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お笑い芸人登場

前説

 いろいろ考えているわたしは、オノレの性格についてもものすごく考えている。……めんどくさい。先いこ。

非公開日記25「お笑い芸人登場」 2015年03月24日01:24

 3月書いてないじゃん。気になってはいたんだけど。いや気になるとかそういう問題じゃなくて、書かずにいられないかどうかの問題だ。溢れるものがなかった。一度溢れたからノートに殴り書きした。その未練で書かなきゃとは思っていた。思っていてすらこのタイミング。ちなみに殴り書いたのは3月10日の晩でした。どうしよう。いまさらだ。でも書きたいメモしたい。えと。とりあえず今日の事を書くか。

 今日は娘と出かけた。おだやかな日より。毎日休みで予定もなくてヒマで上機嫌の娘と楽しくおでかけした。

 出かける直前、脳内激しく今週末の飲み会のことを考えていたわたしは、モチネタ増強に忙しかった。ちょうど一昨日、知人と語り合う機会があって色々と自分の性質について思い巡らせていたところ、そういえばいろーんな、こういっちゃなんだが罵詈雑言の類の数々を娘から戴いていたことだなあ、と思い出した。ところ中途半端にしか思い出せずにもやもやが募り、募ったままお出かけしてしまったため、道中、娘との対話のテーマがほぼ「わたしへの罵詈雑言について」となりました。おかげさまで大層盛り上がった。

 思い出せずにもやもやしたのは、去年の同窓会の直前あたり、同級生男子と電話で話したところわたしのことを「マイペース天然キャラだったよね」と評してくれたのに喜びを得て「だってよ、だってよー」と浮かれた報告したところ娘から言われた言葉だ。

「天然じゃねーよ、腹黒キャラだろ」

 これを気持ち良く思い出せず「腹黒○○キャラだろ」みたいにから言われたんだけどなんだっけー??と悶々したのでした。

 SNSに投稿したような気もしてさんざん探したあげくスマホ内のメモもみたけどなかった。ほとんどあきらめて、最後の可能性、メールの未送信ボックスをみたら。ありました。「戴冠さまざま」ってタイトルまでつけて。タイトル目に入ってたのに思い出せなかった。くそぉ。

 いやしかしすっきりした。ついでに「さまざま」な戴冠もまとめておこう。いかん張り切っている。娘にも「けなすと喜ぶから」と言われた。確かにそうだ。それを言われたのは昼食のレストランでのこと。いつもいらなーいとテンション低い昼食なのに「焼き立てパン食べ放題」というステージにたった途端にやる気をみなぎらせ、目を輝かせてパンを盛ってきたわたしに「おもしろいんだけどー」云い放った娘。「友だちみたいにいいやがったしー」「だってー」「そういえば」の流れで、かつての「いい人」問答になった。

 @@さんのことを「性格がいい」という人がいて、確かにそうだしきっと誰もが彼のことをそういうよね、の話の時だった。「アンタいい性格してる、ダイジョウブ」と娘に云い放たれた。そんなこんなを思い出し、あはあは笑っていたら「ほらね」「よろこぶからー」と。確かにそうだ。だって普通に「いい人」って言われてもつまんないじゃん、とか、またそういうことを言うわたしだった。

 @@@さんからは最近「素直」って言われてちょっとショックだった、という告白もした。「ほらね」増強だ。

で。やっとまとめ。

えっと。最初からいかないとわかんない。

「天然じゃねーよ、腹黒キャラだろ!」
「アンタはいい性格してるからダイジョウブ」
「ママはうちで一番クレイジー」
「もう少し落ち着いた方がいい。大人なんだから」
「人としてはダメだけど、ちゃんと(やること)やってるから、クズではない」
「ひと昔まえに比べると、飲まなくなったよね~、飲めなくなった?」

 
 これらはすべて、昨年(娘中三)夏休みのセリフ、だと思われる。
 
 そんなこんなを話のネタに、帰りも楽しくしゃべっていたら、およそこんどは娘の方が得意気になってきた。しゃべるしゃべる、笑う笑う。彼女の返しの鋭さとスピードはまさしく「頭の回転が速く繰り出す言葉のセンスが卓越しているおかげで生き残るお笑い芸人」そのものだ。

娘よ目指せお笑いの星 !

★ ★ ★

過去日記ココマデ。読んでくださった方ありがとうございます。

娘からの罵詈雑言は生きる糧となり力となるのです。

罵詈雑言の数々、箇条書きかつ太字にしちゃうとちょっと引くけど、当時は本当にわたしの性質を深いところまでよくみてくれていると感じてうれしかったものです。今読むとわたしも娘も若かったな、はしゃぎすぎだな、という気がしますが。

ただ、基本こうした路線で生きてきたので、逆に最近は落ち着きすぎてつまらんのう、な日々です。

そうそう、上の日記のような話を友人知人にすると、「アンタよばわり!?」と驚かれることがよくあります。息子も娘も平気で「アンタ」と呼ぶけど「ママ」と言いにくくなって照れているところもありげだし、そもそも親らしくもしていないからわたしも全然平気です。

特に息子は悩んだらしくて、高校生時代、唐突に

「俺は自分の子どもには『お父さん』と呼ばせる !! 」と声高らかに宣言していました。勝手にすれば? と思ったのですが、どうやら自分が「パパ」「ママ」と呼ぶ癖がなかなか抜けず苦労していたらしい。なんていじましいことでしょう。悩め悩め。

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