いま創作したいという衝動


曲を作ったり絵を描いたりデザインしたりという作業はノリが大事で、ノリが出てくると、いま仕上げたいという衝動にかられますね。
先日、夜中までPCで絵を描いてる娘に「早く寝なさい!」と言った時の返事は、「今描いてるのは明日じゃダメなんだよ」でした。
親から「続きは明日やりなさい!」って言われても、明日じゃダメってのはよくわかるよ〜って、それ以上はなんも言いませんでした(笑)

創作する作業はチャネリングのようなものなので、降りてくる時はドヒャ〜ってやってくるし、ダメな時はどんなにこねくり回しても気に入ったものにはなりません。
やはりイメージが湧いて一気に仕上げたものはいい作品が多いですね。

インスピレーションというのは面白いもので、あちらの世界にあるライブラリーの中で「これだ!」というものを見つける作業でもあります。
その情報と繋がるというか、見つけるというか、降りてくるというか、言葉にすると難しいのですが、「今」という時を逃したら、再度そのテンションになることはありません。
後でその瞬間を思い出しながら創作しても、出来上がったものはなんだか別物のような気がします。

だからね、作品にも生まれてくる時の「運」みたいなのはあると思うんですね。生まれるべくして生まれたという作品もありますし、途中で何らかの理由で頓挫してしまって、あ〜残念ということもあります。
自分の作品なのに出会えるか出会いないかということが、アーティストとしての活動に大きく影響してくることは事実ですね。


インスピレーションが降りてくるような環境を自分で意識して設定できればいいのすが、なかなか簡単にはいきません。
旅に出るとか美しい風景を見るとか、琴線に触れる音楽を聴くこと、感動的な映画を見ることなどなど、人によってそういう精神状態になるきっかけは違うかもしれませんが、何かしら「美」というものを感じた時にインスピレーションが降りてきやすい気がします。

そして何よりも楽しいのは、創っているその瞬間は自分の世界に入り込んでしまい、時間が経つのも忘れるほど熱中できることですね。
気がつくと2時間や3時間経っていたりしますが、こういう時は時間軸というのは直線ではないのかもしれないなと思いますね。
きっと没頭している時間は違う時間軸を通っているんです。

そして創作する時間というのはとても神聖なものですから、「いま創作したいという衝動」は大事にしましょうね。
家族が理解してくれないとかあるかもですが(笑)、ここはワガママを通していいと思います。
ぜひ他人に介入されない時間や環境を作ることを優先してください。




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