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102号『ヒロアカ考察「その未来に救いはあるのか?」』

ここしばらく週刊少年シチューで出来ていなかった週刊少年ジャンプの話をしましょう。最新号まで含めた『僕のヒーローアカデミア」のネタバレがありますのでコミックス派はお気を付けください。

上記合併号にて、 死柄木弔との交戦中、緑谷出久が駆けつけるまでの間の時間を稼ぐ為に奮闘したヒーロー達でしたがあと一歩まで追い詰めながら放った波動砲も決定打にはならず、再び立ち上がった爆豪の奮闘も・・・
何より最期ページの衝撃が強すぎた!
勝ッちゃーん!爆豪ッ!と叫んだファンも多いはず、心臓が爆発した描写、吐血、意識の切れた瞳、そして「道半ば…」って煽り文が絶望的過ぎる。

己の内の弱さと向き合い、自身の個性の覚醒と同時に、道半ばで死ぬ。ヒーローである以上そういう事は起きる可能性だってあるし、過去にもヒーローが死による退場場面もありました。けれど主人公の憧れであり、ライバルであり、共にオールマイトというヒーローを志した同志でもあった爆豪勝己が死んだ・・・
情報量が多すぎて混乱した人も多いのではないでしょうか?

おまけに合併号なので2週間という期間、読者はモヤモヤを抱えて過ごさないといけません、早く月曜日来てくれ。

だから発売日までの間に爆豪勝己は助かるのか助からないのか?そこに焦点を当てて考察していきましょうか、今日はそんな先読み展開にお付き合い下さい

爆豪勝己は助かるのか?問題

これです。死からの復活は少年ジャンプ漫画の王道展開であり、定番といえば定番なんですが、それは対象が主人公の場合であり、準主役の場合はこの主人公補正を受けられない場合があります。ただ、まだ復活する可能性があるのか、自分を含め、諦めたくない人居るためその可能性を探っていきましょう。

情報量の多い最新話ですが、気分を落ち着けてから改めて読み返して見る事で新しい発見が色々見つかります、堀越先生凄いな。

なぜ苛立つのだ
OFAを持たぬ一般人に
何故 僕は 今焦っている!? 

362話 AFOの台詞より引用 

爆豪に止めを刺そうとするAFOの意識が前面に出た 死柄木弔、自身でも苛立ちの正体が分からずイライラしてますが、脳裏に一瞬だけある人物が頭を過っています。
ノイズが酷く、一コマだけですがおそらくOFAの2代目らしき人物。
そして作中、出久の中での歴代OFA達の会話の中でOFA2代目といえば、AFOの全盛期時代にOFAを継承した人物という事になります。

”どんなに圧倒的な力と絶望的な現実を突きつけても諦めない奴”

それがAFOがかつて戦ったOFA2代目継承者の印象であり、無意識とは言えAFOの中で対峙している爆豪勝己にその姿が重なり、いつもの冷静さを欠いたのだとしたら?

これならまだワンチャン、爆豪勝己の復活もあり得ます。なぜなら冷静に戦われていたら、最後の一突きは崩壊の個性を付与した一撃だった筈だからです。

つまり爆豪勝己の心臓に穴が開いた描写は、自身の個性の過負荷に耐えかねてか、最後の一撃の衝撃(崩壊個性付与無し)であるならばまだ蘇生の望みはあります。

ここからの5分間が勝負

なので、ここからは”止めの一撃に崩壊の個性が付与していなかった”前提の考察になります。そういう「たら」「れば」好きでしょ?自分もです。
ただ問題もあって、爆豪勝己を助ける猶予が5分しかないという絶望的状況は変わらないのです。
なぜ5分かというと、救命率というものがあって心停止から10分までは蘇生可能だと救命ガイドラインにも載っているからです。ならなぜ5分なんだ?というと1分事に蘇生率は10%ずつ下がり、5分を過ぎると仮に蘇生したとしても脳や身体に機能障害が残る可能性があるからです。日常生活だけならまだしも、ヒーローとして過酷な肉体労働を続けるなら5分以内の蘇生が必須となります。

なら次は爆豪勝己を生かす為に必要な条件

1.心臓問題
  まず蘇生しようにも心臓の穴を塞がないといけない
2.蘇生問題
  胸部圧迫もしくはAEDなどによる電気ショック
3.失血問題
  失った血液の補充、輸血など

空の棺桶にいるヒーローで治癒能力の個性持ち居なかった筈なので現状のメンバーで何とかするしかないとして、問題はその救命作業中に誰かが 死柄木弔を押さえておく必要があるがある事。デクー!早く来てくれー!

