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ODCでのセミナー

 「大阪デザイナー専門学校」の石川先生からのご紹介で、6月21日(日)にファッション学科の体験入学の一環で開催される「ゲストセミナー」にお呼び頂き、1時間ほどお話させていただきました。

 内容は、将来ファッションデザイナーや、服をつくる人になりたいというよりも、接客や販売に興味があって、さらに自分でお店をやってみたい、と思っている若い人たちに向けて、僕たちのやってきたことから参考になることを、お話させていただきました。

 最近は、つくり手だけじゃなく、お店やお客様にたずさわる道を志す、若い人も少なくないとのこと。僕個人としては、つくるだけではなく、ちゃんと商品のことをお客様に良いところだけじゃなく短所もお伝えして、しっかり納得した上で手に入れていただくことも、とても大切なことだと思っているので、この道を目指す若い人たちに、少しでも役に立てるかもしれないと思うと、とても嬉しいオファーでした。

 同時に重い責任も感じました。話を聞いてくださる若い人たちの、未来に少しでも影響を与えてしまうと思うと「こりゃあ真剣にお話させていただかないと」とも感じました。(もちろんふざけるつもりでもなかったんすけれど)

 僕たちは小規模なブランドの、小規模なお店を運営させていただいているので、直接的に参考になるかは分からなかったのですが、大切にしている考えであったり、色々と「こうしたら皆さんに喜んで頂けるかも」と日々やっていること、やり続けていきたいこと、さらにやっていきたいこと、そしてこういうことを出来たほうが良いと思うことなどを、自分なりにお話しました。

 さらに、自分たちの考え方や、やり方が、全てではないので「1つのやり方と考え方」として、参考にしてもらえたらなぁというところをポイントに、大手さんの良さやサービスとの違いなども一緒に。

 くわえて、自分たちはblueoverというブランドから始まったため、そのお店であったり、そのあり方、知っていただく方法など、もともとブランド自体の考え方が全てのベースになっているので、その紐解きなども解説を交えて、参考になったらなぁと思い、お伝えいたしました。(ちょっとでも参考になっていたら良いなぁ汗)

 実際にお越しくださったのは、進路を検討中でファッションに興味があり、さらに接客・販売お店運営に興味がある高校生の方々。そして在学中の皆様。あわせて20名ほどがお集まりくださいました。

 あらためて、せっかくのお休みである日曜日に、さらに暑い日に、この坊主ヒゲ眼鏡のために集まっていただき、本当にありがとうございました。(参考になったでしょうか?汗)

 日頃お店では1人1人のお客様と顔を合わせて、時間も制限なく、じっくりゆっくりお話させていただいているので、自分なりに少し経験もあり慣れているほうなのですが、それとは打って変わって、数名の方々に「じぃっ」と顔を見られながら、耳をすまして、話を聞いていただくことには、まったく慣れていないので、これはさすがに少し緊張しました。(口の中がパリパリに乾きますね笑)

 聞き苦しいところや、わかりにくいところ、あとしつこく何回も言ってしまったところなどもあり、とても恐縮です。終わったあと、質問にも来てくださった学生の皆さまも、本当にありがとうございました。ほんのすこしでもお役に立てていれたら光栄です。作っている製品に興味を持っていただけたのも、とても嬉しく思います。

 自分にとっても背筋の伸びる、刺激的な経験をさせていただきました。まだまだやりたいこともあるし、どんどん成長して精進していかねばと痛感しました。

 ご紹介くださった石川先生。そしてファッション科の河合先生、小堀先生。大阪デザイナー専門学校の皆さま、学生の皆さま、話を聞いてくださった高校生の皆さま。この場をかりて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。また若い人たちに向けて、自分でお役に立てることであれば何でもやらせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。


 若い人たちの未来に。幸あれ!


 追伸:普段「老けてる」とよく言われる私、学校で若いパワーを吸い取ったので少し若返ったと思いませんか?

2015.6.22. 現時点での言葉と思いを。

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