夢だけが…

私が この世に生まれてきた意味って
何だろう…?

物心つく前 既に
父親というものがいなかった…
祖父母に育てられた事に
何の違和感も抱かなかった…

…残酷な真実を 無理矢理
知らされるまでは…

真実を知らされた私は
男という生き物に対して
嫌悪感と恐怖感を抱くようになった…
誰かを好きになっても それが拭えずに
いつの間にか
「自分の心が、汚れてしまう…」
と 見えない『防御壁』を
作り上げていた…

私は 誰からも愛されない
誰の事も 愛せない 愛さない…
私の心が ズタボロになって
私が 私じゃなくなるぐらいなら
いっそ 独りのままでいい…

私が生まれてきた意味が
どこかにあるのだとしたら
それは決して 愛の為なんかじゃなくて
私が 私自身の為に
生命(いのち)を 人生を 全うする事…

…私には 夢しかないもの…

他の誰も 私の夢を叶えてくれるワケじゃない…
私が 自分で歩んでいって
夢を掴み取らなきゃならない…

…不確かで 愚かな愛なんて
私には 何の意味もない…

夢を全うする為なら
心がこのまま汚れずに済むのなら
いつまでも 見果てなくても
夢を追いかけていたい…
夢だけが 私の支えだから…

…夢まで失ったら 私
生きてる意味なくなるもの…


※2012年5月15日、作

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