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舞台 ダンスライン(6/29〜7/3)観賞記 総括編

まずは、とにかく、


舞台 ダンスラインに携わった

すべてのみなさん、

ありがとうこざいました!

端緒は、スターダストプロモーション所属の、贔屓だったアイドル・3Bjunior出身の、森青葉、平瀬美里、播磨かなの3人が一同に会すというところで、公演日最低1回観賞の計6公演を迷うことなく買って、気がつけばあと1ヶ月、1週間、と日が経ってゆき、いざ初日を迎えたらあっというまに千秋楽も終わってしまった。舞台中、大会本番当日に、演劇部森下役の伊藤千由李さんが「あっという間に本番ですね」とつぶやけば、ダンス部副部長あかり役の長谷川麻由・はせまゆさんが「そしてあっという間に本番は終わる」と話すシーンがあるんだけど、毎日頷かずにはいられなかった。そして、まつこうして自分が好んで楽しんだものが終わったあとの〇〇ロスは数日続いて、でも、気が付いたらまた、別の新たな楽しみを待ち始めると、徐々に前の楽しみを忘れる。先ほどの大千秋楽後の挨拶で、気まぐれダンス部員の長沼亜里沙を演じた、元NMB48の松村芽久未さんが「すでに次の作品に進む者もいますが」って言うように、そう、演者さんの方がすでに先の先くらいまで決まっている人もいて、そちらの方が既にスパッと切り替えていて、ファンが置き去りにされた感じになるのも、ちょっと寂しいかもね。なので、小生もしっかりとトーシロだから許されるいつもの主観まみれの総括記事を書いて、早くに区切りをつけなきゃな。

【作品全体について】

まずね、恥ずかしながら小生、初演の開園後1時間、まさに亜里沙が「そういえば美環はどこにいったの?」ってみんなに聞くシーンまで、

主演の北野美環が、

まさか、すでに死んでいた、

いわゆる幽霊の役だったとは、

まったく気づかなかったT_T

確かに、凛胡が、いくら美環が嫌いでも、そこまで無視する?ってのは少し思ったけど、よもや幽霊作品だったとはねえ。ほんの1カ月前に、堀有里さんと蜂巣和紀さんの「88年式タイムカプセル」でも、途中までひとりの女性が幽霊だったとは気づかなくて、やられたっ、てなったばかり。それほど小生も素人ということで、むしろこれは作り手の皆さん、喜んでくださいなw。まだまだ純粋に騙される人は多いからw。でも、この話から、みぃちゃんもかつて「注意書きの多い料理店」という演劇で、人から見えない芝居で、稽古中になんか一人仲間外れに思えたこともある、みたいな話を聞き出せたから、良しとしようw。

次に、先述のとおり、今作は我が3Bjr出身の3人に加えて、スターダストプロモーションからは、他に羽野瑠華さん(こちらは、うのさん)と羽野真央さん(こちらは、はのさん)の二人と、元スタダとしては、あまりに大物すぎる、チームしゃちほこの歌のエース・伊藤千由李さんがいたんだけど、このうち、

うちら3人と、うのるりさんと、伊藤さん。

この5人が演劇部ってのが、今にして思えば、

意味があったことだと思えてならないね。

演劇部の登場シーンは、「ドンキホーテ」の一部だったり発声練習だったりと、チーム芸を披露することが多いので、顔合わせから本番って、この時世なのでそんなに時間が取れない中、ある程度気心知れた者で組んだ方が効率よいってのはあると思うの。そこに「スタダ」という共通項である程度コミュニケーションが出来れば、仕上がりもデキも良くなると思うのは自然でしょう。うちら3人はもちろん、伊藤さんと羽野さんは名古屋という共通点もあるようだし、伊藤さんのうちら3人は、もちろんアイドルの先輩後輩としての関係とかね。まあ、伊藤さんが1年生で、正直前に出る部分は少なめってのは、もう少し敬意を表されてよいかな、というのは小生は思ったけどもね。もっとも、これはスタダ時代の関係性からそう思うに過ぎないんだけどね。

