弊社ストレートエッジによる2018年末の総括

ストレートエッジの三木です。

2018年末で、我が社を設立してから2年と8ヶ月がたちました。自分なりに、今年も弊社ストレートエッジ(SE)の総括をしたいと思います。

ですがその前に、弊社ストレートエッジという会社のの経営理念や業務内容などをご紹介させてください。だって、「君のとこ、何やってるかよくわからない」とか「うさんくさい怪しい会社」とか「で、結局会社辞めて何がしたかったの??」とかよく言われるんですよ!!! たまには釈明をしてもいいじゃないか……!

というわけで(?)、勝手にやらせていただきます!!

我が社は、クリエイターさんのエージェント会社です。創作や交渉、IP管理などを請け負います。

経営理念は『契約するクリエイターの皆様が創り上げるIPの最大化』です。
そのために、『平穏で安定した、安心感のある執筆環境』、『時に刺激的な企画の創出』を契約したクリエイターさんに提供します。

それによって契約したクリエイター、彼らが創作したIPをパブリッシュするプラットフォームを持つパートナー企業、パブリッシュされた作品を楽しむユーザーの皆様の3者すべてが楽しかった、面白かった、幸せだったと思っていただくことを目標にとしています。

そのための業務内容として、以下のようなミッションを掲げています。

1)担当編集者として、より面白い作品の創出を共に目指します。
2)マネジメント窓口となってクライアントとのやりとりを代行します。
3)IPの最大化を目指すため、著作権のリーガルアドバイスをします。
4)創出したIPをあらゆる媒体で展開するための徹底したプロデュースを行います。
5)契約クリエイターの才能をより伸ばし、新たな市場での活躍の場を広げる新企画を生み出します。
6)契約クリエイターがずっと創作に挑み続けられるよう、ドキドキワクワクする『夢』を提供します。

これらのミッションを達成するため、弊社計12名のメンバーは日々邁進しております。
(トップ画像の写真はスタッフ2名不在です。全員集合できなかったので……これなかった人ごめんなさい)

媒体に依存しない(固執しない)業務内容をメンバー全員がスキルとして身につけるため、その具体的な内容は多岐にわたります。
小説の担当編集者、漫画の担当編集者、雑誌の記事担当、クリエイターのマネージャー業務、アニメのプロデューサー、ゲームのプロデューサー、コンテンツのライツ業務などなど……。

弊社は業務内容で部署を区切るのではなく、担当IP(作家)で区切っています。既存の企業では部署にわかれているような仕事も、すべて同じ担当が請け負います。

一気通貫で担当する作家やIPをやりぬく業務スタイルを維持することによって、セクショナリズムによるクリエイターへの不利益や、複数の人間を介在することによって誘発する当事者不在の人的ケアレスミスをなくすことができるからです。

ストレートエッジが提供するコンテンツは、そんな理念とミッションから生み出されることで、世間にある様々な創作物よりも少しでも質が高く、面白くすることを目指しています。

……以上でSEの紹介終わり!!!
もし契約作家さんや理念に基づく弊社の詳しいサービスなどについて興味を持った奇特な方がいらっしゃいましたらこちらをご覧くださいませ。

前置きがとても長くなってしまいましたが、ようやく2018年の弊社の総括です。僕なりに10大トピックとして括ってみました!

1)8年ぶりに帰ってきたアニメ『とある魔術の禁書目録』
→悲願のアニメ化、ついに実現できました。随分待たせてしまって、ファンの皆様には本当にご心配をおかけしました。2019年より、『禁書目録』だけでなく『一方通行』『超電磁砲』も展開していきますので、楽しみにしていてください!!

