元上司の引越し祝いに行ってきた


ソニー・ミュージックエンタテインメントにいた時の元上司、野中さんのお宅にお邪魔してきました。
その昔、引越しを手伝ったのですが、「落ちついたら家に招待するからさ」と言われてから早24年(笑)
やっとのことでお家に招待してもらったのでした。

会社勤めが合わない僕が7年も勤めることができたのは、この上司に恵まれたからなんですが、元は洋楽のディレクターとしてヒットをガンガン飛ばしていた人なので、海外の音楽ビジネスの考え方や仕組みを教えてもらえたことは本当にありがたかったです。

いろんなアーティストとの記念写真が部屋に飾ってあったのですが、その一部を紹介します。

若き日のジョー・ストラマー(ザ・クラッシュ)と野中さん。
京都の南禅寺らしいですが、めっちゃいい写真ですね。
ザ・クラッシュのジャケ写などを担当していたカメラマンに撮影してもらったのだとか。


「チープ・トリック at 武道館」を最初に日本で発売したことで、チープ・トリックが世界的なヒットにつながったことは有名な話ですが、それを企画したのも野中さんです。


何気にこんな大物とパリでのツーショットも。



同じレコード会社の中でも洋楽と邦楽では仕事の内容が全く異なります。
わかりやすく言うと、洋楽は邦楽のように音源を新たに録音するとことはなくて、すでに自国や世界的に発売されている音源を持ってきて、日本国内でプロモートして売るのが仕事です。
なので、どんなアーティストをチョイスするかということと、どう仕掛けて売るのかを企画する能力が問われます。

昔は世界的に見ても、東の端っこの島国である日本のマーケットは期待されてなかったので、好きにやっていいよ的な雰囲気だったそうで、アルバムから勝手にシングルを切ったり、訳のわからない「邦題」というのをつけたりして、自由気ままにやってたらしいです。
昔の洋楽のタイトルって、原題と全く関係なかったり、インパクト勝負みたいなのがあったりするのはそういう事情です。

それからね、世界的にはヒットしていないというか、ほとんど知られていないのに日本でだけ人気があるアーティストもいました。
みなさん日本で売れてる洋楽のアーティストは世界中で売れてると思っていませんでした?
実は僕もそう思い込んでいましたが、昔は情報をコントロールできたので、売る側としたら面白かっただろうな〜って思いますね。

ということで、野中さん宅ですっかりご馳走になったのですが、この日のことを野中さんもブログに書いてくれていて、こっぱずかしいけどちょっと嬉しかったですね〜。


小山のブログ  https://ameblo.jp/canbe888

Mail  quont1994@gmail.com


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