【雑感】有沢澪風 舞台「アサルトリリィ・御台場女学校編」(8/24)

ネットショップの「アマ○ン」を筆頭に、もはや書籍は、棚に並べられたその現物を実際に手に取って立ち読みをでもしながら、好みの本を探して買う、いわゆる本屋で対面で購入する時代ではなくなっていて、その数はかなり減ったんだそうだ。そういえば、新宿駅の南側・代々木とほぼ真ん中に位置するあたりに、高島屋と並んで7階建くらい丸ごと本屋として聳え立っていた紀伊国屋書店新宿南店も、恥ずかしながら小生知らなかったのだが、随分前の2016年くらいには、一部洋書専門店とサザンシアターという劇場のみ残して、すべて閉店してしまったそうである。現在はその他のフロアには「ニ○リ」が入って商売をしているそうで、まあ、家具屋も「○マゾン」で事足りるんじゃね?なんて気がしなくもないが、実際の大きさとかを見るためにはショールーム的には必要なんでしょうね、本屋ほどに衰えてはいない模様です。

その紀伊国屋は、新宿の本店のほうは現在も健在で、このように、

相変わらず地上6階地下1階で営業をしており、そうなれば当然、ここの4階が出入口となっている紀伊国屋ホールも、こちらは書籍の流通構造改革とは別に、新コロ禍によるイベント等の中止という逆境にのまれながらも、しっかりと公演を切らさずに上演を続けている。その歴史と伝統ある劇場で、

アサルトリリィ 御台場女学校編

という演劇が8月20日から29日までの10日間15公演行われて、我が3Bjunior出身の新人声優、

有沢澪風

澪風ちゃんが出演していて、ちょうど折り返し前の8月24日金曜日の公演を観賞。

この「アサルトリリィ」なる作品、ウィキペディアの冒頭説明を丸ごと拝借すれば、

アゾンインターナショナルとacusとによるメディアミックス作品

とのことで、前者が企画制作会社で後者が尾花沢軒栄さんという原作者の屋号かな?そんな体勢で、アニメ、漫画本、ゲーム、映画や今回の舞台などを提供しているらしく、まあ、あの「アリスインプロジェクト」なんかと似たようなものみたい(超適当)。大事なことは、

末長くリメイク、

スピンオフにより、

ファンに愛されている世界観

ということだろうね。

それだけに、ごく一部だろうけど、コアなファンの中には原理主義的言動をする人もいるだろうし、そうした人から澪風ちゃんが誹謗中傷などをうけたりはしまいか、が下世話なオヤジとしては気になるのね。前作の朗読劇「魔銃ドナー」では、想像以上に真摯に演技に向き合って素晴らしい力を見せてくれた彼女だけど、やはりややおっちょこちょい的な動きもあるので、たとえばツイッターなどでの発言ひとつからでも、そうした輩は攻撃することもある以上、何事もなく終えてほしいな、と思っていたが、

まったくもってお節介!

彼女自身が、この作品を勉強して、

すっかりヲタク化して模様でした。

とにかく公演直前には、自身のファンにだけでも、アリストリリィの世界を予習して!って感じで、スタダ声優部の公式YouTubeを通じて専門用語などを解説していたし(なお、リンク貼っても番組視聴はできない模様)、ツイッターでも、役柄同様に、先輩の槿(あさがおと読む。演じたのは春咲暖(のん)さん)を慕うツイートをするなどで、まあ少なくとも、

澪風ちゃんこそ、

原理主義者じゃね?ww

とならぬことを危惧するほどなので、むしろ予習もせず観賞中も、この人物は?とかそんなことばかりに気を取られていた小生の方が不貞の輩だったわけですなwww。

そんなことなので、いつもの演劇観賞レポのようには、あらすじとか全然うまくかけそうにないので、ごく簡単に素人の小生なりに、あらすじを、一部ウィキペディアさんのお力を借りつつ書いてみると、