それと、アリスインプロジェクトの柱たる「アリスインスクール」なんかは、役柄で出番の多い少ないは確かにあるけど、少ない役でも、ある意味スピンオフ作品では主役が出来ると想像しやすい点があるんだけど、今作は、小生の所感では、主役はあくまで美環、凛胡、苺の北野家で、ダンス部も演劇部も生徒会も全部助演で、スピンオフ的な想像はしにくかったというのもあるかな。だから、その分演劇部も、ある程度「遊び」を許されていたと思うし、後述するけど、うのるりさんや播磨は、影芝居は本当に楽しんでいたように思う。対して、事実上初舞台で、劇本編でも主要な役どころだったあおちゃんはともかく、みぃちゃんや伊藤さんは、多少「遊び」の部分を増やしてもよかったかな、という気がしたけど、少なくともみぃちゃんは、これはありがたい話でもあるけど、フォーエスエンタテイメントさん製作作品や友池さんの作品で、主役や主要役を多くさせてもらったことも影響したかもしれない。今作みたいに、純粋な助演のときは、遊びという羽目外しも少しは許される、という気構えで臨んでもいいのかな、ってのを体感したんじゃないかしら?

あとは、ラインダンスの部分は、ダンス部・演劇部・生徒会が競う感じの構成が素晴らしかったし、これまでの劇を振り返るかのように、凛胡が戸惑い悩む姿と、それに救いの手を差し伸べる美環と苺、ってところを挟むのも素敵だった。そこから一気に21人全員―学生役の18人が一列でラインを組み、白石さんは一人で、宮路先生役の西野亜弥さんと亜里沙のトレーナー・マリアンヌ役の菜乃華れみさんはペアで―のダンスでフィナーレを迎えて、その時に、美環も最後に加わるときに、一人椅子を開けて、美環がハイって挙手して、凛胡が椅子を引いて美環を招いてからダンスを始めるところは、美環は死んでいない、みなの中で生きているってことで毎回感動的でしたな。それと、先のあらすじ編で、出演者のパンフレット上の略歴を乗せたんだけど、やはりアイドル活動やダンスの経験があるってひとが多い中、でも、ダンスが得意って人ばかりじゃないだろうから、その人たちは大変だったと思う。ガールズ演劇特有の、顔見せを兼ねているオープニングアクトに加えてだからね。


【個々の役者さんについて】

やはりおしまいに近い方が記憶が鮮明なので、とくに大千秋楽での演技や出来事に印象が残るけど、今回は久々に全員の良いなあと思えたところは書いていきたいね。まずはダンス部から。

・鎌田彩華さん(岩本小夏役)

ダンス部として最初に登場するのが彼女で、おはようございまーす!と元気に先輩のあかりに挨拶するところは、鎌田さんのキャリアを知らないので何とも言えないが、その緊張はいかなものだったろうか。大千秋楽最後の挨拶で、いつも黄色のジャージ姿なのが、途中で制服に代わっているのを気づいた人いますか、って聞いてたけど、そういう「遊び」をしていたんだね。すみません、気づかなかったT_T

・増田小春さん(永山雫役)

1年生で、鎌田さんとコンビで、河原で野球を見ていて、ロッテの小阪選手が、とか、アッパースイングがとか、麻草郁さんの「古い」w野球ネタを言うけど、本人本当は意味わかってないだろう感が楽しいよね。ダンス部失敗の動画を見られたという後の「見たんだ~」の鎌田さんとの息の合った言い回しは毎回良かった。ダンスでの笑顔も余裕あった感じだった。

・篠原みなみさん(前山渚役)

