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ゲーミング旅行記~デイトナビーチ2日目二人の男

 どうも、ストーム久保です。

初日はnoteを更新したあとに寝落ちしてしまい、朝起きてすぐに風呂に入ってから大会に向かっていました。

そして大会が一区切りついたあとは飯を食べてホテルに戻り、再び寝落ちしていました。
久しぶりのアメリカはやはり時差の影響が強く出てしまう気がします。なぜかやたら眠たくなってしまうので、困ったものです。

そんなデイトナビーチ生活の2日目は、スト5業界では歴史的瞬間が発生していました。記念すべく、その様子をお届けいたします。

2人の男

彼の名前は「samurai」 https://twitter.com/SamuraiFGC
アメリカの強豪豪鬼使いで知られているプレイヤー。

非常に気さくでおおらかな性格とは真逆の、殺意が高いプレイスタイルはあまり対戦したくない印象を与えてくる。

彼の名前は「ヤス」https://twitter.com/yasu__0925
駒澤大学にある格ゲーサークルから表舞台に現れた、日本の若手ラシードプレイヤーだ。
現在は関西を中心に活動しているプロゲーミングチーム「京都スサノオ」に所属してプロシーンに参戦している。

この二人には直接的な関係はありません。

しかし、日本の配信でSamuraiが登場すると、突如コメント欄がざわつきます。

『ヤス、いつの間に大会行ったの?』
『ヤス?』
『キャラ変えた?』

彼はSamuraiだ。ヤスではない。
しかし、二人はこの小さな業界では目立つくらい似ていた。

ヤスさんは動画勢や知り合いに散々このことでいじられただろう。
私はもしかしてヤスさんが「Samuraiノイローゼ」になっていてもおかしくないと、密かに思っていたものだ。

そんな二人がデイトナビーチというリゾート地で、初めて出会った。


それは私がCEOの会場をうろうろしていた時のことだ。

京都スサノオのさかがみさんが試合をしているのを見つけて、応援しようと近づいてみた。
さかがみさんの周りには同じく京都スサノオのヤスさんが、チームメイトの雄姿を撮影するためにスマホを構えていた。

しかし、私は気がついてしまった。
もしかしたら、歴史的な瞬間の立会人になれる可能性があることを...

偶然、さかがみさんとSamuraiが同じpoolで、同じタイミングでその場で対戦していたのだ。そして後ろにはヤスさん。

瞬時に頭の中で【Samurai+ヤス=夢】の方程式が浮かび上がってきた。
この方程式はすでに完成されていて、美しかった。

ヤスさんに話しかけてみる。
もしかすると、もしかすると「Samuraiノイローゼ」なるものにかかっているとしたら、非常につらい選択をさせてしまう危険性もあったが、整ってしまっている環境に興奮を抑えられなかった。

少しの罪悪感を握りしめながら、Samuraiとのツーショットを提案してみる。

ヤス『僕も狙ってたんですよ

好意!
むしろ前向きな感情を抱いていたヤスさんと一緒にタイミングを伺う。

Samuraiはハイタニさんとpoolのウィナーズファイナルの試合をしていた。
この試合に勝つと非常に有利な状況で二日目に進出することができる、大切な試合だ。

問題はSamuraiがこの試合に負けたときに、声をかけられるかどうかだ。
私もプレイヤーなのでわかるが、負けた直後はやはり精神的につらくなっている。

そんなときに、いきなり
『Hey Samurai! ちょっと日本のサムライと呼ばれているヤスさんとツーショットを撮ってくれないかい?』
なんて言えるだろうか?無理だ。

だからといってハイタニさんが負けることは望んでいない。
ただ試合の結果を待つことにした...

結果はSamuraiが勝利した。
ハイタニさんには本当に悪いが、好機を逃すわけにはいかないのでSamuraiに接触した。

『彼(ヤスさん)と写真を撮ってくれないか?』と伝えると快諾してくれた。詳細を説明できるほどの英語力が私には無いが、十分だろう。

そして、実現したのだ

感動の瞬間だ。
少し残念なのは、ヤスさんがメガネをしていなかったことだ。

もう少し、もう少し踏み込みたい...私はSamuraiにメガネを外してもらえるか聞いてみた。
ヤスさんがメガネをしていないなら、Samuraiのメガネを外せばいい。

興奮気味の久保と、意味不明なリクエストに困惑するSamurai。
そんなときに、メガネをかけている知り合いが現れたので事情を説明してメガネを借りることができた。

そしてメガネをかけたヤスさんを見て、Samuraiが事情を察して笑い始めたのだ。彼は非常にいい人だ。

そして、私は【夢】を見た。

この写真は日本の動画勢、プレイヤーにとって大きな意味を持つ写真になっただろう。
それに関われて私は幸福だと思う。


久保でした。


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