「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」、そして

友達に「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」のDVDを見せてもらった。本当は公開された当時にTLに行き交っていた感想がすごく気になっていたのだけれど、時すでに遅し。公開終了間際だったためなかなか予定が合わずに見れずじまいだった。

見終わったあとの感想を率直に言うのであれば「エグい」。これをアイドルが、関西ジュニアがやるかと。その前の年のドリステも胸をえぐられるものがあったけれど、スタタンもなかなかどうして心をえぐられるものがあった。
わたしは関西ジュニアのことをよく知らないけれど、エンディングのおみくじHAPPY!の高揚感はものすごいものがあった。今までおみハピの良さについてあまりピンときていなかったところがあったけれどこれはすごい。少年たちの刹那を切り取ったような楽しさと美しさがあった。中盤でぱっ、と松竹座に切り替わる瞬間がある。うわ、これは、すごい。わたし自身は松竹座に行ったことがないけれど、行ったことがある人、普段から頻繁に足を運んでいる人はどれだけぐっときたことだろうか。
そしてわたしは行ったことがないこの松竹座と大阪の街並みを見てひとりの男の子のことを思い出した。永瀬廉くんのことだ。


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ここからはちょっと自分観点の語りだし、該当担ではないのでなにもわかってない点やきっと間違ってるんだろうなという点が絶対にある。けれどもどうしても書き留めておきたい。今後また廉くんのことを応援したいから。不快に思う方がいたらごめんなさい。

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2014年ごろのわたし、ジャニオタになりたてのころのわたし。目に入るものがなにもかも楽しくて、いろんな番組を片っ端から見ていた。まいど!ジャーニィ~もそのうちの一つだった。その当時メインだった6人のことが本当に大好きで、毎週にこにこしながら見ていた。その中でわたしが特に大好きだったのは大西流星さん、そしてMCに奮闘することが多かった永瀬廉くんだ。ジャニーズWESTがデビューしたてだったこともあって、関西はしばらくこの6人がメインになるのかな、6人とも大好きだからうれしいな~、関西ジュニア楽しいな~、と思っていた。
しかしそのうちに金内くんが退所してしまい、そのあとに紫耀くんと廉くんは東京に行くことになる。あんまりにも悲しくて淋しくて、しょうれんが出なくなってからはあまりまいジャニも見なくなってしまった。
ただ、たまにドリボだったりジャニワだったり東京の舞台を取材に来てくれるときは見ていた。2人のところにまいジャニメンバーがやってくる!と思ってうきうきしながら。最初のころの取材は関西からやってきたみんなのことを嬉しそうにしてくれていた廉くん。でも、いつだったか覚えてないんだけど、あるときにものすごくそっけない態度を取っているように見えて「そんなバカな・・・」と絶望した。廉くん、関西の子ともうあんまり話したくないのかな、うざったいのかな、嫌なのかな・・・・とめちゃくちゃに悲しくなった。
このあたりのこと、わたしは詳しく関西ジュニアとのかかわりをあまりよく知らないし、雑誌のインタビューなんかも読み込んでいたわけではないので本当はそんなことなかったのかもしれない。でも、そう見えた瞬間がとてもショックで、それ以来あんなに好きでかっこいいと思っていた廉くんの顔が全部曇って見えるようになってしまった。ぜんぜんかっこよくないよ、れんくん、れんくんはいったいどんな気持ちで東京に来たんだろう。なにがしたくてなにを目指して。ぜんぜんわからない。あまりにも悲しくて、わたしはそのうち廉くんのことを見ないフリをするようになった。キンプリができてからも、KING単独で活動するようになってからも、わたしの中のかっこよかった廉くんがいまの廉くんに上書きされてしまうことが嫌で、いつしか視界からはずしてしまった。


それから数年が経ち、King & PrinceのCDデビューが決まった。
わたしはPrinceが好きだったし、紫耀くんやかいちゃんのことは好きだった(しょうくんについてもまた見れるようになったきっかけはあったのだけれど、それはまたちょっと別の話)ので、楽しみにCDTVのシンデレラガール初披露をチェックした。


見終わった瞬間にまず思ったことが「廉くんがかっこいい!!!!!!!!」だった。


あれ、と思った。わたしこんなに廉くんがかっこいいと思ったの何年ぶりだろう。すごくびっくりした。画面の中の廉くんはすごくすっきりとした晴れやかな顔をしていて、まるで憑き物が落ちたみたいな顔をしていた。びっくりした。廉くんがかっこいい。
あんまりにもびっくりしたからここ最近のいろんなインタビューを読み返したりキンプリの映像を真面目に見るようになった。ああ、廉くんってこうだったな、優しくてまわりに思いやりがあって、一生懸命な子だった。わたしの好きだった廉くんにまた会えたような気がして、思い出せて、とても嬉しかった。

いまさら過去のことを知ってもなにも変わることはないんだけれど、廉くん、廉くんはあのときどんな気持ちで関西を出たんだろう。どんな気持ちでいまいるんだろう、どんな思いでデビューを迎えるんだろう。スタタンのエンディングを見て、わたしはそんなことを考えていた。


スタタンは芸の道を目指す誰かのどこかをほんのすこしだけ切り取ったにすぎない作品で、きっと今日も誰かにどこかで起こってるそんな話。その「誰か」の人生をちょっぴり覗き見させてもらってるような、いっしょに人生を歩むような気持ちになれる、誰かのファンになることってとても面白い。すべてがスタタンみたいに綺麗になればいい、でもそうはならないことを知っている。そうじゃないからこそ現実は面白いということも知っている。だからね、アイドルを追うことはやめられないよね。

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先の見えない将来に向かって進んでいくことってどれだけ不安なことだろうか?と考えることが最近多くて。どれだけ懸命に頑張っても報われないこともある。手ごたえが感じられないのに続けなければいけないこともある。一緒に頑張ってきた仲間が先に成功することだってある。でもそれでも夢をあきらめずに追うことってどれだけ大変なことなんだろう。アイドルや芸能界におけるそういう状況ってわたしには想像することしかできないけれど、限られた時間の中であきらめない姿だったり、いつの日かその頑張りが認められたときの喜びだったり輝きはまた格別のはず。きれいごとを言うつもりはないけれど、好きな子にはみんな幸せになってほしいし夢を叶えてほしい。自分が思ってるよりも自分のことを思ってくれている人はきっとたくさんいるはずで、だから、夢を見るならあきらめちゃだめだよって、自分の好きな子全員にひとりずつ伝えたくなるような、そんなことを思わされた映画でした。

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これはおととしにドリステを見た感想なんだけれども、今回もまた同じことを感じたのでメモとして。

そんなわたしは今日、5年間応援してきた子の卒業ライブに行ってきます。なんというタイミング!
わたしは今まで好きになった子全員に幸せになってもらいたいし、たとえその子がアイドル以外の道を選ぶことになっても人生を応援したい。「お客さんが一人しかいなくても、その一人を全力で楽しませる」気持ちと同じように、わたしは好きになったアイドル全てに真摯な愛情を持って向き合いたいなと思った。


あーーーーーーーーーーーーーーーーあの最高のおみハピを映画館で見てみたかったよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー無念・・・笑
あとこじけんのこと今まで見ると元気が出る存在としか思ってなかったんだけど顔が綺麗すぎてびっくりした。こじけん好きです。

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