語尾に、つねに「・・・っス!」をつけるキャラだけど、生徒会の横暴に、こいつら殴ったら終わっちゃうだろ!って感情を露わにするときは、・・・っスを付けないのはセリフで良いんだけど、ここは小生、篠原さんに、棒で良いから、・・・っス!ってつけさせたかった。どれほど怒ったり笑ったりしても、渚は、・・・っス!ってところは外さない、って設定が良い、という気がしたね。

・長谷川麻由さん(大沢あかり役)

2公演目の際に記事にさせてもらったので、多くは書きませんが、大千秋楽後の挨拶で、極まって涙ながす寸前なのは、どうやら通常運転とかw。これは、我がみぃちゃんも同じなので、もっと真似してよいw。7月末のヒロイン役、小生は27日の初日におじゃましようかな!?

・小倉舞子さん(橋本綾久役)

メンタル弱くてダンスを辞めるまで考える脆さを、とくに表情から分からせてくれていたね。その分普通の感覚に近いという面があるので、演劇部長の絵里と若葉会長の中では、もっとも部長にふさわしい人、という印象も表現されていたかな。あおちゃん同様影芝居の「遊び」の余地が少ない役だったけど、本人は、そうした、前へ、の野心はあるのかしら?

・松村芽久未さん(長沼亜里沙役)

三田真央さんや久代梨奈さん達NMB48出身の人って、小生には大きな身体もあいまってスケールも大きく感じるけど、今回初見の松村さんもそう。あおちゃん、みぃちゃん、播磨とも写真を撮ってくれて、うちらも可愛がってもらえてなによりだけど、先述のとおり、スパっと次の仕事に切り替えが早そうな人にも思える。彼女は、次作は、なんと今作の白石さんや生徒会長の黒木美佑さんと同じ作品だとか。ちょっと敬意を表する意味で、覗いてみるかしら?

・菜乃華れみさん(広田マリアンヌ)

もうね、今日の千秋楽は、これこそ「遊び」の真骨頂というべき、はっちゃけぶりを見せてくれたね。前楽のときは、ステージセンターの集音マイクめがけて、突然何かをアピールしたかと思えば、大千秋楽では、突然衣装のおなかをめくって、I LOVEなんちゃらの垂れ幕を垂らすわ、凛胡に対して腰を前後にかくかくしてまずいよって動きしたりと、ここまで仕込んでるかというものw。これは広田のキャラでは悪目立ちギリの範囲か、アリスインプロジェクトから次回お声かかるかは注目だねw。こういう、していいところ、ダメなところの塩梅は経験だと思うけど、とくに今回コメディリリーフの面で苦労した(と小生が勝手に思う)みぃちゃんは、参考にしたらいいよ(腰動かせとは言ってないw)。

次に生徒会メンバーへ。

・羽野真央さん(稲城菖蒲役)

スタダ勢ながら、はのさんは生徒会約へ。2014年から開始ながら、今年高校2年生で子役からの経験が多いってところだろうね。元気にセリフを発していて、これから言い回しとか声量とかを本格的に身につけてゆくんだろう。これからの逸材ってところかな。

・樹乃さん(田端美紅役)

大千秋楽では、演劇ダンス両部を潰す作戦を画策するくだりで、毎回表現を変えていたと、こちらも「遊び」でアピールしていたが、全く受けなかったとアドリブを発して、それが笑いを生んだというのは、良いのか悪いのかw。そうした姿勢を持っていたことは小生も事後で申し訳ないが、改めて評価したいね。自らキャリアが浅いと挨拶で言っていたけど、上京の条件で美容師を取ったという努力は、どこかで報われてほしいと思うよ(パンフに記載アリ)。

・宮崎妙美さん(高畑千真季役)

声に特徴があったんだけど、大千秋楽後の挨拶では、ダミ声ではなく普通の声に聞こえて、もしかして声を変えてキャラ作りしていたのかも。会長の配下らしい声とかを模索してたんだとしたらなかなかの姿勢。あと、小生は、最後会長が凛胡LOVEで豹変したときの、戸惑いとかをもっとフィーチャーしてほしいなと思った。あれだけ忠誠尽くした会長が、あんな腑抜けwだったのよ。それでも会長に認められたいということだけど、果たして宮崎さんはどう表現するかしら!?

