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建築にはいったいどんな人が関わるのか?

建築には誰が関わるのか?

 建物を建てたい、リフォームしたい、耐震診断・改修をしたいという時に、
どこへ相談・依頼したらいいのか分からないかもしれません。

今回は、そんな個人・企業(以下、お施主様)と建築業界の関係をお話します。

3種類の立場から建築が作られる

大きく考えて、3つのチームが関わってきます。
・設計チーム→お施主様の要望をもとに、設計図を作成していくチーム
・行政チーム→作成された設計図をもとに、法律の適合性をチェックするチーム
・施工チーム→チェックされた図面をもとに、建物を建てるチーム

それでは、詳しく中を見ていきたいと思います。

プロデューサーとして立ちまわる“建築士”

まずは、お施主様と直接つながっている意匠設計事務所という存在があります。
この方々が、代理人となって動きます。
みなさんが一般的にイメージされる『建築士』です。

意匠設計者(以下、意匠)は、お施主様の要望をもとに意匠図(デザイン)を作成していきます。
もちろん、法律を遵守されています。

作成した意匠図をもとに、構造設計事務所へ構造設計、設備設計事務所へ設備設計を依頼します。
意匠は代理人でもあるので、法律で定められた手続きを代行します。

つまり、いろんな視点からの設計をとりまとめる中心的な人物が、意匠設計者ということがいえますね。

“建築士”の見つけ方

ここまでの説明で、建てたい!と思ったときは、意匠設計者へ相談・依頼をすればよいということがわかりました。

『意匠設計事務所の知り合いなんていない』と言われるかもしれません。
近所の工務店や材木屋さんには、お付き合いのある設計事務所がおられると思いますし、
ハウスメーカーは意匠設計事務所を兼ねています。
TVや雑誌などで見かける有名な建築家に設計して欲しいという方は、建築家の事務所へ。
ご近所で建てられている家が気になれば、その現場監督さんへ。

また、各都道府県には建築士事務所協会という団体があります。
所属事務所の名簿を見ることができ、建築相談会というものがあります。
こちらにお問合せすれば、近くで営業している建築士事務所を紹介してもらえます!

読んでくださって、ありがとうございます。 感謝感激です。