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投資信託編

Q:投資信託にはインデックス型とアクティブ型がありますが、どちらを購入すれば良いですか?

A:インデックス型とは、例えば「日経平均に連動します」というように、連動する指数があって、それとほぼ同じ動きをするものです。日経平均はTOPIXと同様に「日本の株式市場=日本の代表的な会社の株価の動きの平均値(※厳密には平均ではないけど)」なので、日本の会社がみんな相対的にこれから伸びるはず!と思えば、日経平均やTOPIXに連動する投信を買っておくことで個別の会社を選ばなくてもいいというわけ。あまり深く考えなくてもとりあえずこれを買っておえばいい、って感じ。
一方、アクティブ型は、例えば「いい会社を選んで日経平均よりずっと値上がりすることを目指そう」というものとか。つまり平均値を狙うのではなくて、なにかにフォーカスしてそれを狙いにいく!という投資信託。テーマ型の5Gに投資する投信も、5G関連で伸びそうな会社を選んで投資している投資信託なので、アクティブ型と言ってもいいと思います。一方で、「読み」がはずれると値下がりすることもありますよね。
ご自身で、どちらが自分に合っているかなあ、って考えて選んでみてください。

Q:投資信託はアクティブ型とインデックス型どちらがいいですか?

A:値動きの上下に耐えられるのであえば、リターンを狙ってアクティブ型もいいかもしれません。お勧めは「それぞれ両方持つ」だと思います。資産運用は分散させることで、リスクを抑えてリターンを狙う究極のバランスゲームだと思いますので、できるだけ多くの資産を持つようにして「負けない運用」を目指すのがよいかと思います。

Q:投資信託について、例えば、日経225を扱う企業が沢山ありますが具体的には何が違うのですか?どこを見て購入すればいいのかよく分かりません

A:日経225に連動するという投資信託は、世の中にとてもたくさんあります。でもどれも「日経225に連動する」とうたっている以上、値動きはどれもほぼ同じです。例えばこんな選び方はいかがでしょうか?

①純資産総額:これはその投信の規模。これが大きいと、それだけ多くの人がこれを選んでいるということになるので、安心感がある。
②手数料:これは買った時の手数料と、信託報酬と言われる手数料があります。でも、同じ日経平均連動の投信だと、手数料もどれもほぼ同じなので、あまり選ぶ基準にはならないかも。
③運用会社:安心できる会社が運用しているかどうか。これもご自身の好みでしょうかね。
④運用期間:昔からずっと運用しているものは、やはり安心感ありますよね。いつからその投信の運用が始まったか、も見てみては。

そんなところで選んでみるのでどうでしょうか?またその中で「あれ?」っていうことあれば、お知らせください!!

Q:1口から買えるREITと、投資信託で買うREITは何が違うのでしょうか?

A:一般的な傾向として、1口から買えるREITは、商品毎にオフィスに投資している、とか、マンションに投資しているとか、REIT毎に投資している物件が違います。どのような不動産に投資しているREITなのかは、ネットでも簡単に確認できます。
投資信託の方は、さらにもう少し大きく、米国不動産に投資するとか、オフィスREITやマンションREITなど様々な日本のREITに幅広く投資するとか、大きなくくりで投資できる、と言う感じでしょうか。こちらも目論見書を見ると、なにに投資しているかわかります。ぜひ比べて見てください!!

Q:不動産に投資している投資信託は、投資している土地、建物などの情報は公開しているの?

A:はい、全部公開していますよ。どこどこのビルに投資しているという情報など。ネットで検索すれば確認できます。

Q:投資信託の投資先は、どのようなタイミングで、誰が変更しているんでしょうか?

A:投資信託の運用は、それぞれの投信会社の中で、その投資信託毎に様々な運用をしています。毎日見直すところもあれば、月単位で見直したりとか、都度見直しとか。このような運用をやっているのが、いわゆる「ファンドマネージャー」という人達です。ですから、「これ」という投資信託があれば、その投資信託に関する情報は(運用方針も含めて)「目論見書」という書類にきっちり書いてあるので、それを熟読されるのをお勧めします。

Q:対象のファンドが償還された場合はどうされるんでしょう?償還されないように厳選されたファンドを選定しているから心配いらないのでしょうか?

