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これは本当にエコなのだろうか? (’22/11/04)

健康のため、週1回ジムで筋トレをしている。
このジムではコロナ対策として、アルコール消毒セットがジムの各所に設置されている。
利用者は、使った後のマシンやマットを、ペーパータオルを使ってアルコール消毒するのだ。
これが、先日行ってみると、ペーパータオルが大量の布製のハンドタオルに変わっていた。
ジムの人曰く、SDGsに配慮してのことなんだそうだ。

はて、これは本当にエコなんだろうか?

使い捨てで紙をどんどん消費するのも、ちょっと気が引けるけれども、
これだけ大量のハンドタオルを購入し、紙と同じ感覚でどんどん利用し、
それを洗濯して、乾燥させて、また利用する、というサイクルが、二酸化炭素削減になっているのだろうか?

最近、「グリーンウォッシュ」という言葉をよく耳にする。
企業が、環境に配慮していると見せかけて、実はそうではないこと、
環境に意識の高い消費者に誤解を与えるようなことを指して使われる。

環境配慮と言えば、コーヒーショップへ行っても、紙製のストローの店が増えている。
紙製のストローは、プラスティック製のストローの半分の二酸化炭素排出量と換算されるそうで、これ自体は良い取組みだと思う。
ただ、だからと言って、すべての企業で無理にすべてを紙製にする事が、果たしてエコにプラスなのだろうか?
日本ではゴミの処理の仕組みが整っているので、たとえプラスティックのストローを使っていても、それが適切にゴミ箱に捨てられていれば、少なくとも海洋ゴミになることはない、と言う。
要は、使う側、私たちがポイ捨てをしない、ということが大切なのだ。

それって、本当にエコなのか?

製品の一面だけを取り上げるのではなく、その製造工程から運搬、そして利用と廃棄まで、トータルでどれだけエコなのか、その取り組みは、どんな環境問題の解決になるのか、
私たち消費者も、ちゃんと吟味し見極める事が必要だ。

企業には自社の事業の中で、どんな取り組みがどれだけの効果に繋がるかをわかりやすく発信してほしいし、
私たちは私たちの目で見極め、選択して、自分の行動も変えていく事が大切。

そんなひとつひとつの問いかけと選択が、社会を変えて行く。

愛され企業さーちでは、各企業のSDGsの取組をピックアップして取り上げています。
また近々、このコンテンツをさらにバージョンアップする計画が進行中です!
みなさんと色々考えてみる機会ができると思いますので、ぜひ期待してお待ちくださいね!
SDGsは、奥が深い!


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