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歯科矯正進捗報告②

↓前回

1月の中旬にマウスピース矯正の第二段階、歯と歯の間の隙間作りとアタッチメント付けをしてきた。

拷問

マウスピース矯正では、歯の表面にアタッチメントというレジンの突起みたいなものをつけることになる。この突起にマウスピースを引っかけることで、歯に掛かる圧力を調整するのだ。

アタッチメントを付けるといったって、ちょちょっと歯の表面にレジンつけて硬化するだけでしょ? 余裕っすわ~と思ってた。わたしだって。
しかしアタッチメントを付ける箇所が二十何カ所とあったこともあり、施術の時間は長丁場となった。

まず、施術中にレジンを濡らしてはいけないので、長時間口を開けたままでなくてはならないのがしんどい。それに、レジンを乗せて硬化させたあとに、形を整えるためにドリルみたいなもので削ることになるのだが、これがまぁ~~痛い。なんで痛いかっていうと、知覚過敏もちだということ、あとマウスピースをつけてることで歯の根っこが動き始めてることによる痛みもあるかもしれない。
ドリルでギャギャギャと削られるたび、したたかに振動が伝わってくる。しんどいしんどいしんどい。削りカスを洗浄するために、水圧強めの冷たい水も同時に当てられる。知覚過敏に多大なるダメージ!

つらすぎる・・・と思いながらも、一刻も早く終わって欲しいのでただじっと時が過ぎるのをおとなしく待つ。

アタッチメント付けが終わったら、つぎは歯を動かすスペースを作るための、歯の間の隙間空け。のために、歯と歯の間を削っていく施術。

最初に奥歯の方をギュルギュルと削られ、「このくらいの強さで削っていきま~す」とお医者さんが一言。ほぼ痛みはなかったので、「もうしんどいターンは終わったんだな」と安心して施術を受け始めたのも束の間、前歯のあたりにさしかかった途端、これまでで一番の激痛!

当然歯の根元まで削らなくてはいけないので、ドリルが歯茎にあたるのだ。

前歯周辺の歯茎って痛み感じやすい気がするんだよな。フロス通してても奥歯の方は勢い余って歯茎に当たっても痛くないけど、前歯の方はゾッとするくらい痛いから慎重に通す。

というわけで、前歯周辺の隙間空けがめちゃくちゃ痛い。痛い。痛い。
ただこれもこの苦痛をなるべく早く終わらせるためにはおとなしく待つ以外の選択肢はないので、なるべく無心で待つ。けどやっぱり痛いので、自然とドリルを避けようと身体がわずかに動いてしまう。痛い。本当に痛い。
マウスピース矯正始めてから今のところ一番痛かったのは、この歯茎ドリルだ。拷問かと思った。
わたしがなにをしたというのだ・・・・

どうにかこうにか終わった頃には、窓の外がすっかり暗くなっていた。来院したときは夕方だったので夕焼け空だったのだが、1時間半もこの拷問を受けていれば夜にもなる。

施術が終わった後にうがいをするよう言われたので素直にうがいをすると、吐き出した水が血の色で赤く染まっていた。

がっちりホールド

アタッチメント付けと隙間開けが終わった後に装備した新しいマウスピースは、やはりこれまでよりもがっちり歯にハマる。装着感アップだ。そのかわりかかる圧力も当然さらに強くなるし(ということは痛い)、外すのも一苦労だ。

歯科衛生士さんが鏡を差し出しながら、「練習してみましょうね、外してみてください」というのだが、かなり強くはまっているので、奥歯側からマウスピースに爪を引っかけても、うんともすんとも外れる気配がなく、かなり焦った。「もう一生これは外れないんだ・・・わたしはもうなにも食べることができないんだ・・・・・」と一瞬本気でゾッとしたが、爪を引っかけるコツをつかめばなんとか外せるようになった。逆に、付けるのは指で上から押し込むだけなので簡単だ。

毎週拷問

それから、週1ペースでマウスピースを新しいものに交換しているのだが、やはり新しいものに変えるたび、2~3日は歯が痛くなる。

毎週金曜日の夜にマウスピースを変えているのだが、お休みだ!という嬉しさと、マウスピース交換による新鮮な痛みが同居しているので、毎週喜んで良いのか苦しんで良いのかわからず複雑な気持ちになる。

新しいマウスピースに変えて痛みがあるということは、一週間ですっかりその前のマウスピースにあわせて歯が定着していたということなので、気の遠くなるような道を歩いているなと思いつつも、少しずつ歯が動いていっているという実感はわく。

でもマウスピースを装着する生活にも慣れてきたのか、食後などまだマウスピースを装着していない状態の歯が、なんだか心許ないと感じるようになってきた。マウスピースという鎧がないから、なんだか歯が薄いように感じるのだ。べつに実際歯が薄くなっているわけではなく、マウスピースの厚みに慣れてしまったからではあるのだが。

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