A:償還予定があらかじめ決まっている場合は、目論見書に記載されているので購入される時に確認しておいた方が良いです。最近は、通貨選択型などちょっと複雑な仕組みの投信は繰上償還条件が決まっていたりします。もし意図せずに償還されるのがイヤな場合は、INDEX型などのスタンダードな投資信託で、償還予定のないものを選ばれてはどうでしょうか?難しいものよりは、まずはスタンダードモノからをお勧めします!

Q:投信を購入するタイミングが分からない

A:いつでもいいんです。タイミングを見計らって売買するというよりは、長期でじっくり分散投資していく、だんだん買い増ししていくスタンスに向いているのが投資信託です。思い立った時に、少額からでいいのでスタートしてみましょう。

Q:投資信託の売り時はどのように判断すれば良いですか?
Q:何%値上がりしたら利食いするんですか。

A:投資信託は、なるべく長期で持っていることで「資産の分散」と「時間の分散」ができる商品ですので、売り時を探すというよりは、「別の良い資産が見つかったので、そちらに乗り換えてみよう」という発想で銘柄を変更したり、保有している割合を変えるというのが良いと思います。株でもそうですけど、プロの運用者だって常に利益を出し続けるのは難しいものです。じっくり構えておいて、必要なら時々見直す、という取り組み方が良いと思います。

Q:投資信託の売り時がわかりません。長期に向いているので積立のように定期的に買い増していくのが良いのはわかるのですが、死ぬまで買い増すわけにもいきませんし・・・。特に、銘柄を見直した際に買うのを止めた銘柄は保有したままの方が良いのか徐々に売った方が良いのか等、迷ってしまい悩みます。
Q:毎月の積立により残高は積み上がるが売却するタイミングがよくわかりません。

A:死ぬまで積み立てする事ないですよ〜〜 お金は有効に使うのが重要です!世の中のセオリーでは、リタイアまで運用しながらの積み立てを続けて、リタイア後はそこから定期的に取り崩していってリタイア後の生活を楽しむ、というのが良いと言われています。なので、積み立ては途中で売ったり買ったりではなく、自分で当初予定したタイミングで取り崩しモードに変わるというのが良いと思います。

Q:投資信託は、結局、毎月分配型は止めたほうがいいの?
Q:投資信託の分配金は再投資と受け取るではどちらがいいですか?

A:分配金は、毎月出るものや年1回のものなどいろいろあります。まず要チェックは「分配金がちゃんと利益から出ているものかどうか」です。簡単な見極めは、分配金が出ても基準価額が下がっていなければいいのですが、分配金の分だけ基準価額が下がっているのであれば、分配金がもともとの元本を食いつぶしているだけなので要注意です。分配金をもらいたいという意図が特にないのであれば、税金分差し引かれて受け取るよりも、再投資した方がいいかなと個人的には思います。

Q:「分配金をもらいたいという意図が特にないのであれば、税金分差し引かれて受け取るよりも、再投資した方がいいかなと個人的には思います。」と再投資をおすすめされていました。しかし、たとえば毎月分配の投信で、受け取りではなく再投資を選んだら、この再投資は、税金引かれて再投資ではないのですか? 勘違いしていたかも知れません。

A:ご指摘ありがとうございます!! すみません、私の説明が不足していましたね。
「再投資の方が良いのではないか」と申し上げたのは、「分配金が出る投信よりは、分配金分を投信の中で自動的に再投資している、分配金は出さない投信の方がいいのではないか」という意味です。ご自身で受け取った分配金をご自身で再投資すると、受け取った時点で税金がかかるので得でもなんでもありません。投信の銘柄選びの時に「分配金は受け取らずに再投資していい」とお考えであれば「分配金は出さずに投信の中で再投資される投信」を選ばれるのが良いでしょう、という意味でした。ありがとうございます。ご指摘ごもっともでした!!

