アイドルとアーティストの違いは何か


表現者として歌うことや演じることについては同じような土俵にいるように見えますが、根本的に違うことがあります。
アイドルというのは、本来「偶像」とか「あこがれの的」または「崇拝される人」というような意味です。
当然ルックス重視なので、オーディションやスカウトでルックスのいい人物をピックアップし、少しの間レッスンを受けたりしながらマネジメントスタッフが全てにおいてお膳立てをし、ビジュアルやトータルのイメージを作っていきます。
取材やテレビ番組出演時の衣装、CDに収録する楽曲やコンサートの演出や構成について、自らの意思が反映されることはほぼありません。

それに対してアーティストというのは、自分が表現するもの全てにおいて責任を持つことが基本で、新人の時にはスタッフのサポートが必要な場合もありますが、アルバムのコンセプトや収録する楽曲、コンサートの内容については本人が中心となってスタッフと相談しながら決めていきます。

その中間というか、基本はアイドルだけれどもアーティストぽく見せているという存在もあって、本人の意思でやっていることのように見えるけれども、実はスタッフが全部決めているというケースもあります。
ただこの場合は本人の意思で決めたり発言してるわけではないので、なんとなく「やらされてる感」が漂い、ファンの獲得は難しくなってきているのは事実です。
一般大衆がそういうことに敏感になってきたというか、騙せなくなってきたということでしょう。


ざっくりと三つのグループに分けてみましたが、これからはこんな簡単な分類ではなくなることが予想されます。
多くの表現者がセルフプロデュースで活動していくことが主流になるでしょうし、それぞれの活動ついての考え方や方法が大きく異なるからです。
マスメディアの影響力が激減してネット中心になったので、最近ちょっとブームになったユーチューバーのように、新しいタイプのタレントやアーティストが増えてくるでしょう。

どんなスタイルで活動していくか決めるのは自分です。
アイドルとして一時期活動するのもいいでしょうし、今までなかったやり方を自分で見つけて活動していくのもいいでしょう。
チャンスは今までと比べたら比較にならないくらい広がってきているので、自分から情報を発信し続けてその可能性を探ってください。

ここから先のことは誰も予想がつかないというか、過去に経験がなかったような大きい転換期に入ったのです。
こうでなくてはならないというルールは全くありませんから、それぞれが花を咲かせる言わば百花繚乱ということになっていくでしょう。
自分が全て決定権を持つことができるので、うまく流れを作れればこんなに楽しいことはないと思います。
しばらくは試行錯誤の連続になるかもですが、それも楽しみながら前に進んでいきましょう。



⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ ✨ ⭐️ 


質問や問い合わせのある方はこちらまでどうぞ!

メールの宛先         quont1994@yahoo.co.jp

スティーヴ小山のTwitter   https://twitter.com/canbe888

過去のブログ

2014年6月14日〜2016年3月8日の記事   http://ameblo.jp/canbe888/
※ 2016年3月9日〜7月31日の間はnoteの記事にリンクしています。

2011年8月10日〜2014年6月14日の記事  http://blog.goo.ne.jp/canbe888






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?