「きみを選びたい」と思った瞬間

その瞬間はジリジリとした、初夏と呼ぶにもまだ少し早い暑い日にやってきた。日焼け止めを塗ってくるべきだったな、と後悔した日だった。

どうしても欲しい!と思ってしまったわたしは友達に頼んで大阪からジュニア祭りのフォトセットを買ってきてもらった。それをクリエの前で受け取って、我慢できずについついその場で見てしまった。そして友達に聞いてもらいたかったのだ。「わたしの好きな子、すごくかっこいいんだ!!!」と。うるさく騒いでいたわたしに向かって友達がこう言った。「えー!髙橋優斗担になるの!?」と。気恥ずかしかったことや、当時しばらく誰かを追いかけることを休もうと思っていたこともあって、わたしはとっさに「そんなんじゃない!」と答えてしまった。


でも、次の瞬間に「あれ?」と思った。

本当にそうなのかな?

もうひとりの自分がすぐそばでそう話しかけてきた。本当にそう?この子のこと、いますごく好きなんじゃないの?これからもっともっと好きになるんじゃないの?


ああ、そうだな、そうかもしれない。ううん、もっと絶対に好きになる。
わたしはこの子が好き!!って大きい声で言いたい。言いたい!!!


わたしはあの瞬間から髙橋優斗くんを選びたいと思った。
「この中で好きなのは優斗くん」じゃなくて「優斗くんを選びたい」と思った。
思い返せばあの日のあの瞬間が髙橋優斗くんが「特別」になって景色が変わった瞬間だった。


2017年5月5日、クリエの前での出来事だよ、あの暑かったゴールデンウィークを忘れないでねわたし!

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おとうふ

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