2)三秋縋著『君の話』のヒット
→メディアワークス文庫で活躍する三秋さんの久しぶりの新作が早川書房さんから、彼の初単行本として刊行されました。発売後即重版を繰り返すくらいの大人気ぶりで、三秋さんの新たなチャレンジの成功がとても個人的に嬉しかったです。

3)『俺が好きなのはお前だけかよ』アニメ化発表
→SEが担当編集する既存IPの中でもっとも新しい作品で、それをアニメ化発表できたことはとても嬉しかったです。新しい試みとして、シリーズ構成・全脚本を原作者本人が担当するという、クリエイティブ的にもスケジュール的にもチャレンジングな手法にトライしています。

4)『ソードアート・オンライン』アリシゼーション編アニメ&新章『ユナイタル・リング』編スタート
→SAOのウェブ版最終エピソードまでのアニメ化は、商業化時の夢だったので、それを果たせて感無量でした。そしてその後の新シリーズも書き下ろしで刊行を開始することが出来て、SAOとしても節目の一年となりました。

5)『トリプルモンスターズ』配信&『エンゲージ・プリンセス』『神角技巧』発表
→SEとして新規IPを開発するプロジェクトが発表できた年でもありました。まだ『エンプリ』『神角技巧』は配信前ですが、今も鋭意制作中なので楽しみにしていてください!!

6)飯田ぽち。さん、春日みかげさんのジョイン
→SEというチームに新たなクリエイターさんが参加してくれました。『姉なるもの』をお描きになっている漫画家の飯田ぽち。さんと、『織田信奈の野望』をお書きになっている春日みかげさんです(春日さんはアニメ『ユリシーズ』の原作著者でもあります!)。これからもお二人に『平穏で安定した、安心感のある執筆環境』、『時に刺激的な企画の創出』を提供していきたいと思います。

7)SE新メンバー加入
→クリエイターだけでなく、社員も増えました。現在SEは12名のメンバーで頑張っています。もともとライトノベルに携わっていた編集者もいれば、インターンでSEの最前線で働いている学生もいます。これからの編集者は媒体も編集していかなければなりません。組織としてはまだまだひよっこの会社なので社員一丸となって頑張っていきたいと思います。

8)中国市場へのチャレンジ
→bilibiliさんとGREEさんの合弁会社bGゲームスにて、オリジナルゲーム開発のプロデュースをすることになりました。中国でも、日本の、そしてSEのコンテンツが通用することを証明したいと思います!!

9)部下の社員の出産
→これは身内ごとで恐縮ですが、2018年は我が社の社員やその家族が出産をしたとてもめでたい年でした。おめでとうみんな!! というわけで、急いで産休や育休、自宅業務可などの社則を社労士さんと作りました(汗)。大企業の福利厚生とまではいきませんが、働きやすい職場にこれからもしていきたいと思います。

10)SE初の出資案件コンテンツを展開
→2018年4月からオンエアしたアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』は、原作の提供元というだけではなく、アニメ委員会へストレートエッジも出資社の一社としてクレジットを果たしました。原作元としてただ単に、「アニメ化してラッキー! 原作が売れたらいいな!」というお気楽なだけの考え方ではなく、アニメプロジェクト自体の成功を目指した出資社の一社として、責任とリスクを背負ったチームメンバーの一人としてGGOを盛り上げました。


ーーこのように、おかげさまで2018年はとても充実した一年でしたが、一方で個人的には不甲斐ない一年でもありました。
いくつかのプロジェクトが延期になってしまったり、もっと頑張ることができたものが不覚にも中途半端な出来になってしまったり、自分のミスでもっと上手く出来るはずだったことが失敗に終わってしまったり……。
反省するところがたくさんある年だったのですが、しかし、想いをひとつにするメンバーたちと一緒に仕事をすることはできました。
どんな仕事をするときも、いや仕事だけでなく人生を過ごす上で大事なことは、『自分が納得しているかどうか』です。
「本当にこれでいいのだろうか?」と思いながらやる仕事ほど虚しいものはありません。
それがいかに利益を生む、ぼろ儲けの商売だったとしてもです。

