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2023年4月

4月8日(土)
夢野カブ @那覇・AZAT FANFARE
ゲスト:ホールズ(マルチーズロック)

(L→R) 夢野カブ・ホールズ

那覇でほぼ3年半ぶりの飲酒。(コロナ禍前に足の骨を3本折って飲みから遠ざかっていた。ちなみに現状での生涯骨折本数6本・亀裂骨折を含む)
栄町の"生活の柄"で島酒ロックを一杯もらって、"AZAT FANFARE"で黒霧島のロックを一杯飲んですっかり出来あがる。それからハイボールを数杯...。今宵はカブさん、沖縄ツアー初日。素晴らしかった。さまざまなロックン・ロールのイディオムが散りばめられたステージ。個人的には今、必要な音楽だった。これをバンドの音で聴けたら最高だろう。ということで、10月末になんらかの形でイベントをやることに。ホールズさん、ドリームポップ的なオリジナルインスト曲に交えて、坂本龍一、ブライアン・イーノ、カエターノのカバー。良かった。

4月2日(日)Sisig @コザ・ゲート通り

ブンガロのSisig

ゲート通り近くのフィリピン料理店ブンガロでSisigの昼食。メニューもやりとりもすべて英語。Sisig、マニラの屋台では65ペソ(160円ほど)だったが、コザでは1,100円。その分熱々でボリューミー。とても美味しかった。店内の半分はフィリピンの食材店。また来たい。
別の日、ゲート通り、ミュージックタウンそばのCalle 8というフィリピンのストリートフードの店で、再びSisig。叔父さんが、注文してからご飯を炊き始めるというなかなかのマイペースな雰囲気。その間にも米兵たちが列を作るが、相変わらず心配になるくらいゆっくりなのが面白かった。味はちょっとだけスパイシーにしてもらった。なかなかオイリーな感じなのだが、本場の味わいで美味かった。

Calle 8のSisig

4月12日(水)
ENZO FAVATA THE CROSSING @高円寺・JIROKICHI
ゲスト:太田惠資(vln)・今堀恒雄(g)・Lorenzo Giannaccini(dr)

ENZO FAVATA THE CROSSING featuring 太田惠資・今堀恒雄

今まさに、ボブ・ディランのいる街トーキョー。高円寺JIROKICHI のTakamukuさんのお誘いを受けて、ENZO FAVATA THE CROSSINGのライブを聴かせてもらう。イタリア・サルディーニャ島のジャズユニット。ゲストで、太田惠資さん(vln)。今堀恒雄さん(g)、Lorenzo Giannacciniさん(dr)らが加わる豪華版。ほぼ全編インプロで、リーダーのENZOさんが、全体を回していった。黒霧をロックで2杯。彼らは4年前に、がらまんホールでライブをしたことがあるそう。ENZOさんから、サルディーニャと沖縄の島同士でアーティストのエクスチェンジをやろうと言われる。それもまたよし。

4月13日(木)
"Music Ally Japan Digital Summit 2023"@東京・
Veats Shibuya

"次世代 日本の音楽業界とビヨンド・サブスク戦略 ―ローカルとグローバルで求められる戦略のアップデート"をテーマにした、カンファレンスに参加。常々、マーケティングの理屈を越えるものを求めたいと思うが、そのためにはマーケティングを知らなければと思う。いろいろと興味深い話が聞けた。初めましてのジェイ・コウガミさんや、オフラインでは初めましてのLauren Rose Kocherさんに挨拶させてもらう。山口哲一さんにもお会いできた。終了後、近くの台湾火鍋屋へ、JIROKICHIのTakamukuさん、シャララカンパニーの田村さん、Midiの関さんと。その後、寺尾ブッダさんと合流して、近所の寿司屋へ。

渋谷で食べた火鍋。一人前ずつ供される。

4月18日(火)飯ト寿小やじ@那覇
那覇にて、arneの松島功さん、Namy& Inc.の高波由多加さん、福岡の糸島在住の北原 浩一さんと会食。桜坂劇場で待ち合わせて、牧志公設市場近くへ向かうが、ずいぶん様変わりして、すっかりstrangerだ。当てずっぽうで、飯ト寿小やじという店へ。すべてが美味かった。話はアジアの音楽シーンのことを軸に、あちこちに飛びながら盛り上がる。それぞれの得意分野でいろいろと広げていけたらいいなと思う。帰り道、桜坂劇場に向かう坂の途中で、劇場のバイト男子2人と会って、誘われるままKariyushi Coffee and Beer Standへ。Sakurazaka Breweryのクラフトビール初体験。IPAにも似たフルーティな味わいで美味かった。界隈の新たな名物になればと思う。

桜坂の新名物

4月21日(土)
アン・サリー スプリングコンサート・イン・オキナワ2023@ミュージックタウン音市場
アン・サリーさん、4年ぶりの沖縄公演。前回は2019年7月、台湾の3人組、Four Pensをゲストに迎えてのライブだった。
アン・サリーさんは、医療従事者でもあるので、コロナの状況と彼女自身の活動の様子を伺いつつ、昨年の夏の終わり頃に声がけさせていただいて、このタイミングで開催できることになったのだった。
今回は伴奏にピアノの小林創さんを迎えての公演。レパートリーの幅がさらに広がった印象で、ある種の凄みすら感じる場面もあった。

