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世界の捉えかた

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地球が一個だからって、あなたとわたしが同じ地上に立ってる、ということにはならない。
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記事一覧

映画館 〜自分の世界の閉ざしかた〜

映画を最後に観たのは、いつですか  映画館で映画を見た。昨日。それより前に行ったのは去年…

野崎 宵
2か月前
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感動するということ 〜意味はあるのか〜

コロナに感染し、回復し、人生の機微に極限まで鈍感になって一週間が経過した。 人生の機微?…

野崎 宵
5か月前
11

登山

映画『マトリックス』の世界で前提となっている「人々は個々のカプセルに入れられ眠っており、…

野崎 宵
8か月前
5

モヤモヤ啓示

モヤモヤすることが、実は自分の真実を教えてくれているのでは?と気づいたのは、モヤモヤする…

野崎 宵
9か月前
6

昔のじぶんと会話する

どんなことを答えるか、というのがいちばん、その人間を表す。だから、いなくなったとき本当に…

野崎 宵
6年前
2

個人的リスキリングのすゝめ~朝型にあこがれる夜型人間の実験記録~

 自分の力ではどうにもならない生まれ持った性質、というものがある。利き手、運動神経、味覚…

野崎 宵
2年前
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自分らしさの探求

パンテーンのトランスジェンダーのCMが好き。 スキップできるのに見てしまう。自分らしさを隠さず生きている人は好き。自分らしさを隠しながら生きるのも、それはそれで理由がある。でも、隠しながら生きていると、隠したものを見失ってしまう。 自分らしさの喪失。もともとあったのに、失う。 *** 自分らしさは、たしかに、過去に存在した。それが最初からなかった人はいないと思う。人にはない感性で感じ、人にはない方法で表現した、それ。それを自分らしさと自覚していないことは、あるかもしれ

誰のせいでも大丈夫

子供がいうところの「できない」は、大人にとってはなんてことない事だったりする。 たとえば…

野崎 宵
6年前
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生か、死か。

頭が凝り固まっていない? おとなになるにつれて。 *** 好きなものが多すぎる問題につい…

野崎 宵
3年前
4

雲を掴むような話 でも確実に存在する

しあわせな気分は、ふとした瞬間にやってくる。そしてそれは大抵、コーヒーかビールを飲みなが…

野崎 宵
4年前
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わたしたちには「今」しかないけれど、「今」は無数の線の束

十年もまえから連絡をとっていない知りあいが楽曲CDを出して、デモをネットで聴いてよかったの…

野崎 宵
4年前
4

考えているのか、摂りこんでいるのか

悲しい事件とか、災害とか、戦争への後悔などに接するとき、いちばんに頭に思いうかぶのが「自…

野崎 宵
5年前
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ほんとうの望みは 覗き見れないから その場へ自分が向かう

本当の望みを無視すると、たいへんな事になる。なにが人をまっすぐに生きさせるか、というテー…

野崎 宵
5年前

うわさのエレベータ、宇宙へと向かう

たいせつな思い出は、肝心なときに出てこない。 たいせつな思い出が、ある。 思い出は大抵、一人のときの記憶じゃない。だれかと一緒にいる。その相手が一人きりだったら、今だってちょっとは実現可能なんじゃない? 会えればいいわけだし。それが、大勢となると、その同じメンバーなんか絶対集められないし、そもそも、その故意的な感じ、最初に集まったときとはもう動機がちがって、再現不可。人だって、変わっていないわけじゃない。 つまり、もう記憶の奥底にしか存在しない、いつかどこかで見た、四方を