かさいの大学3,4年目の振り返りと新卒入社について

私事ではありますが、かさいはなんだかんだ言いながら株式会社ゆめみに入社させていただきました。
大学3, 4年目と入社してからと色々思うところはあるので書いていこうかなと思います。

学部1, 2年の話はそれこそバカみたいに長い記事があるのでこちらをご覧ください。個人的には割とどんな人が読んでもかなり面白く、かつ有意義な文章を書けていて人におすすめを訊かれたら真っ先にこの記事を出すくらいにはお気に入りです。

正直、これに比べると3, 4 年の話はあまり面白みに欠ける話かもしれませんがしばしおつきあいください。

学生時代について(前編)

ざっくり大学3年生あたりの話ですね。

まだこの時は色々なアウトプットがあるので細かい話を見る際にはこの辺を見るのが早いかと思います。

この頃のかさいは Twitter プロフィール欄などに書かれている「人に褒めてもらうのが好きなだけです」と言う言葉にある通り、本当にアウトプットして人に見てもらうことこそが生き甲斐でした。ただ、この「人」に対する認識が「不特定多数の人」から「特定の人」に変わり始めたのはこの辺だった記憶です。

一方、就活はというと長期のインターンをやりながら、書いたエントリーシートの数は片手の指に収まるかどうかくらいしか書いていない、そんな学生時代に真面目に就活やっていたのかやっていなかったのかよくわからない生活を送っていました。

長期のインターンは非常に実のあるものであった一方、「これ、インターンだからまだ気楽にできるけどこのプロダクトの売上に生活握られるんだよなあ」「社会人になってからは自社開発ではないところがいいなあ」と言う気持ちに傾いていきました。そう言う気持ちでサポーターズに流れてきたゆめみの新卒採用になんとなくエントリーしてみたら最終面接まで通過したので最終的に内定承諾を出して終了しました。

内定を頂いてから内定承諾をするまでの期間は半年あり、実際にはそのあとにも何社か受けました。受けたのですが、基本的には落ちています。 エントリーするまでの腰が重すぎてすでに時が遅かったのか、一度内定をもらって面接に対するモチベーションが低かったのか、技術力が足りてないのか、面接態度がよろしくなかったのか、思い当たる理由を挙げればきりがありません。Twitter で絡みのある知り合いは有名な外資に行っていたりしているので、ワタシにももしかしたらその路線はあったかもしれないですがまあ一旦ゆめみで終着しました。

こんな感じで学部3年のうちに就活を終了しました。

どちらかというとこの頃は早く研究にシフトしていきたいと思っていたので、就活が早く終わったのはなるべくしてなった結果でした。

学生時代について(後編)

ざっくり大学4年生あたりの話ですね。

就活のことを何も考えなくてよくなり、研究室で研究に集中する話です。

今から思い出してみても研究室自体は非常に充実した日々を送っていました。研究そのものは情報系の話題ではないのでとくに話すことはないのですが、ただ実験だったりデータの整理だったりと忙しかったので執筆するネタも持ち合わせておらず、気づけばどのように執筆すればいいのかわからなくなっていました。

研究室での発表は行動しようと思えば思うほど、ワタシ自身の研究に対して信ぴょう性と新規性が見いだせず自分自身のアウトプットに自信を無くしていった心地があります。それに、研究室にとどまり続けることによって「そこにいることに対する安心感」を感じ始めていたように思います。安心感自体はいい側面が多い一方で、危機感を持って行動するのとは対極にあり、ワタシ自身はアウトプットの数を減らす一要因でした。

ともあれ、今振り返ってみると、研究室での研究は確実にアウトプットの数を減らす主要因の一つだったように思います。まあ、これ以外にも思い当たる主要因はあるのですが、パブリック/クローズド問わず喋る気がないので聞かないでください。酒を入れても無駄です。

作曲もそうですが、物を作れなくなっていく自分が少し嫌いでした。これは質も量も減っていている感覚がしっかりとあるのが質悪く、これによってさらに人と喋る時間が増えて物を作る時間をさらに削るといった悪循環が続きました。

ここまでの話について

ふと、ここまでの話をしたくなったのは新卒研修中に自分を振り返る、というテーマのワークをやったからですね。作ること自体は好きなのに作ることから逃げている、という不思議な状態になっているのが自分でも気に入らず、かといっていざ作業を進めようと思うと人と話すわけでもなくだらだらしている時間となりがちでワタシとしては悩ましい限りです。

