質を上げるためには数をこなすこと

オリジナル曲を作るにしても、ライブをやるにしても、大事なことは数をこなすことです。
これはどんな仕事にも言えることですが、数をこなさないとわからないことってたくさんあるし、数をこなすことで確実に技術は上がります。
やはり数をこなして経験値が増えた上でないと「質」を向上させることは難しいのです。

例えば、オリジナル曲が2〜3曲しかないのに、「曲を聴いて欲しい」と言われることがありますが、曲を作り始めて2〜3曲というのはまだ試作品なんです。それはとりあえず完成させてみたという段階なので、最低でも20曲〜30曲作ってみないと、曲作りのコツとか、方向性とか見えてきません。
まれに初めて作った曲がとてもいい曲だということもありますが、それはビギナーズラックであって、やっぱり量産することは難しいんです。

圧倒的な数を稼ぐことでしか質は上がっていかないし、パターンにはまってしまったり、スランプに陥ることもあるでしょうけど、それをクリアしたり、常に挑戦していくことで新しいドアが開いていきます。
つまり成長できるってことです。

一曲入魂みたいな考え方もあるかもですが、結果的に1年間に3曲しかできなかったとなると、仕事としては成立しません。
何か合理的に質を上げる方法がないか考えてしまう気持ちもわからないではないですが、長く続けていきたいなら、地味ではあるのですがコツコツと積み上げていくことが王道なんだと思います。


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