アンメットはとんでもない名作かもしれない


30代後半の男です。
結婚するまでドラマは半沢直樹以外はほとんど観てきませんでした。
水曜日のダウンタウンの裏で放送されているお仕事系ドラマを観る友人を強く非難したこともあります。

一般的なライフステージの話なんですが、結婚して子ども生まれるとドラマ観るようになるよね。
毎夜飲みに出掛けるわけにもいかないし、一人で録画したバラエティを観ながらゲラゲラと笑うわけにもいかないですし。
でも結婚後もそんな生活を続けている、続けられている人も世の中には結構存在するんですよね。
羨ましいです。尊敬しちゃう。

ドラマが観やすい環境になったのはTVer、サブスクの普及が大きいと思います。
Netflixなんかは放送翌日にはCMなしで配信されますから、これが本当に便利。
前置きが長くなりましたが、そんなドラマおじさんの感想です。

色んなところで話題になっていますがアンメットが今期一の勢いで面白い。
カンテレ製作のこの枠はエルピス以降骨太で良質な作品が多いですね。


杉咲花さん演じるミヤビ先生のひた向きさは花という名前にピッタリに感じました。
毎日日記をつけて記憶を覚え直しながらも仕事に向き合う姿に心打たれます。
話題になってるそばかすを隠さない役作りもさることながら、
高画質で顔のアップシーンが多いことも驚きました。
最近はフィルターが掛かったり薄暗かったりする作品が多いなかで、
言ってしまえば毛穴まで見えてしまいそうなくらいカメラが寄る、寄る。
これだけリアルを見せつけられると、ストーリーのプロットはファンタジー寄りなのに、
現実よりも現実のように錯覚してしまいます。
何よりもあの画質に耐えられるのはプロ。
ずっと「花ちゃん」ってイメージだったけど、医者役でも違和感のない女優さんになったなぁ。
カンテレ→研音のラインはこの作品のためにGTOをリバイバルさせたんじゃないかってくらい素晴らしいキャスティング。


次に若葉竜也さん演じる三瓶先生。
ぶっきらぼうな役と見せかけて熱い部分もあるんだな…とか、
ストレートな意見を言うのは帰国子女だからって今どきステレオタイプすぎない?とか
思って見てましたが、まさか1話でひっくり返されるとは。
言われてみれば…で1話を見直すとやっぱりそうなんですよね。
まどマギのほむほむのような印象を受けました。
タイムリープものでないのにタイムリープみたいな設定を持って来れるのは凄い。
この二人の関係性の発展と記憶の取り戻し方がどう発展していくのか。
予告も意味深でした。

千葉雄大くんの同僚感もよかった。
「星降る夜に」の役柄に似てるかもしれませんね。
ただラストシーンでこれはどっち?となったのでキーマンになりそう。

それにしても野呂佳代さんのドラマにハズレなしですね。
あと、個人的に生田絵梨花さんと山下美月さんがごっちゃになります。

大した感想ではないですが、来週も楽しみです。

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