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第96号『悪魔の実「ゴムゴムの実」とは一体なんの実なのか?』

今日の記事はワンピース最新話までのネタバレを含みます、まだ読まれていない方は・・・いや、こういう書き方は野暮ですね。この文を読んでいる時点でそれは”既に覚悟してきている人”な訳ですよね?

ワンピース最新話を読んだ前提で書いてますのでよろしければご一読下さい。いやー、楽しい、楽しすぎる!
まさに考察書き達にとっては垂涎の展開でした!

そして一号分休載を得て次に漫画が掲載されるまでの間、約2週間という考察タイム付きです。

まるで海賊王であるロジャーの死の間際の一言が大航海時代の幕開けであったかのように考察感想書き、考察動画投稿者達はこぞって持論を交えた推測、考察をネット上にアップするわけです。それだけのワンピース熱を持った人がこれだけ居たのかと思わず嬉しくなりますね。

”主人公が死の間際から超覚醒という展開”は週刊少年ジャンプ漫画伝統の王道展開だといえ漫画好きなら、滾らざるを得ないでしょう。

そして100巻超えの長期連載作品だけあり、これまでも伏線、伏線、伏線の嵐ですよ。そもそも伏線なのか、読者が勝手に伏線だと思っているだけなのか?もうそれすらが分からないぐらい多く、そして長い壮大な物語が『ワンピース』という漫画です。

ワンピース初期の頃と比べると「ワノ国編」は話がややこしく感じてしまって、ずっと読み流していた読者も、離れてしまった読者の方も、この話題でまたコミックスを読み直すところから始めて、最新話に追いつくまで読むんじゃないでしょうか。

3ヶ月前、101巻発売の為、ワンピースyoutube公式チャンネルのCMにて「それは運命を変える実。」だというテロップが流れました。

以前からこの悪魔の実はゴムゴムの実ではなく別の実なんじゃないか?と考察していた人たちは勿論、考察まではしていなくても毎週楽しみに読んでいた人達もこう思ったはずです。

「ルフィは死んだのか?それとも死んでいないのか?」
「そもそもジョイボーイって一体誰なの?」
「悪魔の実ゴムゴムの実とは一体なんの実なのか?」
「次は一体どういう展開になるんだ?」

堰を切ったように疑問符が浮かぶことでしょう、ここに来て一気に物語を展開させる尾田先生天才かよ

「ルフィは死んだのか?それとも死んでいないのか?」

描写とナレーションが入っているため、おそらく肉体的には死んだ状態にあると思っています。モモの助もルフィの”声”が聞こえないと言っていますし、気絶の線はありません。

それは、ルフィに止めの一撃を入れたカイドウ本人の表情からも読み取れます。そして漢の真剣勝負に水を差したCP0へ、俺に殺されるのも「覚悟の上か!」と怒りをあらわにしている事から、止めを刺した手ごたえは確実にあったんだと思います。だからこそ、カイドウはルフィの首をはねて死を確実な状態にせず残党の排除へ向かったのでしょう。

しかし、死んだはずのルフィの身体に変化が訪れます

懐かしいな
”開放のドラム”が聞こえる
800年ぶりに聞く・・・・・・!!
間違いないそこにいる・・・・・
ジョイボーイが・・・!!

ワンピース第1043話 ズニーシャの台詞より引用

ドラムの音と共に身体から蒸気が立ち上り、まるでどろどろに溶けたゴムのように再形成される肉体、その口元は笑みを浮かべながら・・・

ここで次回へという引き、そんなの「うぉおおおおー!!!」ってならざるを得ない、尾田先生は盛り上げ方の持って行き方が本当に上手い。

そして死んだ死んでいない論争について私的な意見を述べるなら、やっぱり思い出して欲しいのはワンピースにおいて好きなシーンのひとつであるDrヒルククの今際の台詞です。

人はいつ死ぬと思う・・?
心臓を銃で撃ち抜かれた時・・・違う
不治の病に侵された時・・・違う
猛毒のキノコのスープを飲んだ時・・・違う!!
・・・人に忘れられた時さ

Drヒルククの今際の台詞より

この台詞に当てはめて考えるなら、ルフィもジョイボーイもまだ死んでいないことになります。勿論、これには自分の願望も多分に含まれているのは否めません。ただ少年漫画のど真ん中を行く王道漫画的にはこれが正解なんじゃないかなと思います。

「そもそもジョイボーイって一体誰なの?」

作中ではワンピース世界において「空白の100年」に存在したとされる人物、名前なのか、称号なのか、それすら正確には分かっていません

あなたは何者なの?
”ジョイボーイ”・・・・・

628話 ロビンの台詞より引用

ロビンが人魚島にある海の森のポーネグリフを読み解いた時、はじめてその名前がでました。

ジョイボーイは名前なのか称号なのかについては自分は後者派です。”この世界において誰よりも自由な奴”に与えられる称号こそがジョイボーイなのだと思っています。
そして、この漫画を読み続けているワンピース好きの殆どの方が思っている人で正解だと思います。太陽神ニカ、彼こそがジョイボーイで間違いないでしょう