・黒木美佑さん(会長若葉香織役)

今作で、小生、贔屓の3人以外で、この人の作品は別にみてみたい、と思った人のひとり。脚光を浴びたのが、「青春高校3年C組」という、小生が軽視するテレビという。ドラマ仕立てのバラエティらしいが、いやいや、今作のヒールっぷりがなかなか。そもそも、そこまでのヒールではなく、冷徹な合理主義者ってところが、実は凛胡に、私のこと好きでしょ?と言われたら、はい好きよ、と答えるのは極めて合理的だというのは人物としても正解だよね。最後はアドリブで凛胡に、あ い し て る、と抱き着き、そのあいさつで、相澤さん柔らかいのよとか、自慢されても我々抱き着けんがやw、という「遊び」も堂々としたもの。そういう意味では、テレビってやはり前へ出る人でないと務まらないのかね。素敵な役者さんだと思いました。

・西野亜弥さん(宮路先生役)

まあ、彼女も、先生役という、完全に「遊んでいい」助演者。序盤の若葉との絡みで1分近くのけぞっていたり、若葉豹変後に、その若葉からお返しします、とフラれてからの、宮路がやる気を出すこところでは、8公演すべてネタを違えて笑いを取っていた。他方で、美環の死が明かされたあとの、凛胡との公園での語らうシーンでの、説教じみていない励まし方は自然だった。こちらも別作品を見てみたい人でありました。

さて、続いては北野家、つまり本作の主演の3人について。

・白石まゆみさん(北野苺役)

まあ、彼女については、エンタメのプロが評しているだろうから、トーシロが軽々しく言えないと思うけど、今作も、本当に自分なりの祖母感を出そう、という意識を読み取れる、素晴らしい表現だったと思う。「アサルトリリィ」の鈴木因みたいな15歳くらいの声と、今作の声と、使い分けも相変わらずされているし、今作は祖母らしく、軽く猫背を意識していたのかな、なんて所作にもその意識の高さを感じました。単に、美形だから、というだけでないものを持っている人です。

・相澤瑠香さん(北野凛胡役)

開演1時間15分後に、ついに美環が死んだことが明かされて、その後、美環への屈折した思いを吐露し、幽霊の美環が一方的にハグしてきて、開き直りだしてからは、前半のいじいじしたと真逆な感情表現で、ダンスのフィナーレまでの客席の感情も高めてくれたね。ダンスの練習の影芝居でもそれなりに「遊んで」いたし、やはりラストアイドルという、弱肉強食的世界を経ていて前への意識の高さもあるんだろうな。別記事に書いたとおり、初日ダブルカテコの感想で、再び客前に出て表現することの喜びを語っていたとおり、これから演劇作品にも多く出てくるでしょう。

・高咲陽菜さん(北野美環役)

凛胡の覚醒までは、美環が主役という感じで、セリフも登場機会も多い中、初舞台でまだ16歳かな?堂々と務めていたね。セリフ調に聞こえちゃう面もあるけど、そういうのは大なり小なりベテランだってあるわけで、問題じゃない。みぃちゃんとトークポートで話した時の、幽霊役は見えない設定で稽古も本番も目を合わす人が少ないので孤立感がある、という部分を、彼女はどう解消したのかな?大千秋楽後の感想で、今も学生で、実際の生活では学校行事も休むことがあるので、今作のラインダンスで学校行事を疑似体験した、なんて実感を話していて、なるほどと感心させられたね。でんぱ組inc.でも愛されている最年少のようで、今すべてが楽しいだろうな。

残るは6人ですが、もちろん贔屓の3人は、前回までの記事に加えて最後にするとして、ここは演劇部の3人を。

・大野愛さん(片岡観音子役)

