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キアヌ・リーヴスのキャラパワーで解決するな

最近第四作目が公開されたので、「ジョン・ウィック」そろそろ観ようかなって。

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この映画は最愛の妻が亡くなり、そんな妻からの贈り物である愛犬をロシア製DQNに奪われるところから始まる。

もう序盤から悲壮感たっぷりで暗いイメージを与えてくるが、そこはキアヌ・リーヴスというくそカッコいい男のくそカッコいいガンアクションで相殺させていくのはパワープレイが過ぎるだろう。
それくらいアクションは良い。気持ち良いほどテンポよく銃を撃っていくキアヌ・リーヴスを腹いっぱい見れるのは需要が高いし、ヒットするのも納得の理由だ。

この映画のPRポイントを言うと、まずキアヌ・リーヴスが悲しむ姿がたくさん見れる。あとキアヌ・リーヴスが銃を撃って、キアヌ・リーヴスが雨に濡れて、キアヌ・リーヴスが傷つき、キアヌ・リーヴスが猛る。
それだけで見てよかったと思える作品だ。

キアヌ・リーヴスが持つちょっと儚げな雰囲気、スタイリッシュな切れ味を全力で活かすために用意したと思われるストーリーに関しては特に感想は無い。
しかし、キアヌ・リーヴスの魅力が惜しげもなく出ている演出の数々が心に残っているのを考えるとストーリーが薄いのも「あえて」なのかもしれないと深読みしてしまう。

実際どんな話なのかは冒頭以外覚えていないが、その分空いた頭のスペースにはアクションシーンが入っていき、見終わった後もアクションシーンばかり思い出せる。
イコール、キアヌ・リーヴスの魅力を伝えきったのだと考えると脱帽すべきなのだろう。

まぁ、たぶん監督はそんなこと考えてないけど、そう思わされてしまった時点で今回は私の負けのようだ。

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