「ゴムゴムの実とは一体なんの実なのか?」

それでは、ほとんどの人が知りたい本題へと向かいましょうか。

いや・・・・・・あり得ん!!
もはやあの実は我々にとっても伝説だ
過去何百年も”覚醒”する事などなかった


ーーーでは
なぜ「世界政府」は・・・・・・・!!
わざわざあの”悪魔の実”にもう一つの
名を与えた!!

歴史から
その実の
名前を
消す為だろう!?

ワンピース第1037話 五老星の会話より引用

この会話の内容からだと、あの”悪魔の実”を指しているのが”ゴムゴムの実”だとは明言していません。
しかし、CP0にルフィを今回の騒動に乗じて消せと命じている事からも、消し去りたい伝説の悪魔の実の正体が”ゴムゴムの実”であることはほぼ確定です。

なぜ世界政府はこの実の本当の名前を恐れたのか?
どうして歴史からその実の名前を消し去りたかったのか?

「ゴムゴムの実」でないなら本当の名前は・・・、一体何の実なのか?
世間では「ニカニカの実」だとか「ジュシジュシの実」だとか言われていますが、自分の見解はちょっと違います。

世界政府が最も危惧しているのは、悪魔の実の能力そのものではなく”もっと別のところ”にあるんじゃないか?世間には絶対知られてはならない、隠し通さなくてはいけない、その理由こそ最も核心に迫れるのではないだろうか?と思ったからです。

なぜそんな風に思ったのか?

極端な話、能力であればどんな能力であれ、海楼石や海といった弱点が存在する為、その対処法があるからです。なら、世界政府が”恐れている事はもっと別の事だ”と考える方が腑に落ちます。

”世界政府は一体何をそこまで恐れているのか?何を隠したがっているのか?”

あえて、このベクトルから切り込む事で”悪魔の実の能力から”考察している方々とは違った結論に至り、まだ自分と同じ考察の方を見かけなかったので今回書き出してみました。

悪魔の実は分類上、超人系・自然系・動物系と大きく分けて3つに分類されています。

そして今回の考察の主題となる悪魔の実「ゴムゴムの実」は身体がゴムのように伸びることから、超人系だとされてきました。しかし、この「ゴムゴムの実」が政府の情報操作された偽の名前だとすると前提が崩れる為、その分類すら怪しくなってなってしまいます。

殆どの方がこの実は”ゴムではないゴムに良く似た性質、もしくはゴムの様な弾性を持った幻想種だと考えたんじゃないでしょうか

自分も最初同じ路線で考察しましたが、同じような結論になりました。
しかし尾田先生が皆が考え付くような事をやるかな?とあえて違う切り口で考えた結果の結論です。結構飛躍した考えでありますがこのぐらいぶっ飛んだ発想の方が正解に近づけそうなのでこの路線で考えます。

ズニーシャが言っていたジョイボーイが「帰ってくる」の本当の意味

そしてここに書けるギリギリの範囲でヒントを書くなら

なぜ世界政府は伝説の悪魔の実の正体がニカに関するものである・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と知っているのか?

だっておかしいじゃないですか?覚醒した事ないのに”そう”だと言えるのは何故です?矛盾してますよね

この矛盾の中にこそ世界政府が本当に隠したがっているものであるからです。
自分の考えでは最低でも2つあると思っています。そしてこの2目の理由こそが最も隠したがっている事だと推測します。1つ目の理由から2つ目の秘密に勘付く者の可能性があるからです。

だからこそ悪魔の実の本当の名前を隠した。

そして、この2つ目の理由に至ったからこそ、これは伏せておくべきかなと思いました。おそらく尾田先生がずっと温めてきたネタだと思うので。

だから、もしこの先に書く考察・推論が当たったとしても黙っていて欲しいのです。

「俺たちは(この結末を知るには)早すぎたんだ」とロジャーの様に笑ってくれればなと思います。

尾田先生は特にこういう先読み展開考察を嫌う節がある先生なのです。
なら何故書くのかというと、そうだと分かっていても『ワンピース』は先読み展開をしたくなるぐらい面白い伏線が張り巡らされた壮大な冒険譚だからです。

それにこういうマジシャンが手品前に、種を明かすのはルール違反のような気もしますのでこれより先は有料とさせて下さい、勿論読んで内容がつまらなければ全額返金します。

それでは行きましょうか、世界政府が最も隠しておきたい真実の核心へ

「世界政府が隠し通したかった真実とは」


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