館・石坡亭11:00~17:00(最終受付16:00)
休業日月・火曜

*吉田ユニ展は2024年2月25日まで

書いた人のInstagram
@ayaco_cucirina
@cucirina_stella


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