納得出来ていないことは、あとで必ず後悔します。
後悔という行為を否定はしませんが、仕事や人生においては非効率で時間の無駄なことだと僕は思っています。
すべきは検証や分析ですから、くよくよしている暇はないのです。
僕は今、41歳ですでに人生の折り返し地点です。この先あとどれくらい仕事のバッターボックスに立てるかわかりませんが、日々刻々と少なくなってきていることだけは確かです。だからこそ僕は、納得してやりたいことをする。そのやりたいことを当たり前にやるために、立ち止まらずに走り続けたいと思います。

ストレートエッジは、プロデュース会社としてのフットワークの軽さと、出版社やゲーム会社のようなリッチな開発資金と、うちにしかいない次代の編集者という人材、この3つを備えることを目指します。

その環境をもってして、契約していただいているクリエイターの皆様に最高に面白いオリジナル作品を生み出してもらう。それがストレートエッジというエージェント会社の理想形です。

もし、この考え方に賛同していただける作家さんや編集者さんがおりましたら、気軽にお声がけください!
ストレートエッジは常に、面白い作品を生み出してくれるクリエイターと、その作品を最大限に広げていく編集者を探しています!!

以上、2018年の総括でした。


そして…………

2019年の目標も、気が早いのですがここに書いておきます!!!
表明することで、有言実行を自分に課すのだ!!

1)新規オリジナルIPの企画発表
→2018年10月に発表した『神角技巧』は、その2年以上前から動き始めた企画であり、そしてまだ配信できていない……というくらい、オリジナルIPの大規模プロジェクトは時間がかかります。このように水面下で仕込んでいたタイトルが本年同様に2019年も発表されていくはずなので、期待していてください!

2)新たなクリエイター(小説家、漫画家、イラストレーター)のストレートエッジへのジョイン
→本年は飯田ぽち。さん、春日みかげさんがジョインしてくださいました。2019年もSEの考え方に賛同いただけた方と契約を結び、そしてチームでより良い作品作りをしていきたいと考えています。テクニカルな説明をしますと包括的なIPプロデュースと、プロジェクト単体でのピンポイント契約、2つのスキームがあり、その両方で新しいクリエイターさんを紹介していくつもりです。

3)『新しい出版のカタチ』の実現
以前、編集者を募集した『新しい出版のカタチ』プロジェクトがようやく日の目を見ます。随分時間がかかってしまいましたが、その時間を費やした価値のある小説投稿プラットフォーム事業として展開できると思います。今から約2年前の記事では、『新しい出版のカタチ』については漠然としたものしか思い描けておらず、ビジネスとしては具体性に乏しいものでした。しかしあれから様々なヒントを得まして、ようやく皆さまにご説明できる指針が固まりました。発表をお待ちください。

4)既存IPのさらなるステップアップを目指したプロデュース
→新しいことばかりではなく、今ある目の前の作品についても最大の展開を目指します。2019年は、『SAO』、そして川原礫のデビュー10周年です。このタイミングじゃないとできないことを考えています。さらに『禁書目録』の鎌池和馬さんもデビュー15周年という節目の年ですので、こちらも企画を練っています。『エロマンガ先生』は2019年早々にOVAが発売されますし、『魔法科高校』のスピンオフ『司波達也暗殺計画』もシリーズ展開を進めていきますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。

5)チャレンジングな企画に積極的にトライ
→ここには書けない、まだ実現度が低いのですが、しかし叶うと絶対ドキドキワクワクする!!!という企画もたくさん仕込んでいます。2019年に、その片鱗を少しでも見せることができるといいなと考えています。クリエイターが思い描く夢物語を夢のままで終わらせない。それがストレートエッジです。……と言えるようになるといいなぁ。

この中にはハードルがかなり高いミッションもあるのですが、だからこそやり甲斐があるし、挑んでこその人生です。2019年は去年よりもさらに成長した姿をお見せしたいと思います。

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします!!

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三木一馬

エージェント会社ストレートエッジのマガジン

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