・・・謎の巨大生命体「ヒュージ」との終わりなき戦いに挑む人類は、チャームという武器を手にする10代女子たちにその命運を委ねる形で、数々の学校が作っていった。その一つ「御台場女学校」でも、選抜グループや防衛隊など、いくつかの編成でヒュージと戦っている。
その過程で、かつて自分の失敗から、下級生に、自分たちは見捨てられたのでは?とトラウマを与えたと思い込んでいた3年生の菱田治(はる。演じたのは元フェアリーズの林田真尋さん)は、新たに現れたギガント級のヒュージとの戦いに臨むべく、保健医の教諭の倫夜(ともよ。演じるは小野瀬みらいさん)から新しいチャームを付与される。この教諭、生徒の悩みを理解してよきアドバイスをする、一見良いお姉さんだが、実はある組織から生徒たちの動向などを分析することを指令っされているような節があり、このチャームもそうした一環で試験的に渡されたものと疑われる。
果たしてそのとおり、決戦を交えるその直前、チャームに心を支配されたように、突然仲間に襲い掛かる暴走をしてしまう治。その治を止めるべく立ち上がったのが、この御台場女学校が誇ろ実力者の船田姉妹。妹の純(きいと。石井陽菜さんが気位高いツンデレ女子を好演)の戦闘力を、姉の初(うい。演じた西葉瑞希さんは、どうやら石井さんと同様、アニメ作品でも声優を務めたようで、声優さんがそのまま演じる、これは原理主義者も納得の配役で、だから人気も続くんだろうかね)が、冷静な分析力でカバーするという、その強力な姉妹が、ギガント級ヒュージは他の仲間を信頼して任せる、と言い残し治を追う。
残った12人は、それぞれが必殺技を駆使して、並のヒュージはことごとく倒すのだが、やはりギガント級、いつしか力を使い果たし劣勢に回る。このままでは全滅と思われたとき、普段から治を慕うのだが、可愛がられるのは同級生の薺(なずな。演じるのは河合美里さん)ばかりで、ふくれてばかりの鈴木因(ちなみ。元東京Flaborのアイドルで、アリスインプロジェクト作品ではちょもやみぃちゃんとも共演、雑誌でもはつらつなグラビアで人気も高い、白石まゆみさんが、声色を変えて下級生らしさを良く表現)が、なんとラプラスというレアスキルを発動させることができるグレードにアップ。船田姉妹に次ぐ戦闘力を持ち、すでにラプラスを発動させることができていた強化戦士の司馬燈(ともしび。野元空さんが迫力ある声量で熱演)とともに全員にエネルギーをチャージさせれば、かつて倫夜に、その弱さを打ち明けていた今村紫(ゆかり。演じるは高辻麗さん)もまた、あのヒュージは彼女の射撃でしか倒せない、という期待を受けて開眼。治の親友で、若くして亡くなった姉の咲魁(さくみという。柴田茉莉さんは唯一の幽霊的な役回り)の励ましの空耳で、渾身に放った矢は一気にギガント級ヒュージを貫いて見事退治。船田姉妹の約束を果たして、今度は3人の戦いの行く末を案じる。
治を追い詰めた船田姉妹だが、治の命は当然奪えないため、冷静に初は、治のチャームのコア(核)だけを破壊するように、そのために一人で治と戦うので全神経を集中するよう純に命じる。言われる通り気を落ち着ける純だが、ひとりでは治が強く初も危うくなり、心を乱す純を、わたしを信じなさい!と叱責する初。すると、先ほど紫を空想で助けたように、今度は治にも「苦しまないで」と呼び掛けて空想で現れた咲魁。そこに、かろうじて我をもどした治にスキが生じたところで、純の一太刀がさく裂、チャームのコアは破壊され治の意識も遠のいてゆく。
そして治が回復したときは、ラプラス使いに覚醒の因が、そのことを褒めてもらうべく治にまとわりつくなど、危機は脱した様子を知る治。純も、普段の気位の高さを損ねぬ程度に、燈や下級生の戦いに、約束を守ってくれてありがとうと、素直には言えないながらも心からの感謝を表明。倫夜も生徒らの回復には、真に喜びをみせる。依然敵なのか味方なのか謎を残しつつ・・・・・。

