猫と暮らす その34 システム

夏休みの宿題は計画的にやらない方だった。
そう、『コツコツ』というのが苦手だ。
だからというわけではないが、前回の33から随分と時間が経ってしまった。
面倒くさいと夏バテのダブルパンチだったということにしておいて欲しい。

そんな前置きはさておき、猫ズと暮らし始めて9ヶ月。

彼らが傍にいて生活することが見事に普通の日常に溶け込んだ。
いない生活も想像つかなくなりつつある。
もう猫様中心。

9ヶ月の共同生活を経てやっと二匹とも触れるようになってきた。
(ムッシュはまだほんの少ししか触れることができないけれども)

日々のふれあいの中でマダムの変な癖を見つけた。

すり寄ってきたときに触れたり、抱っこされると嫌がるくせに、下ろした瞬間に撫でてほしいモードになるのだ。

  <人>   |  <猫>
抱っこする   | 居心地の悪そうな顔
しばらく抱っこ | どうしていいかわからない顔
更に抱っこ   | 抱っこに飽きて動き出す
抱っこ解除   | 地面に降りて伸び
静観      | なでてほしくて横になる

何回か実験してみた結果、ほぼこの流れになる。
抱っこが撫でられたいスイッチを押すシステムらしいのだ。

抱っこが嫌いな猫がいるというのは知っているし、マダムもそんなに好きではないのかもしれないが、嫌なことから開放されたら撫でて欲しくなるっていうのもどうかなと思う。

「抱っこ我慢したから、今度はこっちの気分を良くせよ」といったところなのだろうか。

まぁ、コチラとしては触れるならなんだっていいから撫で回すんですけどね。


2018.5生まれの2匹の猫ズとの生活の出来事、おもひで。 ハチワレのオス ムッシュ キジ白のメス マダム はじめての猫、はじめての多頭飼い。手探りの共同生活で気づいたことや思い出のログとして、駄文を書き留めています。