ウィキペディア情報では、2010年代半ばから演劇活動を始めるも、ダンサーとしての活動もあるというベテランで、今作は登場シーンが少なくて、ファンの方は物足りないかもしれない。声の透明さと声量が素晴らしく、姿勢も良い。終盤、唯一美環が演劇部の回想場面で、みんなと目線を合わせて芝居しているとき、みぃちゃんがかしずいてよろしく、って言う時の、主役だと言われた戸惑いそのままの、はにかんだ表情とかも素敵だった。葉月智子のキャリア2作目(舞台013)で共演いただいたこともあり、まだまだ3Bjr関係者とも絡んでほしいし、吸収するものが多い役者さんです。

・伊藤千由李さん(森下比呂役)

パンフレットの略歴では、しゃちほこの記載がなく、彼女も、有安杏果同様、そこは譲らないのかな、なんて思ったけど、役の上では後輩ながら、古巣の後輩と多く絡むというのは心中どうだったんだろうかな。トークポートも初めて実施したらしく、SNSでは昔のファンと多く話ただろうけど、そこで、その時代が「黒歴史」ではないことを思ってもらえたらいいな。役柄は、彼女もそれほど機会がある方ではなく、また、「遊び」の影芝居も控えていた感じだけど、大千秋楽後の感想で、いきなりうのるりさんを呼び出して、二人で「ロバ!}と、劇中劇でのロバ役のポーズ決めるサービスぶりには、大きなステージで培った舞台度胸を見せつけて、ああ、これから彼女もますます出てくるだろうと思わせられたね。とにかく、古巣を変に意識しなければいいんじゃないかしら?

・羽野瑠華さん(中川原由香役)

小生が、もっとも今後の作品を観たいな、と思った今作の役者さんです。すでに6月4日の、鈴木萌花・もえちんがソロで出た、スタダのイベントの時に、なかなか面白いと思ったんだけど、今作で確信に変わりましたな。先述の劇中劇というべきシーンで、伊藤さんとショートコントをするんだけど、そのネタが8公演すべて、共演者にアドバイス受けたりしながらも、最終的には自分で脚色したオリジナルのものだったというのが泣かせるw。以下、タイトル「ロバだから」の、小生が観賞したものを列挙すると、

・自分を馬と勘違いして、「日本ダービーが間近で、ワクワクするんだよなあ」

・自分をキリンと勘違いして、「キリンレモン、キリンレモン、CMオファー待ってるんだけどな」

・自分をトナカイと勘違いして、「ジングルベル!サンタさん待ち合わせしてんだけどなあ」

・自分を羊と勘違いして、「そろそろ暑くなってきたから、毛を刈ってほしいんだけどなあ」

・自分をライオンと勘違いして、「(ライオンキングの歌?から、百獣の王に俺はなる!(ワンピースで)」

・一周戻って自分を馬と勘違いして「いよいよ千秋楽、このボケも最後。昨日の有馬記念なみに緊張」といってウマ娘のなにかでボケ

しかも大千秋楽の感想では、すべったら共演者のせいにしますので、という素晴らしい挨拶。その他、影芝居の「遊び」は随所にやっていて、特に播磨と隣り合わせだから、播磨に与えた影響は大きかったよね。羽野さんがボケて、そこに播磨が乗ってきて、ときに伊藤さんや、後半はみぃちゃんも巻き込んでだった。菜乃華れみさんにも、ふくらはぎをマッサージさせようとしてるしw。まあ、キャリア的には2013年からだから、うちら3人よりもベテランだし、なにより役者としてのワークショップとかレッスンが豊富だから、表情が巧み。この辺、アイドルだとダンスや歌が主体のレッスンだろうから、演技的には、やはりうちら3人も、まだまだ伸びしろあり、と思うことにして、こうしたお手本を盗んでいってほしい。なお、7月15日から「アイカツプラネット」の公開で、露出もあるみたいだけど、さすがに「アイカツ」は小生には敷居が高いわw。出入りできませんw。なので、次回作はよ!

