公開初日に観に行こうとしたら、当日券全上映分売り切れだったので日曜日朝一番で劇場版ワンピース見てきました。ワンピース最新話まで読んでいない人は多いってよく聞くけれど、なんだ心配無用じゃないか。こんなにもワンピース好きな人達がいる。逆にちょっと嬉しくなりました。

そして今作の劇場版では、”ある意味でワンピースらしからぬ新しさ”がありました。まさに新時代。あとウタを好きになれるかどうかも反映されそう。
これをジャンプアニメの新しい挑戦とみるか、否かで、この映画に対する面白さが変わりそうな気もします。ちなみに自分は前者です。

アニソン好きなんですよ、３~４分の歌詞の中に作品がギュッと詰め込まれていて聴くと元気になります。あとウタの「相変わらず負けず嫌いね」と、にししと笑い手をにぎにぎする仕草よくないっすか

そして、アニメ＋音楽（歌）の融合表現は古くからあり『マクロス』シリーズをはじめ、『戦姫絶唱シンフォギア』ｅｔｃ、ゲームを加えればもっと多くの作品があります。今作の劇場版の試みではこれに近い表現を取り入れた形になります。

日本最大級の映画レビュー数を誇るFilmarksの評価数で『ONE PIECE FILM RED』は「3.8」と面白かった人と、面白くなかったという人ときっぱりと割れています。微妙な映画だと評価された『竜とそばかすの姫』の評価数は「3.6」でした。

『竜とそばかすの姫』も今作同様に”歌を世界に届ける”という意味では題材は同じ、まだ『ONE PIECE FILM RED』は公開２日目なので今後どう変化するかで受け入れられるか否か？

個人な感想を述べるなら面白かったです。最後少しやるせない気持ちになるけど、それでも前を向いて進む、ちょっとビターな大人向けワンピースでした。

それでも今回はいつもと違い最後スッキリとした気持ちにはなれなかった。なぜならヒロイン兼、敵として立ちはだかるのがウタだから。罪を犯して、暴走して、なんとか元の世界には戻せたけどウタ本人は救うことが出来なかったから。本人は満足だったかもしれないけど、残された方は結構きつい。明確な描写はありませんが、最後遠ざかっていくシャンクスの船上の様子から察するとおそらく息を引き取ったんじゃないかな？と。亡くすには惜しいキャラクターなので、生きていて欲しいけれど。ここもあえて明確に描写しない事で、映画を観た後に「生きてる派」と「亡くなった派」で話し込める仕様になっているじゃないかなと推測します。

ただ、メタい話をすればワンピース劇場版あるあるなんですが、劇場版悪魔の能力者（悪魔の実）は性能がぶっ壊れ性能過ぎて本編に来れないから劇中で退場するしかないという悲しい設定なんですよ

おそらく劇場足を運んだ小学生なんかは、胸糞悪くなるような敵（悪党海賊か海軍）をルフィ達がぶっ飛ばして気持ち良く終わるようなド定番の王道展開の方が分かり易くて良かったのかもしれない。それでも少年ジャンプ劇場版はラストバトルできっちり盛り上げてくれるのは流石の一言。それでも殴り倒すのは感情を持たない無機質な悪魔ではなく、信念を持った敵であって欲しかったというのは我儘かな

そして週刊少年シチューを読んでくれている皆様お待ちかね、考察部分のお時間です。こういう「たら」「れば」の話が好きな人はもう少しだけお付き合いいただければと思います。

自分は好きな映画なんかはティザーＰＶや冒頭シーンや、劇場キャラクターが出そろった時点の情報から、映画展開を先読みし自分なりの結末を一度頭の中で思い描いてから答え合わせをするように本編を見るという楽しみ方をしています。

なのでここからはシチュー脳内劇場版（妄想）になります

『妄想劇場版ONE PIECE FILM RED』

初めて今作のティザートレイラーが発表されたのが2021年11月21日です。

このティザーを見た時どう思ったか？
「やっと謎だったシャンクスの目の傷跡についての過去が語られるのか！」です。
ＲＥＤのⅮの文字に目の傷跡がしっかりと刻んであるし、最後にその傷跡とシャンクスの傷跡が重なるＰＶになっているからです。

シャンクスは『ワンピース』において重要なキャラクターであるにもかかわらずコミックス最新巻まで読んでも、あまり過去が語られていません。
眼の傷跡についても白髭との会話で「お前んとこのティーチだよ」言っていたことから黒ひげから受けた傷である前提として進めます。

そしてシャンクスが傷を負うのは決まって、小さい子供を護る時です。
風車村の時はルフィを護って左腕を、なので過去にも誰かを護る際に負った傷なら腑に落ちるかなと。そして、その護った子供がウタだったんじゃないかと思った訳です。自分の憧れであるシャンクスの顔に一生残る傷跡を残してしまった、それをずっと負い目に感じていたウタが暴走して…という感じで脳内で先読み展開していくシナリオだと思ったんですが劇場版でシャンクスの傷に全くと言っても良いほど触れませんでしたね！かすりもしてないのなんでだよｗ

それで自分なりに納得させる方向に持っていくなら、ここからは完全に想像の範疇です、何のソースもありません、一ファンの戯言だと思って下さい。
尾田先生はＡｄｏの大ファンだし、Ａｄｏも尾田先生の大ファンなので、尾田先生がＡｄｏに劇中で使う曲を何曲か作ってほしいと依頼したら６曲も作ってしまった。凄い生産力だ、全部良い曲だぞ、困った。そうだ！原作者権限で全曲歌えるシナリオに書き直そう！と、当初ティザー公開時に予定していたシナリオと今回上映した劇場シナリオは差異があるんじゃないかな説、どうですか？

あとキャラクターについて言及してから終わりましょうか。ブルーノさんそのダサいジャージは何ですか？非番でももう少しなんかあったでしょう？劇場版なんですから映える格好してくだいよ！『ドラゴンボール超』の悟飯といい、ジャンプアニメ界で流行ってるんですか？あとカリファさん作中で見せ場ゼロではと思っていたらまさかの見せ場が、ＥＤ中の入浴シーンってｗアワアワの実の使い方間違えてない。お色気要因だったお笑い要員だったりどうしてしまったんだ、ＣＰ９ｗ

とまあ話は尽きないのですがこの辺にしましょうか、あとウタが『ソードアートオンライン』の茅場 晶彦とか言ってる奴、話があります、後で屋上へ来なさい。