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サフィール踊り子6人用グリーン個室で乗り慣れた東海道線を楽しむ

「サフィール踊り子の6人個室に乗らね?」

こうRさんに誘われたのが始まりでした。

僕自身は3回サフィールに乗ったことがあり、6人個室にも既に1回乗車したのですが、アレは動画のネタでほんの短区間での乗車だったので実質ノーカン。それに久々にサフィールに乗ってみたかったので、快諾。

長期旅行前に何やってんだという感じですが、大丈夫、ちゃんとやれます。きっと。


品川駅12番ホームに特急サフィール踊り子1号がやってきました。今日もサファイアブルーを太陽の光で照らしています。乗る乗らないに関わらず、サフィールを見るといつも心躍ります。

相変わらずキレイな車体

そして今回乗車するのはサフィール最大の座席、というか個室の6人個室!!6人用の空間をRさんと僕だけで占拠しちゃいます。なんという贅沢!!!この先、ツケが回ってこないことを祈ります(笑)。

うおーーー!!
壁の飾りはみんな青いモノ

僕にとって2年半、Rさんにとっては実に3年半ぶりのサフィール踊り子の乗車。見慣れた東海道線の景色がいつもより素敵に見えたのは僕だけではないはずです。

発車してすぐにアテンダントさんによる車販の注文についての簡単なご説明がありました。個室乗客はサフィール踊り子独自の車販注文サイト・サフィールPayを使わなくても、下の写真のカードをドア外ノブにかければアテンダントさんが注文を伺いにやってきてくれるそうです。大変結構な優遇です。

ただし、お食事に関しては事前予約をしましょう。Rさんは前々日に食事を注文しました。食事は指定時間になったらアテンダントさんが運んできてくれます。個室乗客は部屋から一歩も出ずになんでもやれちゃうわけですね~。いい御身分です。

多摩川を渡り川崎に入ったところで、発注していたRさんの食事がやってきました。本日Rさんがいただくのは、大ぶりエビワンタン復興麺です。スイーツを除けば最安値のメニューですが、それでもお値段1,700円

うまそう

個室でいただく場合このような紙カップでの提供になります。座席客がカフェテリアでいただく場合には立派な器での提供です。どっちをとるかは人それぞれ、味はどれも一緒です。

カフェテリアの場合これで出される

さて、本日僕がいただくのは品川駅で買ったシウマイ弁当。Rさんの食事には劣りますが、久々のシウマイ弁当なので関係なし。おいしくいただきます。

ちなみに崎陽軒のシウマイ弁当の箱の蓋には2タイプありまして、東京エリアでは下の写真のようなパカっと開けるタイプの蓋になり、お膝元である横浜エリアでは人の手で丁寧に紐で縛られた薄い紙のものになります。今回は品川駅で買ったのでパカっと開けていただきます。

と、食事中に列車は横浜駅に到着。個室の窓がある方にホームが来てしまいました。

Rさんは「恥ずかしい」と一方のカーテンを閉めましたが、僕はめんどくさかったので開けっ放し。多くの人が目の前で立っている中、平気な顔して弁当を使います。最低な野郎です。しかもRさんはカーテンを閉めているので、ホーム上の人は僕が一人でシウマイ弁当を食っている様子しか見えません。なんとも異様な光景。不幸にも見てしまった方々が大変お気の毒です(お前が言うな)。

ともかく、大船あたりで二人とも食事を終えました。僕の弁当箱はそのままゴミ箱にポイするだけですが、Rさんは違います。食べ終わった器はアテンダントさんに返さねばなりません。その際に使われるのが部屋の奥にある小さな扉付きの棚

ラーメンの出前のような扉

動画のネタで乗った時には全く気付かなかったのですが、この棚に置いてアテンダントさんを呼べば、その小さな扉を開けて外から回収する仕組みになっているのです。「アテンダントさんは個室乗客の空間に立ち入らない」が徹底されています。

アテンダントさんが回収にいらしたついでにRさんはサフィールオリジナルのコーヒーを注文。曰く「普通のコーヒーよりやや苦い」そうです。

小田原を通過すると、相模湾がグッと近づきます。根府川や早川の鉄橋から眺める海は最高!乗りなれた東海道線でも、ここだけはいつも興奮します。

サフィールに乗って初めて青い海を見た

さてこのグリーン個室についての感想ですが、Rさんも僕も普段のリクライニングシートに慣れているからか、違和感が強く変な気分になりました。他人の目を気にすることなくワイワイとおしゃべりするには良いと思いますが、やはりいつものリクライニングシートがいいかなぁとも思ってしまいました。懐は若干リッチになっても、体は貧乏時代のままのようです(笑)。

海に映える
暗闇にも映える

そうこうするうちに、列車は熱海駅に到着。名残惜しいですが、ここでサフィール踊り子とはお別れです。

最近は週末に旅行をする機会が増え、熱海くらいなら近所だと思うようになりました。しかし、豪華絢爛なサフィールの6人個室から見たいつもの東海道線の景色は格別で、見るもの全てが特別なもののように感じました。お金が無くて、たまの旅行でどんなものにもワクワクしていたあの頃に戻った気がしました。

やっぱり鉄道旅っていいですねぇ。

サフィールのドット絵がかわいい

<おしまい>

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