【必見】配信コンテンツの流行はどのように生まれたのか


活動者であれば無視する事が出来ないのがこの「流行」の要素です

例えばですが、今FPSで人気のゲームであるAPEXやVALORANTも最初から流行していたかと言われたら決してそうではありませんでした

簡単に流れを説明します

APEXはバトルロイヤル型のFPSで同ジャンルの礎はH1Z1やPUBG、フォートナイトといった3人称がメインだったバトロワが作ってきました
今や誰しもが知っているタイトルではありますが、それまでPCFPSで人気を集めていたPUBGがチーター問題でユーザー離れが加速している中でAPEXが発表され
基本プレイが無料という事もあり最初から注目されているコンテンツではありました、操作感が今までのバトロワとは全く違ったのですぐに爆発的な人気を獲得したわけではありません
ただそこから数か月するとPUBGで人気を集めていたストリーマー達がAPEXを触りはじめ、OW(オーバーウォッチ)の競技勢や経験者が徐々に移行してくる流れになりました。
Vtuberの人気が加速し始めた2018年(認知されはじめたのは2017年頃から)は「にじさんじ」一期生のデビュー年、そしてAPEXが世の中に出たのはそこから一年後の2019年、当時は長時間配信するVtuberの方でもPUBGをプレイしている方が多かった時代ですね。
APEXがリリースされた時点でVtuberは元々バトロワに対する経験がある人も多く今やAPEXの印象が第一にくる「渋谷ハル」さんもPUBGで活動の土台を作っていました。
あの「葛葉」さんもごく短い個人勢時代にPUBGの動画でも話題になりましたね。
元々バトロワと親和性が高かった配信者のメインコンテンツとしてAPEXは「爆発的な人気」を獲得する事になります。
その後コンシューマー(プレイステーション)にも対応するようになり、CS勢が元々多かったフォートナイト等からプレイヤーが移行してPC版に限らず人気を獲得、そして現在に至る形ですね。
1マッチで60人を集められる、20チームを組ませる事が出来るという事もあり大会系も今に至るまでAPEXがメインで開催されてきました。

その中でAPEXの一年後2020年にリリースされたのがVALORANTでした。
当時はCSGOライクなFPSが登場するとのことで、この分野はFPSの中でもコアな部類で世の中に出ただけではすぐに流行という形にはなりません
APEXをプレイしてるユーザーが移行しようとまでなる要素はなかったんですよね。
CSGO自体も日本で流行ったかと言われたらそうではありませんでしたから。
しかしこの段階でCSGOで日本のトップだった旧Absolute(現ZETA DIVISION)のメンバーがVALORANTへの移行を発表していたり
当時のCSGO国内シーンを賑わせていたチームやプレイヤーが続々とVALORANTへの移行を表明している時期ではありました
なぜ競技勢がCSGOから移行する流れを取れたのかというと運営が世界で人気を獲得しているリーグ・オブ・レジェンドと同じRiot Gamesだったのも大きな要因だったとされています
ようするに運営元に信頼があり競技として国内で盛り上がる可能性のある方にシフトする決断を取らせるには十分だったという事でしょう。


そしてゲームも数年やり込まれたら初期ユーザーは徐々に別のゲーム等を模索したりします、これは一般ユーザーだけではなく配信者も例外ではありません自然な流れだったりします。
その中でVALORANTの競技シーンが徐々に盛り上がりを見せ、2022年にZETA DIVISIONが世界大会で上位に入る等をして人気が爆発しました
APEXから移行先を探しているPCゲーマーも続々と取り入れられましたし、大手の配信者やVtuberもVALORANTに進出。そして現在に至るといった形。

VALORANTの競技が盛り上がる裏でもちろんAPEXやLOLといった国内のイースポーツシーンも注目されていました
世界の舞台で日本が結果を残すFPSは国内FPS人気が加速する前のレインボーシックスシージで、当時も知っている人たちの間で盛り上がる程度だったのを記憶しています。
ちょうどFPS人口も増え、配信を視聴する人口も同時に増えていく中でZETA DIVISIONが躍進したので人気が爆発するタイミングとしては必然だったかもしれません。


記憶を辿りつつ書いたので若干の違いはあるかもしませんが概ねこういった流れだったはずです。
「これが抜けてる」「こういうこともあった」という意見もあるかと思いますが、あくまで簡単な説明なのでご容赦ください。

つまりどういう事かというと現在の流行を構成しているコンテンツも最初から爆発的な人気を誇っていたわけではなく
人気を獲得するまでに様々な流れがあったり、土台があったからこそ今があるというお話です。

これは活動者にも当てはめられる話で、土台があり、流れがあり人気を獲得していきます
流行のコンテンツを真剣に取り組めば、そのコンテンツを元として派生する先に他の活動者より有利な状態で移行できたりもします。
何もない所に突然人気のコンテンツが生まれる例というのは非常に稀なので後への繋がりを意識して、今自身が取り組んでいる事に向き合って行くのが良いですね。

というわけで今回の余談的な記事は終了になります。









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