『成功体験』で変わる娘、学ぶわたし

前回のブログ続き…

4歳の娘がひらいた『おえかきおみせ』

画像をUPしてすぐから、「ねぇ?かえでの絵売れた?」「まだだよ。」(5秒後)「ねぇ、売れた?」「まだだよ。」(5秒後)「ねぇ、売れた?」「まだだよ。」(5秒後)「ねぇ…」「落ち着け、かえちゃん(笑)そんなすぐには売れないのよ。」と、アホみたいな掛け合いを繰り返していた。

しばらくTVを見ていた娘は、思い出したかのように「ねぇ、売れた?」と聞いてきた。その時ちょうど、携帯がピコン!!「購入されました。」との文字が。

「かえちゃん、売れたよ!絵が、売れた!」と言うと、一瞬豆鉄砲に打たれたようなキョトンとした顔をした後、「やっっったぁー!かえですごい?すごよね、かえで!」と自画自賛しながら、ソファーの上で喜びを爆発させた娘。あの喜びよう、動画に残しておきたかったな…。

「すごいよ!かえちゃん。おめでとう!本当にすごいよ!ママも嬉しい!」と、とにかく褒めに褒めまくった(笑)

今回4歳の娘がおみせを開くにあたって、1つだけわたしが決めていたことがある。実際、売れようが売れまいが、『成功体験』として娘の中に残してあげようということ。だから、少し大げさに褒めまくったし、大人気なく一緒に喜びまくった。

もちろん、そこまでしなくても、本人も目的だった"絵を売る=稼ぐ"の第一歩を達成したわけだから"成功"という気持ちはあるだろうけど、なんせまだ4歳の女の子。ママが自分のしたことでこんなに喜んでいる、という事実がこれまた"成功"を強く印象づけ、モチベーションアップの大きな要因になると思った。

なぜ、わたしが『成功体験』にこだわっているのかと言えば、”成功体験は人を変える!”ということを娘から既に教わっているからだ。

もともと引っ込み思案だった娘は、保育園のお遊戯会的なイベントが超苦手。
本番まで一所懸命に練習していることを話してくれたり、家では得意げに自分の役柄を見せてくれたりするのに、いざ本番を迎えると、緊張と恥ずかしさからか、直立不動、一言も声が出なかったりする。

終わった後、なんと言ってあげるのがベストか分からないながら「頑張ったね。」と声をかけるけど、きっと本人が一番悔しいのだろう。行き場のない思いが”不機嫌”という形になって、ばら撒かれる。毎回だいたいそんなパターンだった。

それが、前回の運動会は違った。『ピーマンマン』という演目を見事に踊りきった。序盤、中盤、終盤と、表情が明らかに変わっていくのが分かった。
これまでどんなに練習しても、本番でなにも発揮できなかった虚しさ、悔しさとは違う、「わたしも、できる!」という自信と、気持ち良さを知ったのだと思う。

退場するときの清々しい笑顔に、こっちは潤潤してしまった。
「ママ!かえでやったよ!今日はすごく気持ちよかった!」と、その日のお風呂でもう一度踊って見せてくれた娘の姿に、1日で随分逞しくなったなぁ〜と感じた。

運動会の日を境に、彼女は確実に強くなった。
『成功体験は人を変える!』

これは間違いない。娘が教えてくれた。そしてそれは、早いうちから、どんどん経験したほうがいいと考えるようになった。その積み重ねが”自信”となって、新しいものごとに取り組むチャレンジ精神や、逆境や困難に立ち向かう糧になってくれるはずだから。

そんなわけで、今回もまた1つ成功体験を手に入れた娘。ご購入やシェア、応援くださったみなさま、本当にありがとうございました!

当の本人はというと…俄然やる気を出しております(笑)
「もっと描かないと!もっともぉ〜っと!みんなかえでの絵が欲しくて、足りなくなっちゃうよ!」と調子に乗っているほど。

ちなみに、金額も本人が決めています。「100円5個欲しい…」500円ね。「10円いっぱいほしい…こんぐらい(両手に乗るくらい)」…200円ね。とか、そんな感じで。新作も本人の気分次第で出ますので、今後とも『おえかきおみせ』よろしくお願いいたします。

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