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<開催編>【🕊️ありのままでいい きみの物語は きみのもの展】

STORIAでは、子どもたちが生まれ持った可能性が輝く体験プログラムを行っており、9月に『こどもたちのアート展覧会』を仙台市のせんだいメディアテークにて行いました!

展覧会名は【ありのままでいい きみの物語は きみのもの展】です♪

いよいよ13時からは展覧会開催です!
この展覧会では、「鑑賞ワーク」の方法をまずはレクチャーし、
ひとつひとつの作品を味わっていただくよう設計していました。

株式会社ホワイトシップさまにサポートいただきまして、
鑑賞を豊かに楽しむためのコツをお伝えするポイントを教えていただきました。

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鑑賞というのは、心で触ること。
上手や下手、明るい暗いではなく、心の目で見て、どんな世界か感じてみてください。

・動いているとしたら?
・香りがするとしたら?
・音が聞こえてくるとしたら?
・中に入ったら、どんな感じがする?
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まず来てくださった方には、1つの作品を例にして、
上記のように鑑賞を楽しむコツをお伝えしました。
さらに、味わったコメントをメッセージカードに書いていただき、
作者に届けることができるようにしました。
その後、作品の目の前に置かれた裏返しの紙をめくると、
作品のタイトル、作者の想いがまとめられた作品シートを見ることができ、
作品を2度味わえるように工夫しています。

始めの1時間は10名近くのみなさまが一気にいらしてくださり、
会場はすごく賑やかな雰囲気に。

私がご案内した中で、とても印象的な方がいらっしゃいました。
70代のご夫婦の、女性の方です。

鑑賞を豊かに楽しむためのコツをお話しすると、
「いや〜、私にはできないよ。感情って言ってもね…」と、やや後ろ向きなよう。
(本当にそうかな、機会がなかっただけかも…)と思いながら、説明を進めてみます。

「この絵がもし、動いているとしたらどうでしょう?」
「ひまわりがさわさわ揺れているよね」

「この絵がもし、香りがするとしたら?」
「夏の匂いがしてきそう」

「この絵がもし、音が聞こえてくるとしたら?」
「しゅーんと流れ星が流れていく音がするね!」

というように、私の問いかけひとつひとつにすぐさま言葉を返してくれたのでした。

(なんて素敵な感性をお持ちなんだろう…!でも素直に表してくれて、とっても嬉しい!)
「ぜひ感じたことをカードに書き留めてくださいね」と嬉しくなってニコニコとお伝えすると、
その女性は一つひとつの作品を本当に丁寧にじっくりと味わい、向き合って鑑賞くださいました。

最後に、どうでしたか?と感想を伺うと、
「とても幸せな時間でした、ありがとうございます」と教えてくださいました。
「大人になっていた時間が長く感じた、もう少しきれいな心でいたかった〜」と、アンケートでもご自身の願いを伝えてくださいました。

普段はなかなか自分の感じていることを、ありのままに感じて伝える機会が少ないのかもしれません。
でも、この展覧会を通じて、アート作品からの素直なエネルギーを受け取って、自分自身にも素直になって、「感じる」ことでありのままの自分でいられる体験になったのならば、展覧会名のとおり、私たちも嬉しく思います。

【ありのままでいい きみの物語は きみのもの展】

13−17時までの4時間で、30名超のみなさまにお越しいただきました!
関わってくださった全ての方々にお礼申し上げます。

また、ご自身と、そして子どもたちと、アートを通じて対話する時間を作れたらと思います。
毎年開催したいと考えていますので、また来年もお楽しみに!

展覧会の準備から当日までの様子を、10分のムービーにまとめました。
みなさまにも雰囲気がお届けできましたら嬉しく思います!


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