昭和の歌謡曲の作品力

作詞家という職業も時代とともに減少する傾向にありますが、昭和の頃には名を成した作詞家はたくさんいました。
その中でも松本隆さんや阿木燿子さんの作品は好きなのですが、千家和也さんの作品も印象に残っているものが多いことに、最近気がつきました。

麻生よう子さんの「逃避行」の歌詞が好きで、たま〜に頭の中をリフレインすることがありますが、1974年に発売されたデビュー曲なんですね。
しかも麻生さんは1955年生まれなので、10代でレコーディングしてデビューしたことになりますね。
この歌詞の世界観を10代に歌わせるのは、なかなか凄いことですね〜。

作曲は都倉俊一さん、編曲は馬飼野俊一さんという、当時としては売れっ子の方達が制作に関わっています。
それだけ売り出す時には気合が入っていたんでしょうね。

汽車って言葉が時代を感じさせますが、僕が高校生の頃は通学で電車に乗っているのに「汽車通学」って言ってましたから、まだ蒸気機関車が走っていた頃の言葉が残っていたのでしょう。
でもね、メロディーを聴かずに歌詞だけ読んでも情景が浮かぶと思いますが、これがとても大事なことなんですよね。



逃避行

あのひとから 言われたのよ
午前五時に 駅で待てと
知らない街へ ふたりで行って
一からやり直すため
あのひとから 言われたのよ
友達にも 打ち明けるな
荷物をつめた トランクさげて
また空いた汽車を 空いた汽車を
見送った
昨日の酒に 酔いつぶれているのだわ
おそらくあのひとのことよ
それがなきゃ いいひとなのに
あきらめたわ 私ひとり
キップ買う

あのひとにも 念をおした
裏切ったら お別れだと
今までずっと 泣かされたけど
今度だけは賭けてみると
あのひとにも 念をおした
遅れたなら 先に行くと
柱の時計 横眼でにらみ
また空いた汽車を 空いた汽車を
見送った
女のひとに 引きとめられてるのだわ
おそらくあのひとのことよ
それがなきゃ いいひとなのに
あきらめたわ 私ひとり
汽車に乗る


YouTubeではフルコーラスのものがなかったのと、この動画はイントロが欠けていますが、雰囲気はわかってもらえると思います。




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小山隆信

音楽note

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