4月22日(土)
アン・サリー スプリングコンサート・イン・オキナワ2023@宜野座村文化センター がらまんホール
空調のためかリハーサルの時のアンさんの喉の調子が今ひとつの様子だったが、終わってみれば、実に素晴らしいライブだった。今夜の本編最後の曲は、沢知恵さんの「こころ」。彼女が取り上げる数々のうたには、新たな息吹が吹き込まれて静かに力強く響いてきた。
音楽家と医者というのも、大谷翔平と並ぶ素晴らしき二刀流だと思う。
宜野座からの車中「一番好きな曲はなんですか?」と尋ねられる。それまでの会話の流れから大貫妙子さんの「彼と彼女のソネット」と答えた。それはまんざら間違いでもないのだが、やはりスプリングスティーンの「Jungleland」かなと思う。
その後、我部祖河食堂に寄る。あまりに久しぶりの味わいで、ノスタルジーすら感じてしまった。

沖縄そばのバリエーションはものすごく増えたものの、根っこにあるのはこの味わいな気がする。

4月24日(火)
TOSH will appear at Playtime Festival @ Mongolia!
「TOSHは、今年Playtimeに出られるかな?」。
夜、モンゴルのPlaytime FestivalのプロデューサーGeorgeからメッセージ。
「もちろん、大丈夫だと思う。すぐに確認する」と返信。TOSHに確認をとって、すぐにokの返信をする。決まるときというのは、こんなものだ。
今年、Georgeは”Music Lane Festival”に来ることができなかったが、(日本のビザ申請が間に合わなかった)これも"Music Lane Festival"の副産物と言えるだろう。
私はすでに参加することにしていたのだが、アーティストも一緒に行くということになると、いろいろと作業も増えてくる。この夏は色々と騒々しくなると思う。

2019年のPlaytime Festival。Magnolianは、今、日本で公開中のモンゴル映画「セールスガールの考現学」の音楽を担当している。

4月25日(火)
ヨシムラタカシ「始まりのメロディー」
ヨシムラタカシのニューアルバム「始まりのメロディー」の一連の作業がようやく終わる。昨年、秋から並走して半年以上。しかし、事実上のスタートはここから。5月22日にリリースして、年末までに最終的には50本近くになるであろうツアーを展開する。もちろんデジタルで届ける方法があることは百も承知だし、サブスクでの展開も発売と同時にスタートする。しかし、ツアーという名のある意味ドブ板的なやり方は、音楽を届ける上で、とても地道だが本当に大切な作業だと思う。
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4月26 日(水)
さらさ 1st Album "Inner Ocean" Release Party@渋谷WWW

傘はさしていたのだが、地下鉄の駅からホテルまで歩く5分ほどの間にすっかり濡れてしまうぐらいの大雨。渋谷、宮下公園近くのルノアールで、TURBO TOWNの菊地さんと会う。その後、QuatroLabでハイボールを一杯もらって、WWWへ移動。2月、Music Lane Festivalに出演してくれた さらささんのアルバムリリースパーティー。今夜の追加公演まで先行予約でソールドアウトという勢いのまま、4人の腕利きバンドを従えての堂々たるパフォーマンス。印象的なブレスまでが完璧な歌になっているスモーキーな歌声に改めて感動する。「太陽が昇るまで」や「Amber」、「火をつけて」...、どこかchillい印象とR&Bフレイバーが絶妙に混在するのは、彼女の大きな持ち味だ。ライブの印象としては、昨年末に聴いた折坂悠太(重奏)のステージに近かった。とにかく物凄く音楽的で、聴いていてどんどんのめり込んでいく感じ。客席全体にそんな感じがあったと思う。origami PRODUCTIONSの対馬さんはじめ、スタッフの皆さんに挨拶できてよかった。ライブを終えて外に出ると、雨は上がっていた。少し寒い。

4月28日(金)
W受賞

鼎談に参加させてもらった宮沢和史さんの本「沖縄のことを聞かせてください」が、沖縄書店大賞優秀賞を受賞したとの知らせ。先月は、ライナーノーツを書かせてもらった「ウチナー・ジャズ・ゴーズ・オン」(ウチナー・ジャズ・オール・スターズ)が、CDショップ大賞 沖縄ブロック賞を受賞している。本とCDという、別のジャンルで関わった作品が”W受賞”ということで、個人的にとっても喜ばしく思う。

4月29日(土)
Koza-Manila-Jakarta Music Project Special Live
”Our New Songlines”2023

"Songlines"は、オーストラリアの先住民アボリジニの人々の間に伝わる目に見えない道のこと、ということから、ロゴのデザインは、オーストラリアのデザイナーにお願いした。アボリジニのモチーフが使われている。

コザ(日本)、マニラ(フィリピン)、ジャカルタ(インドネシア)、アジア3都市のアーティストのコラボレーションによるスペシャル・ライブ”Our New Songlines”2023。早割のチケットの販売を開始した。出演アーティストは、Rude-α(沖縄 / Okinawa)、¥uk-B(沖縄 / Okinawa)、Alisson Shore(マニラ / Manila)、Waiian(マニラ / Manila)、Tanayu(ジャカルタ / Jakarta)の5組。それぞれが、実に素晴らしいアーティスト。現在、このメンバーで曲の制作も進んでいる。

(L→R)Rude-α /  Alisson Shore / Waiian
(L→R)Tanayu / ¥uk-B

公演は、2023年8月26日(土)、ミュージックタウン音市場にて。この3都市がホストシティを務める、バスケットボールのW杯の開幕に合わせて開催する。スポーツの熱狂を音楽に変換するというのが今回のテーマ。早割チケットの販売は、5/12(金)まで。(予定枚数に達し次第販売終了)下記サイトから通販で購入も可能。


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