仮に現場にリカバリーガールが居てもあの個性は自己治癒力の強化だから蘇生後じゃないと意味がないので考えないで、1~3を考えてみるとしましょうか

1.心臓問題
同じジャンプ漫画『テラフォーマーズ』でやったみたいな心臓移植は可能かどうか?サンイーターの個性で同じ事、もしくは心臓の臓器を作り出す事はできないだろうか?
もしくはジーニスト、エッジショットによる個性を使った心臓の縫合手術も考えたけど現実的ではない気がする。折れた腕の縫合などの応急処置は出来ても、心臓の手術は衛生面や設備的に無理じゃないか?

2.蘇生問題
どちらかが可能であればあとは動力部へ連れていって上鳴の個性でAED変わりに電気ショック蘇生を試みる

仮に1の案が全部ダメな場合は、八百万百の個性で人工心肺装置を作成、この場合は装置が心臓の役割を果たす為、心臓は無くても血液の循環は可。ただし、その場合は空の棺桶の復旧出来なくなるため墜落は必至。

3.失血問題
ただその人工心肺装置のポンプで送る血液量の問題。爆豪勝己はA型だから現状だと次郎ちゃんと飯田が同じA型だけどそれだけでは足りない、他のヒーローも輸血に時間が割けないと詰む、だからデクー!早く来てくれー!

ただ救いもあって爆豪勝己の個性爆破の源のニトログリセリン、爆発物のイメージが強いけれど、医薬品として心臓の手術に使われる事もあります。

ニトロ化合物による血管弛緩作用は静脈に対しても強く働き心臓への静脈還流量が減少するので心臓に対する前負荷が軽減される。 動脈拡張に基づく後負荷軽減作用も現す。 また、主として太い冠動脈を拡張させるので、側副血行路を流れる血流が増加し、虚血部への酸素供給が増加する。

ニトログリセリン 心臓への作用より引用

一応エリちゃんによる巻き戻しの個性も考えたけど、心肺停止状態の人間にも有効かどうかが分からないため、リカバリーガール同様、蘇生後の付与にしか出来なさそうだし、見えたと思った救いの糸も細々としたものだったけど希望の光は少しだけ残ってる

そして残された可能性としては、まだ発現していないOFA2代目の個性が”命を繋ぐ”系の個性であることに賭けるぐらいかない気がする。

まだ作中で明かされていない、そういう状況でしか使えない個性の場合だってある訳だし

何より忘れてる人も多いけれど、1話にこう書いてあるから

人は
生まれながらに平等じゃない
(中略)
そして僕の
最初で最後の挫折だ

1話 冒頭シーンより引用

この太字の文章を信じるなら、友を失って挫折する未来は無いはずだ!と願望も多分に入っているけれど信じたいと思います。だからデク、早く来てくれー!

そしてここからはおまけ考察

爆豪勝己が助からなかった未来の話

勿論、前述した様に助かって欲しいし、これからもデクのライバルとしてヒーロー道を切磋琢磨して欲しいってのが本音です。

だけど、漫画が好きで好きで好きな人は、やっぱり両方のパターンを想定したりしませんか?自分は少なくともそうです。

爆豪勝己が助かる未来と助からない未来、両方とも考えてしまいます。

もしストーリー上で爆豪が死ぬ必要性があったとして、その意味と役割を考えてみましょうか

なんとなく言う機会
なくなってたんだけどーー
俺 
サイン欲しかったんだよなぁ

362話 爆豪勝己の心象の会話より

最後の一撃を喰らう前に、爆豪勝己は己の心象の中でこう話しています。
そして気になるのは話している相手が自身が憧れたオールマイトではなくOFAの思念体である点です。
この場面よくよく考えたら変じゃないですか?

そしてもう一つ、爆豪が起こした個性の覚醒状態の眼が劇場版2作目のデクからOFAを分けて貰った時の眼になっている点。

仮に道半ばで倒れるとして、彼にはどんな役割が・・・
『ジョジョの奇妙な冒険』第二部のツェベリの男ポジション?

もしくは・・・と考えた時、「そうか、もしかしたらまだ作中で明かされていないOFAの2代目の個性って”他の誰かの個性を受け継ぐ個性”なのでは?と思ったら妙に納得がいくというか

今までの2代目の個性は発現しなかったのではなく使えなかったのか?!と腑に落ちてしまった、亡くなるのなら、爆豪勝己のその意思を個性を受け継いで爆破がデクの、OFAの一部になって戦うルートもあるのかな

出来れば爆豪勝己生存ルートでお願いします堀越先生ー!


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