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時間をかけずに欲しい情報にたどり着くエビデンス探しのコツとは

筆者自身は事業会社のBizDevを担当しております。仕事上リサーチすることが多く、意外と労働時間の多くをリサーチに費やしています。今回のコラムは日頃からもっと楽してエビデンス取れればいいのにな、、、。もっと時間をかけずにエビデンスを見つけれればいいのにな、、、。と思っている最中、普段自身が行っているリサーチ方法やエビデンスの見つけ方が同僚から褒められることが多く、それをきっかけに同じ悩みをもつ企画担当者、営業担当者、経営企画担当者等の一助になればと思いエビデンス探しを時間をかけずに楽して行う方法をご紹介したく投稿致しました。

1.検索する心理を理解しよう

皆さんが普段から利用されているGoogle検索ですが、コツをマスターすると、しないではビジネス上の大きな損得が発生します。

一般的には検索したいキーワードを検索ボックスに入力し検索結果がでてきて、違うなと判断して、同じような検索キーワードもしくは、複合キーワード等にずらして、何度も何度も検索をしては検索結果の上位をみて、「違うな~、違うな~」としている中で、露頭に迷う事が多いと思います。

もうわかりましたよね?そうです。
あなた自身が何を検索したいかをわかってない事が多いのです。
これは当然といえば当然ですが、突然リサーチを求められ、全く無知な中でGoogleに向かって何となく検索してしまう。
Google検索のUXが素晴らしおかげで何となく検索が当たり前になってしまっています。
逆説的に言うと、何を検索したいのかがわかれば、最短距離で欲しい情報やエビデンスに一直線で行けます。

2.Google検索を使い倒そう

Google検索は過去のあなたの検索履歴等のパターン分析であることが多く、検索したことない新分野の検索ニーズを満たす為の類推力(世間的にはAIと呼ばれる)はまだまだ発展途上です。(それでもGoogleの類推は世界一級だと思います。)その為新分野の検索時には何を検索すべきかをあなた自身が考える必要があります。
しかし、ビジネスですから時間をかけない事がポイントですよね。

そこで私が活用しているのでが検索オプション機能です。

手順は簡単で
検索オプション機能の
①「ファイル形式」をPDFに設定します。
②「最終更新機能」を1年以内に設定します。

検索結果がこちら

PDFと最終更新機能を1年以内にしている理由は、単純にエビデンスを探す際は国(経済産業省、総務省等)やシンクタンク(NRI、MRI、みずほ情報総研等)やコンサルティングファーム(ボストンコンサルティング、PwC、EY等)、若しくは事業会社の決算広告等の開示資料から引用することが経験上多くを締めます。そのデータ元となるファイルはPDFで開示されています。また、情報の鮮度も重要な指標になりますので、直近1年間で発表された情報に的を絞ることで、業界のトレンド、各社のスタンス等がPDFファイルから垣間見える事ができます。

ただ、一つ一つPDFファイルを読み通していたらそれだけで一日が終わってしまうので、ポイントは時間をかけないことです。

③PDFファイルを開いたらctl+Fを使ってファイル内検索をする。

例えば、クラウドファウディングについて調べている中で、クラウドファウディングの組成方法に関して知りたい場合は「組成」と入力して検出されるページを、ぱっぱと読み飛ばして必要なところを抜き出して、そこから類推し探したい情報の整理を行います。

情報の整理ができればGoogleの検索ボックスに打ち込むキーワードの精度があがり、結果的に欲しい情報、欲しいエビデンスを獲得に繋がります。

3.まとめ

Google検索は人間を怠惰な程に情報へ辿り着けやすくする一方で、人間が検索する行為自体を考える癖を無くしました。
しかし、ビジネスの先端で戦う営業担当者、企画担当者、経営企画担当者等が新しい価値を生み出す為には新分野、経験値の浅い領域でも自身が何をすべきか、何を探さないといけないのか等、先ずは情報整理することから始まります。

普段のビジネスシーンでは当たり前に実践している情報整理をWebでもGoogleに委ねずに、自身で考え仮説検証実行することが一番の近道になります。

以上になります。

本コラムでは、やや抽象的な内容になりましたことはご容赦ください。ちょっとしたコツですが、これをマスターし始めると情報収集の速度が1.5~2倍になります。また、自分も想像してなかった情報にたどり着け、他社や利害関係者を出し抜く好材料が見つかるかもしれません。

一度ぜひお試しください。好評であれば続編(自身が実践している具体的な方法)を書いてみたいと思います。

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