うーむ、ストーリーの主軸は、こんな感じでおおむね間違いないとは思うけど、冒頭から中盤までは、やはりこうした群像演劇、しかもいわゆるガールズ演劇の顔見紹介。そうだUDA☆MAPいうところのオープニングアクト部分はなかなかストーリー説明は難しいものがあるね。先述したキャラクターが割と出番とセリフが多い役どころで、そのほかの面々は、何度も観劇すれば説明もつくんだけど、今回は配信を見ることもできなくてこれが限度。配信のアーカイブがあれば見てみたいところかな。ともあれ、こんなお粗末レベルの筋書きも、一応千秋楽公演終了後公開にしました(noteの予約が出来ないため)。

筋書きでは、澪風ちゃん演じる、梢ウェストについては触れることはなかったとおり、基本的には彼女は女学校の1年生の戦士役で、物語の主人公的な位置ではなかったのは事実。役回りでは、ガヤ的な位置で、キャラクターの説明などをセリフでしてゆくのが多かったけど、こういうのも説明調になることは少ないのは当然ながらも、これも素人では難しいよね。
あとは先述のとおり、役柄が槿を慕うということで、その目線ははだいたい笑顔だったか。でも、梢は誰に対しても優しいってところもあるんだろうな、冒頭紫が倫夜に悩み打ちあけてからみんなのところへ来たときに、いち早く駆け寄って優しく抱き留めたのも梢・澪風だったしね。でも、それでいてチャームは二刀流のように常に片方でもう一方を砥いだりしていて、好戦的キャラ?技を繰り出すときも、先輩たちから、梢、ふざけてないの、ってお小言受けてテヘペロ的な動きもするしで、今一つ掴めないキャラとも言えたかな。この辺原作とはどうだったんだろうか?逸脱しない程度なら怒られまいかwww。
ダンス部分では、それはもう澪風ちゃんのしなやかな動きは当然で、エビぞりで後ろからこちらを見たりとかもしてたかな。あとセンター部分にいたり、上手で白石さんとコンビになったり、背が高い井草昴役の海乃るりさんと背中合わせで並ぶと、いやあ身長差すごいなあ、なんて思ったり。そうだ、それと24日のときは、カーテンコールの挨拶は、川端蛍役の広沢麻衣さんが、「前作から続いて、別役ながら出してもらえて感謝。今回は居ないキャラの思いも馳せて演じてる」みたいな良い感想をいっていたんだけど、そこに至るまでの説明がgdgdで、www、それを隣の澪風ちゃんがフォローするときも一度会ったのをみて、へえ、あの澪風ちゃんがフォローまでできるようになるんだ。これは、まだ去就を明らかにしていない森青葉よ!もしも芸能をスタダで続けるべく残るなら、澪風ちゃんを見くびってはいけない!演劇では先輩としてまずは敬えwww。

その他は、やはり白石さんは、この作品でも推されていて、覚醒する役どころもそうだけど、でも先述のとおり、声色を下級生的なもので表現していて、今度の「デッドリー2021」では自衛官役で凛々しいので、その落差をまた味わえるのも楽しみ。それと、その澪風ちゃんの慕う槿役の春咲さん、彼女今度は10月の、アメフラっシの愛来が出演舞台の、「さよならの幕明け」で共演予定なの。

(こちら)
何度も書いてるけど、3Bjr関係者の演劇進出で、主に中小劇場演劇に出演する若手女性俳優とも多く共演させてもらっているけど、今度はまだ現役でアイドルも続ける愛来が、そうした3Bjr出身者とい共演した先輩と、別作品でつながるってのもまた感慨深いものがあるね。この輪を、もっと広げてほしいし、その時のために今から相関図でも作っておこうかな!?

なんて書き終わってから、また今度は、葉月智子・ちょもの10月の出演作品の情報を知るわで、またまた輪が広がる!次の澪風ちゃんの出演の報も、そう遠くない日に聞けるんじゃないかしら?

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