とはいえ、今回の新卒研修中のワークが目指したい方向に軌道修正する機会となっているのは事実で(弊社的に言うのであれば向き直りですかね)、仕事を終えてから久々に Studio One (楽曲編集ソフト) を開いてみたのですが、これが結構楽しい。まだこれが継続するかどうかはわかりませんが、今の段階で言えることは、ワタシが感じていた抵抗感はしばらくやらなかったことへの抵抗感だけだったということです。

入社後に感じることについて

いつの間にか趣味の話ばかりになってしまいました。
弊社に入ってから思うことがあるのでそこら辺の話をしていきます。

良くも悪くも危機感を煽られる

入社1日目に、弊社内で実際にあったホラーストーリーをきく機会があったのですが、そこで出てきた話が内定者アルバイト中に感じていた「ああ、これ心当たりあるなぁ」みたいな話しかなく、おそらく運営側の目論見通り危機感を補強された具合でした。

また、後述する合宿研修でワタシは同期をよく知ることができたのですが、その上で同期の Slack 上での行動力が非常に高い。元々弊社は手挙げによって成り立っている会社なので手を挙げないと何も起こらないのですが、その上で行動力の高さを全体として感じています。

前半の話にある通り、危機感をあおられること自体は危機感をあおられないことへのデメリットを嫌になるほどよく知っているのでワタシとしてはポジティブにとらえています。ただ、心理的安全性を担保することと危機感を煽られることの両立ができるのかどうかはこれから眺めていかないといけないかもしれません。

制度を期待すべきじゃない

さて、外から見た弊社ゆめみに持つイメージの一つに資格取得報奨金制度と勉強し放題制度があるかと思うのですが、昨年末~今年はじめの間(正確な時期は覚えていませんが)になくなりました。

代わりにこのまなびファンディング制度なるものができたのですが、条件達成のために求められることが増えたためにできることが減った&制度利用条件に人数による制約ができたことで社内でまあまあもめていた印象を覚えています。ワタシ視点で見ると、内定承諾時にあった大きな制度の一つが入社するときには消えていた、これは新手の詐欺かな?という印象を覚えました。

ついでに言うと、ワタシとしては資格報奨金制度消える前に GCP の資格1個取っておくべきだったなあ、という心持です(研究室での研究があったこともあり、受験するための環境と時間、なにより合格する絶対的な自信が足りていなかった)。来年の AWS DVA の更新をどうするかはまだ検討中です。

閑話休題、結局のところ、ワタシが持つべき教訓として、弊社はそれだけ制度が変わりやすい会社ということです。その中で上手くやっていく事が求められます。もしかしたらここで消えた制度は復活するかもしれないし、別の名前になって戻ってくるかもしれないし、戻ってこないかもしれない。これをつよく印象付けられた出来事でした。

弊社2024年のトレンドについて

前述したように、ゆめみについて何かを語れと言われると、すぐ制度が変わって雰囲気や課題が変わってしまうために何とも言えないのが正直なところなのですが、「今年のトレンド」くらいの範囲であれば気軽に書けそうなのでちょっとこれで書きます。

フルリモートである弊社がリアルでのつながりを意識しだしたことだと思います。直近のわかりやすい例で言うと、新卒研修に今年から対面での研修と合宿研修が入ってきました。

合計5日間にわたる研修はサーバーサイドからデザイナーまで24卒全員が参加し、特に合宿研修は集団で泊まれる場所を借りて、2日目に公共交通機関利用 OK (任意)で山登りをする2泊3日の合宿研修を行いました。この話を他の人としたとき、「ゆめみってそういう体育会系の会社なの?」と言われたり同期の中でも山登りはきついという人がいたりしました。山登りに関して言うと、個人的にはまあまあポジティブにとらえていて、どちらかというとソフトウェアエンジニアが外に出なさすぎなだけかなぁと思うなどしました。

閑話休題、この5日間の研修の間に同期の色々な側面を見ることができました。というよりも、ほとんどの人は初めましてなのに、最終日を迎えるころには十分よく見知った仲くらいの手ごたえがありました。

そんなこんなで、この合宿研修のお陰でワタシは30人ほどの24卒の顔と性格を知ることができました。オンラインで喋るだけだとこうはいかない、というよりもおそらく最後まで分からないままなのだろうなぁ、という感じはします。

こういうこともあり、今年はフルリモートの会社でありながらもリアルでのつながりを増やしていくのだろうと思うこの頃でした。

おわりに

来年以降もどうなるかよくわからない弊社ですが、まあぼちぼち楽しみつつ、自分がやりたいことをちゃんと見つけて仕事も趣味も見失うことなくうまくやっていきたいと思います。


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