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職場に「グロービッシュ」を! 〜 ビジネス英語攻略 その③

孫正義氏の英語

あなたは、ソフトバンクの孫社長が話す英語を聞いたことがありますか?
孫社長は、世界を股にかけ、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなど名だたるトップ経営者と交渉を行ってきました。

そして、その時に話されている英語が、まさしくグロービッシュなのです。
次の孫社長のスピーチを聴いてください。

Masayoshi Son of Softbank: Mobile Goes Broadband Part-1



最初の約1分のスピーチは以下の通りです。

By the way, today’s topic is  ”Mobile goes to Broadband”.
We are the company started mobile phone, no, Broadband in Japan, which is the lowest cost in the world and the highest speed in the world.
So when NTT had monopoly situation for their broadband, we challenged as completely new little kid on the rock(s).
And anybody said in Japan that we were crazy.
Later on, we found out that we were crazy also by ourselves.
(注)on the rocks = (状況などが)危機に瀕して

〈和訳〉
ところで、本日のトピックは「携帯電話はブロードバンドへ移行する」です。
当社は携帯電話事業、いや、ブロードバンド事業からスタートした会社です。そのコストは世界で最も安くて、スピードは最も早いものです。
そして、NTTがブロードバンド事業を独占していたころ、我々はまるで、よちよち歩きの危なっかしい子供でした。それでも戦いを挑んだのです。
日本のあらゆる人から、(ソフトバンクは)常軌を逸していると言われました。その後、たしかに常軌を逸していたことに自ら気がつきました。


いかがでしょうか? 欧米人の英語と比較すると、とても聴き取りやすいと感じるはずです。
なぜなら、孫社長の英語は、グロービッシュの以下のルールをすべて満たしているからです。

• 単語が中学校レベルの簡単なものばかりである。
• 文法については、複雑なものは使われていない。
• 発音は欧米人のような流暢さはないが、アクセントは正しい。


孫社長の英語は、グロービッシュのお手本といえます。同氏がスティーブ・ジョブズと交渉を重ね、iPhoneの独占販売権を獲得した話はあまりにも有名です。その交渉現場において、どのような会話がなされたかは知りえません。

しかしながら、想像はできます。孫社長は、スティーブ・ジョブズの目をまっすぐ見つめ、その熱い想いを語ったはずです。ただしその言葉は、流暢な英語ではなく簡単な単語を駆使したものだったことでしょう。それでもスティーブ・ジョブズの心を動かすだけのパワーに溢れていたに違いありません。



あなたは、「ビジネスで使える英語」、「自分の考えをしっかり相手に伝える英語」を習得したいと思いませんか? それならば、今すぐにグロービッシュをマスターすることです。グロービッシュは、あなたの仕事を助ける力強い味方になってくれるでしょう。

最後にグロービッシュについて書かれた書籍をご紹介します。

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