徹底的に個性を追求し発信していくことでアーティストとして確立される

日本の教育は、みんなと一緒であることや足並みを揃えるように指導しますから、子供の頃に個性的だとかみんなと違うということがなかなか発揮しにくい環境に置かれることになります。
それがその後の発想力に多大な影響を与えるので、自由な発想で独自のものを創作することが、なかなかできにくいのかもしれません。

でも特にこれからは個性が最も重要視されるので、人と同じこと、または似たようなことをやっていても他との差別化ができないし、そこをどう引き出して育てていくのかが重要となります。
自分自身でその能力を引き出すことができる人もいれば、他人からそのきっかけを作ってもらう場合もあるでしょう。
でもどちらにしても、自分にしかない世界観をアピールしないと埋もれてしまいます。

やはり個人もしくはバンドで活動する場合、初期段階ではいかにニッチ(大企業がやらないことや、ニーズがあるのに誰も手をつけていない分野)で、自分にとってのコアなファンを増やしていくかだと思うんです。
ある意味尖ることも必要で、その個性が最大の魅力になるんです。
世の中に認知されてしまえば、最初のインパクトも薄まり、影響を受けた人たちが似たようなことをやり始めるという流れがあります。

今現在売れているような曲を作ったところで、そんなアーティストはごまんといるわけで、その中で自分の個性をどうやって際立たせるかは超重要なテーマです。
確かにそれは容易なことではないかもしれません。
でもどんな時代でも、必ず今までの流れを変えるアーティストは出てきます。もちろんこれからもね。

どの街にも人気があるパン屋さんってあると思いますが、個人商店も多いじゃないですか。どこかの店で修行をして独立したとかね。
大企業が製造したものと違って、添加物も入ってないし手作り感があって美味しい。
メディアもマスから個人的に発信するツイッターやブログなどが影響力を持つようになりましたね。
これからはもっとその色合いが強くなるでしょう。

音楽も同じで、メジャーが発売しているようなものを個人レベルでやっても、資金力やネットワークが違いますから、その差は歴然としています。
まぁレコード会社が昔ほど勢いがなくなったのは確かですが、メジャーがやってることと同じようなことをやっても意味がないということです。
逆に個人でできることや可能性がめちゃくちゃ広がったのも事実で、才能と個性とアイデアさえあれば世界に出ていけます。

あれこれいろいろと書きましたが、タイトルに書いたように、これから最も重要視されるのはあなたにしかない世界観、つまり個性です。
これだけ情報が溢れかえって、誰もが表現者として活動を始めたわけですから、怖がらないで自分をさらけ出していったほうがいいでしょう。
もし今はまだその「個性」とやらがわからなくても大丈夫です。
やり続けていれば必ず見えてきますから。

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