新年の始まりお休みの終わり

年末に一人帰省…
翌日おせちを持って実家に向かう筈の相方は体調不良になり、私も実家におせちを持って帰省するも、また早々に家に戻ることになった。

新年を迎え、ちょっとしたいざこざのあと動けない相方を残し、おせちを抱えもう一人の帰省者と共に三人で相方の実家へ。
おせちを広げそれぞれに食べて飲み歓談して親類を待った。
久しぶりの子達の成長に驚き話も弾む。

そんな時スマホのアラームが鳴った。
もうすぐ夕方だった。
相方が単身東北に行っていたりして、全国のアラームを設定していたためだがアラームが止むことはない…
今から満潮に向かい津波の心配と止まらない地震…テレビからは「年末年始であり、いつもとは違う蕩き方をしている方が多いと思います…」と聞こえてきた。
当然ながら放送は殆ど地震と津波のニュースになる。
火事と流れ込んてくる水と川の水の逆流。
これから満潮と暗くなる時間が重なり、緊張が走る…
震災は恐ろしいものなのに、寒さに加えて夜間の震災という厳しい状況となった。
明けてテレビで火災の場所を歩いて伝える地元のレポーターがいた。見ただけでも只だだ酷い焼け野が原の様な光景が映し出された。
「酷い地震が来たあとに収まったと思って荷物を取りに行かれた方がたくさんいたのでは?とても危険なことです」と…
本震が来たら後は余震だからと私もきっとそう思う。着の身着の儘逃げていたらきっとそうしたくなる人は多いと思う。
倒壊した建物に立ち尽くす人、外からはそうでもないように見えるが覗いてみると入るのは危険だと諦めたと話す人…
明るくなった分救助は進められるだろうが、足元に雪が残る寒さでライフラインも絶たれていた。
民放は徐々に通常の放送に戻ったため、国営放送をしばらく見てテレビを消す。何か少しでも出来ることをしたいと思うばかり。

遠方の私は震災に対して改めて準備をするしかないのだが、今回の震災の様な場合対処出来た人がどのくらいおられたのか…
新年に家に帰っていた人、出ていた人、家にいた人ですら対処の難しい地震の頻発…
怖かっただろう。

被災地の事をそれぞれ気にしながら、帰省者達はまた仕事のためそれぞれの居処に戻るため家を出て、相方は仕事に出て行った。

ここ数年、コロナや私と相方の体調不良などによりいつもとは違う年末年始を向かえていたが、今年も大変な年明けになった。

そして私も明後日には仕事が始まる。



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