ウクライナの歌姫 ナターシャ・グジー

2012年のことですが、youtubeでたまたま見つけた女性シンガーの歌に引き込まれ、直後に神奈川県中郡二宮町にある浄源寺というお寺の本堂でコンサートがあることを知り、迷わず行くことを決めたことがあります。 

その女性シンガーとはウクライナ出身のナターシャ・グジー という方で、6歳の時にチェルノブイリ原子力発電所爆発事故で被曝されました。
ウクライナの民族楽器バンドゥーラ(弦鳴楽器の一つで小さいハープのような楽器)の音色に魅せられ、8歳より音楽学校で学び、チェルノブイリ原発事故で被災した少年少女を中心に結成された民族音楽団「チェルボナ・カリーナ」のメンバーとして何度か来日し、日本が好きになられたようです。

お寺でのコンサートではバンドゥーラの弾き語りでしたが、日本語でのMCも流暢で、それはそれは素晴らしいコンサートでした。

*下の動画はこのページでは再生できませんが、アンダーラインからyoutubeにリンクでいくことができます。



アンコールで歌ってくださったのは、日本の童謡または唱歌として誰もが知る「ふるさと」でしたが、アカペラで、しかも日本語でした。
日本で生まれ育った僕が、ウクライナ出身の女性歌手が歌う日本語の「ふるさと」に感動し、自然と涙が出てきました。




もう6年も前のことなのに、youtubeで歌を聴くと鮮明にコンサートのことが思い出されます。
音楽は、国も出身地も言語も関係なく伝わるものだということを、あらためて思い知るという貴重な体験をさせてもらいました。


Mail  quont1994@gmail.com

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