Q:投資信託と個別銘柄、どのようなタイミングでどのように使い分けるのがいいと思いますか。是非、土屋代表のおすすめの使い分け方を教えて下さい。

A:私は、身近の企業を応援するという観点から個別企業の株価に連動するポイントはいくつか持って楽しんでいます。値動きしますけれども、大きく動いた時は「あれ、なんで?」とちょっと調べたりして。投資信託は、託してお任せが基本スタンスなので、値動きというより「毎月1回くらいで一応確認しておく」って感じですかね。このように「任せておくのが基本」と考えると、投資信託って楽ですよ。

Q:NISA口座で買った投資信託で、利益が出た場合は課税される?

A:NISAは、年間120万円まででその範囲で購入した投資信託の配当金や譲渡益については課税されません。利用したほうがお得ですよ!

Q:債券のみを取り入れた投資信託のメリットデメリットを教えてください。

A:債券とは、例えば代表的なのは日本国債とかですが、債券は利率が決まっていて確実にクーポン収入を得られてリスクは低いですが、その利率は1%以下だったり。つまり、「ローリスク」だけど「ローリターン」という訳です。それは良いところでもあり残念なところでもあり。少し「守り」に寄ったバランスなんだと思います。

Q:バンガードはアメリカで人気ありますか?

A:バンガードは、世界でとても有名な投信会社、世界でとっても大きい投信会社のひとつです。日本では、セゾン投信という会社がここのファンドを取り扱っていて、成績もすごくいいですよ。質実剛健で、バランスの良い安定している、という印象ですね。 あくまでも私の印象ですけれども。ご参考になれば。

Q:可能な限り資産成長させたいと思います。その場合、投資信託もポートフォリオで戦略的に行うと良いと思いますが、どのようなポートフォリオをお薦めですか。理想の投資信託ポートフォリオを提示していただければ参考にしたいと思います。

A:私は正直プロではないので、あくまでも個人的な私見ですので、ほんと参考までに。大きく分けて「株」か「債券」かの割合を決めて、その割合とほぼ同じ割合で投資している投資信託を選んだらいかがでしょう? まだ現役の方であれば、株7割債券3割、とか。もうリタイア近い方であれば、この逆の割合で、とか。要は「リスク」と「リターン」のバランスで心地悪くないところ、だと思います。すみません、参考になったかしら・・・

Q:為替リスクを受け入れてでも、海外株を取り入れた投資信託を購入するメリットがあれば教えて頂きたいです

A:それは海外のその企業に為替リスクがあったとしても魅力があるかどうか、ですかね。残念ながら日本企業の成長では将来への大きな期待がないように思う時に、という選択でしょうか。
または、外貨を資産として持っておくという発想もあると思います。日本円で持っておくことが必ずしもリスクヘッジではないかもしれない。 投資信託の中には為替ヘッジしているものとしていないものと両方ありますので、購入の際には目論見書も確認することをお勧めします。

Q:自分にあった投資信託っていわれても、資産運用方針はローリスク・ハイリターンがいいじゃ駄目ですか?

A:正解!! ローリスクハイリターンが一番いいです。でも、残念ながら世の中、そういう話には裏があったりします。リスクなく確実に10%の利回りが自然に手に入るような商品には注意が必要です。ですから、「リスク」と「リターン」のいい塩梅のバランスを見つけてその商品を選ぶのが良いんだと思います。

Q:投資信託ifreeNASDAQインデックスとそれのレバレッジ型の信託報酬の多寡を見ると意外に信託報酬はどんぶり勘定or大雑把な気します

A:いろいろ難しい運用をしている投資信託は、信託報酬もそれなりに高いものもあります。でもそれは、ファンドマネージャーさんが頑張って考えて投資運用の手間にかかるコストなので、それを知った上で選ぶということが必要ですよね。これも、「リターン」と「コスト」のバランスかな〜〜



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