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見えたのは海 海 海

夏到来。

連日猛暑が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか? まとわりつくような暑さに嫌気が差している人も多いのでは?

私も嫌気は差しているんですが、この暑さを100%嫌いにはなれないんです。

それは夏の暑さを感じるとコインロッカー・ベイビーズを思い出すから。


A.B.C-Zは様々な舞台に出演しているけど、コイベビは中でも中毒性が高くて今でも引きずっている人が多い作品。もちろん私もその1人。ことある事にキクとハシに会いに行きたい衝動に駆られてます。


そんなコイベビの亡霊の私ですが、この度ある場所に足を運びました。それは軍艦島!

軍艦島(正式には端島)はキクとハシが育った島のモデルと言われている。作者の村上龍さんが長崎県佐世保市出身ということもあるのかな?

コイベビ観劇以前から軍艦島に興味があったけど、コイベビを読んでから行かなければいけない使命感に駆られついに行ってきました。


(めちゃめちゃ余談なんだけど、軍艦島に行く服装はこんな感じでした。コイベビのイメージでモノトーン、花柄のシャツはなんとなくハシきゅんの衣装ぽくない? 自己満なんだけど、私なりのコイベビに対する愛とリスペクトの表現です。)

(なんで腰に手を当ててるのかは私もわからん。)


軍艦島にはツアーがあるのでそれに参加するのが一般的。何社かあるけど、今回私は軍艦島コンシェルジュさんのツアーに参加しました。この会社は軍艦島ミュージアムという施設も持っていて、乗船前に軍艦島について勉強できる。ただの資料館じゃなくて、VRとかデジタルを多用した体験型の展示が多くてとっても楽しかった! 実際に軍艦島に住んでいた方のお話も聴けるので選んで良かったなあと思ってます。

ただ一つ残念な事が... それはアスベストで上陸ができなくなったこと... ツアー参加4日前に上陸禁止のニュースを見て、「タイミング~!!!」と叫んでしまった... 折角行くなら見るだけじゃなくて実際に足を踏み入れたかったんだけど... しょうがないんだけどね... 健康第一。


そんなこんなでちょっとテンションは下がっていたけど、軍艦島周遊ツアー行ってきたよ!

こんな感じの船に乗っていく。

中でもガイドの方がいろいろと解説してくれる。この解説も面白かった~! 

30分ほどで軍艦島に到着。

圧倒的な存在感。軍艦島だけ纏う雰囲気が全く違う。

一度栄華を極めたものが朽ちていく様子って、なぜこんなに心惹き付けられるんだろう。多くのクリエーターの創作意欲を掻き立てるのもよく分かる。

高度経済成長期の日本を支えた島。この島があったから今の日本があるんだよ、というお話を聞いた。湿度95%、まるでサウナのような地下炭鉱で働いていた炭鉱マンたちの功績を忘れないようにしようと思った。

左の建物は小中学校なんだって。校庭もある。キクはここで高飛びの練習してたのかなあ。ハシはそれを綺麗だと眺めている。

上手く写真に収められなかったんだけど、映画館もあった。ガゼル生きてるかなあ。


キクとハシが住んでいた頃はこんなにガレキだらけじゃなかったと思うけど、二人はこの島の様子を見たらどう思うんだろう。キク、多分だけどダチュラで東京を爆撃したら、東京はこんなふうになると思うよ。ハシ、怖いと思うけどこの真っ白な世界を生き抜くんだよ。






あとね、海がとっても綺麗だった。海と空の境目が分からないくらい綺麗。キクとハシが見ていた、求めていた海。


コイベビが大好きです。後にも先にもこんなに心抉られるような中毒になるような、辛いんだけど同時に快感を得られる作品には出会えないんじゃないかと思ってしまう。あ~~コイベビ見たい。なんでコイベビやってないの? なんで私は夏なのに赤坂にいないの? 


軍艦島に足を運んだことで益々コイベビへの気持ちが大きくなってしまった。まだコイベビのことを過去にはできないし、これからもことあるごとに思い出していろんな衝動に駆られると思う。この感情と上手く付き合って行きたいな。


また最高の兄弟と最高に狂っていてだけど愛おしいあの世界の住人に会えますように。











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