M-1オタクにとって、M-1はM-1が終わって終了ではなく、後に放送される「M-1アナザーストーリー」まで観てやっと終了、という自意識がある。
最近はM-1公式YouTubeで「アナザーアナザーストーリー」なんかも流されるから、「あれ？まだ終わってなかった」と思って楽しんだりもしていたのですが……
どうやら4月になってもM-1は終わらないらしいのです。

M-1ツアースペシャル2023東京公演（追加公演）に行ってきました！
ツアーというだけあって、全国津々浦々で開催されるこのライブ。
このあと北海道でも行われ、8月に秋田・広島を回ってようやくフィニッシュらしい。
8月って、今年の「M-1・1回戦」がもう開幕されてますよね。
M-1がいつ始まっていつ終わるのか、よくわからなくなってきました。

個人的な感想をネタ順に綴っていきます。

①真空ジェシカ

マユリカ坂本さんの「ダッシュでセンターマイクまで行く」から始まり、最後は男性ブランコの「音符運び」をやってました。
さすが舞台。笑

②キュウ

最初の掴みのセリフだけでウケるなんて、キュウも売れたなぁと感じる。

③ヤ―レンズ

帰ろうとしたお客さんいじりがおもしろかった。(実際はトイレだと思うけど)
本来はこの出順で男性ブランコだったらしいんだけど、浦井さんが寝坊したから急遽出ることになったことを暴露してました。

④ハイツ友の会

笑いのツボが違うことに対して、表現の仕方がお見事でした。

⑤ヨネダ2000

プロおみこファーのネタ。
メルカリのCMのときのあの人が出てくるところで爆笑しました。

⑥男性ブランコ

寝坊した浦井さんが、睡眠の内訳についてしゃべってました。
そしてこのあと、
「オズワルドは伊藤のピンネタが披露される」ことを暴露。
暴露返し？　

⑦ダイヤモンド

ダイヤモンドのネタって構成がすごくて、今回もオチがバシッと決まってました。

⑧ケビンス

平日12時開演のライブなので、それについて客いじりしておもしろかった。

⑨金属バット

再び、平日12時開演いじり。
さすがの毒でおもしろい。
そのあとのネタもアドリブ入れつつ最高。

⑩オズワルド

畠中さんの病欠により、急遽伊藤さんのピンネタに。
ここまでのいろいろな芸人さんにいじられていて、出るだけで拍手大喝采。
みんな愛があるなぁと感じました。

⑪さや香

ほかのコンビと違ってアドリブが効かないなぁと思った笑。

⑫ウエストランド

さや香が出たので次だろうな、と思っていたらやっぱり来ましたチャンピオン。
絶口調でした。
ウエストランドは女子の悪口言ってるネタも大好きだったけど、進化して、M-1獲って、まさに「お笑いは復讐」をやり遂げたなぁ〜と沁みる。
本当におめでとうございます。

ネタ時間10分だと思ってたら、どうやら6分だったらしい。
舞台はアドリブがあるし良い意味でゆるいからおもしろい。
でも会場が立派過ぎて、感覚的にはテレビで見ているみたいでした。
(道頓堀のB1角座でお笑いライブを見ていたわたしからすると)
（※B1角座：地下の薄暗いライブ会場。携帯の電波も届かない。すでに閉館。調べてみたらキャパ126席って…そんなあったかな？体感なかった）
LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）はキャパ1,956席ですからね。
大きくて立派だし、なんといってもキレイでまぶしい。
大阪の狭い地下ライブに通い詰めていたわたしが、渋谷のど真ん中でお笑いライブを見ることになるとは。。

最後に、くまだまさしさんの前説は最高でした。
もう完全にパッケージ化されてて、商品化したら売れるんじゃないかな？ていうくらい完璧に出来上がってた。
さすがM-1の前説してるだけあります。
（※前説のみ、写真撮影もSNS投稿もOKでした。なんでやろ？）