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ホグワーツレガシーの4K環境について2種類のグラボで検証する

手持ちのグラボ(RTX3060&RTX3070ti)の比較

美麗なグラフィックに比例して重い重いと話題のホグワーツレガシーであるが、今回はRTX3070tiのメイン機と、RTX3060のサブ機による比較検証を行ったので、その感想を書いていく。

ざっくり比較環境
メイン機
Core-i7 12700
RTX3070ti
DDR-5 4800MHz 32GB
2TB SSD gen4
Windows11

サブ機
Core-i5 12600K
RTX3060
DDR-5 4800MHz 32GB
1TB SSD gen3
Windows11

単純に性能差だけの話ではないらしい。

価格的にも性能的にも明らかに優れているのはRTX3070tiであるが、CUDAコア数やRTコア数でいえば確かにその通りではあるのだが、1つだけRTX3060が勝っている点があって、それがVRAM容量である。

RTX3070tiはVRAM容量が8ギガしかない為、VRAMは7ギガ付近で張り付く。本体メモリは20GBも食ってる。

ホグワーツレガシーはどうもVRAMの容量差がプレイ内容に影響されやすいらしく、RTX3070tiはこの点でかなり苦戦を強いられている印象があった。

4Kも行ける!?RTX3060の実力

RTX3070tiではレイトレーシンをオフにしても4K高品質、DLSSクオリティ(=ソフトウェアベンチマークによる推進環境)だと、安定して60fps以上が出ているにも関わらず何故かカクつきが目立ち、これは恐らくVRAM容量の少なさが原因(データの出し入れが頻繁になり過ぎている)かと思われる。これだとやはりプレイ環境としてはかなり気になるため、4K中品質設定に下げると快適なプレイ(大体100fps前後)が可能となっている。

その下位クラスであるRTX3060で4K環境は厳しいのでは?と思っていたのだが、意外にRTX3060は4K中設定・DLSSクオリティで60fps前後ならなんとか対応できているみたいで、意外にも普通に遊べる。
平均fps自体はRTX3070tiよりも低いのだが、何故かカクつきは思った程出ず、この辺にメモリ量の多さの恩恵を感じた。

RTX3060による検証画面。激重ホグズミードで40fps堅持。
VRAMと本体メモリ併せて32GBも使用している

RTX3060が健闘できた背景として、やはり豊富なVRAMの存在は大きい。性能面ではコア数が少ないためにRTX3070tiのように100fpsは出ないにせよ、重たいホグズミードで40fps以上出せていたのはこの価格帯のグラボにしてはだいぶ頑張った方ではなかろうかと思う。

何より、単純に処理能力が高くfpsだけ出ても、VRAMが足りないと大量の画像データ処理に歩留まりが生じてしまうというのは新しい発見だった。RTX3070tiはGDDR6をGDDR6Xという独特の技術でパワーアップさせて帯域幅を増やしているが、消費電力も爆上がりする負荷の大きい技術でもある為、帯域限界点で常時フル稼働させるとやはり綻びが出てくるらしい。(個人的にGDDR6X技術は、データの再現に揺らぎ?が出やすい技術な気がする。)

発売当初は「何故3060だけ12GB?」やら「RTX3060tiと性能差がありスギィ!」等と色々言われてきたRTX3060だが、VRAMを食うゲームに関してはそれなりに利点があったという事で、このホグワーツレガシーに関してはVRAM8GBのRTX3060tiと比較しても遜色のない性能を引き出せているのではないかと思うので、RTX3060ユーザーには朗報と言えるのでは無かろうか?

4K中設定で60fps前後出てるので、RTX3060のコアユーザー帯のFHD環境ならかなり快適に遊べる筈だ。

おまけ:4K最高品質での検証

4K最高品質・レイトレオンのスクショ。
こうなるとRTX3070tiでも歯が立たなくなり、かなり画面がガクつくようになった。しかし床の光沢スゲェな。

いや~キツイっす!
ホグワーツレガシー、4K最高品質でレイトレーシングオンにすると、床の光沢とかマジで歪みねぇ感じになるのだが、動かすと30fps出すのも厳しくなり、流石に動作困難といった感じだった。

やはりレイトレーシングはDLSS3を積んだRTX40シリーズ以降でようやく、って感じですかね。

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