さて、最後は改めて、我が3Bjr出身の3人について。別記事も書いたので手短に。

・森青葉さん(百合園絵里役)

トークポートで言っていた、初日の自分のファーストシーンは緊張していた、というのはある程度そのとおりあろうけど、それは9か月のブランクってことだからじゃないかなと思う。2日目以降、中盤の演劇部のドンキホーテの場面の「だだだだ旦那」以降、小生が見てもほとんど完結できなかったけど、小生はそれは問題じゃなくて、むしろその後のフォローでオチつけていたのが素敵だと思った。演劇部らしいオーバーなセリフの言い回しも、ああ、演劇部だからね、ってわかれば良いので、やりやすかったのもあるんじゃないかしら?初日の相澤さんの挨拶を自分に置き換えるように聞き入る表情、大千秋楽後の放心したような表情、どれもあおちゃんの率直な思いを感じ取れました。さて、欲は出てきたかしら?かつての仲間は先にいるけど、

ここから始まる、青葉の旅立ち!

・播磨かなさん(桜日和役)

トークポートで影芝居での「遊び」とか、役になり切り最後まで絵里を笑顔で見つめるブレなさとか、賞賛するしか思いうかばなかったけど、それがSNS上でも、小生と同じ感想を言及するひとが多くてうれしかった。しかも、スタダびいきではない、別の役者さんのファンの方の、播磨さんは・・・、演劇部の子・・・、っていうのも、心なしか多い気がしたのでなおさらよね。羽野さんにはかなりお世話になったし、得るものも多い人なので、これを機に継続して付き合っていければいいよね。凛胡じゃないけど、元々失うもののない活動だもの、楽しいことを究めてほしいな。ただ、せっかくツイッターがあるのに、あんた劇の感想より、自分のグッズやラジオの宣伝ってのは、これはこれで、播磨らしいといえばいえるかな、播磨かな!

・平瀬美里さん(平山樹役)

トークポートで話したとおり、演劇部も自身も、コメディリリーフ的な感じの役割だと思えて、その点みぃちゃんがどのように動くか、が興味あったし、なかなか笑いに結びつけるっていうのは難しいことを体感できたのかなって思う。みぃちゃんはこれまでどおりセリフに忠実で、他の人ほど「遊んだ」面は、千秋楽くらいかな、ほとんどなかった。亜里沙が、堅物の平山さん?で、上手で、カッチカチ、のところとか、最後にアレンジするかな、と思ったけど平常運転。それは正解だし、そこで笑いがないのは、脚本の麻草さんのせいだwってのも正解だけど、脚本を演出、ひいては自分の個性で活かすのもまた、役者冥利だとも言えるので、みぃちゃんもまた、今作の経験を活かして、次のステップに行ってほしい。
でも、矛盾するようだけど、はせまゆさんや大野さんも、今作影芝居で「遊び」を多くしても良いところ、彼女たちも忠実に、自分を抑えて演技をしていたのよね。とくにはせまゆさんは、アリスインプロジェクトには多く出ているのは、アリスインプロジェクトの作風に沿った演技をされているから、というのもあるのかと思う。その点、みぃちゃんの姿勢もはせまゆさんや大野さんに近いものがあるから、みぃちゃんはアリスインプロジェクトの作品の常連として声がかかることも期待できる、なんて思うと、果たしてどれがいいのか、なんて外野は思っちゃうw。で、気楽に遊びたければ、フォーエスエンタさんで、マーヤpだ青木さんだ、で良いんだしw(失礼だねこれは)。スタッフさん含めて、みなさんで模索してください。

改めて、

本作の制作に携わったみなさん、

出演者のみなさん、

ありがとうございました。

エンタメは力!(By 西野亜弥)

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